信州ツーリング 4 Final                   1995.7.21〜7.24

1995年7月24日

7:00起床。例によって食パンをバーナーで焼いてバターを塗り朝食とする。ドリップ式のコーヒーはもう無くなっているので、今朝は夕べ仕入れた牛乳でパンを流し込む。キャンプツーリングも四日目になるとさすがに疲れてくる。我ら二人ともあまり会話がない。最後の記念写真をそれぞれ愛車にまたがり撮影する。

宿毛キャンプ場にて


8:20最後のキャンプ場を後にして、一路家路へ向かう。

 国道156号を岐阜へ走る。いよいよ梅雨が明けたようだ。岐阜市内ではカンカン照り、終盤になってようやく夏になるとはよくよくついてない。岐阜は遡ること20年、学生時代に従兄弟を頼って遊びに来たことがある。金華山から夜の夜長瀬通り、信長の建てた岐阜城、歴史のある城下町で面白い街だ。しかし暑い、情緒に浸っている場合ではない。ここは素通りだ。


 関ヶ原まで上江洲と一緒に走ったが、ここで彼は名神に乗るとのこと。私は琵琶湖を回って京都経由で帰ることにし、ここでお別れとする。お互い家に着くまで無事を祈って、とりあえず今回のロングツーリング万歳!!で別れる。


 11:40彦根城着。暑い(;-;)。生憎彦根城は修復工事のため見学はできない。ちっちゃなお土産屋でうちと職場の土産を買う。先を急ごう。


 彦根から湖岸沿いに南下し、琵琶湖大橋を渡る。ここから亀岡までのショートカットとして、国道477号を目指す。この国道は初めてである。何度か道を間違えつつ、うっそうとした国道477号へ入る。こっ、これが国道か!!幅は4m程度、所々ダートになっている。両サイドは杉木立。すれ違う車もバイクもない。ところが途中で、どこかの養護学校の生徒の一群に出会う。もちろん先生が引率しているが、この近くのどこに学校があるのか不思議だった。


 477号の頂上は花背だ。ここからは一カ所だけ遥か京都市内が眺望できる場所がある。この絶景が見れただけでもこんな危ない峠を走った甲斐があるというものだ。やはりここからの眺望を求めに来るバイカーがいる。彼はスクーターだったが、その方が確かに走り易い。


 峠の下にこんなところに?というような割と雰囲気のいい喫茶店があった。果たしてここに毎日何人の客が来るというのか?知る人ぞ知る喫茶店だ。しかし奥さんが若くて可愛かった。山菜ピラフを注文して遅い昼食とする。


 この花背というところは昔スキー場があったという。今でもスキーができるシーズンがあるそうだ。町中には渓流が流れていて、魚釣りにもいいし避暑にも快適なところである。京都のかなりはずれにこんな素敵な町があるとは初めて知った。


 食事を終えいよいよ家までのラストラン。これからは毎度の道、勝って知ったる道筋である。亀岡から能勢を経由して17:05無事帰り着いた。

本日の走行距離 292km

 総走行距離 1,123km