信州ツーリング 1        1995.7.21〜7.24

1995年7月21日

 まだ梅雨が明け切らない曇り空を恨めしげに睨みながら、午前7時10分前途の無事を祈りつつ出発する。近畿舞鶴道を三田西インターで乗り、途中西紀サービスエリアで今回のツーリングの同伴である上江洲と合流する。彼も立派に合羽を
着ている。いや〜、先が思いやられる。

舞鶴で国道27号に乗り、一路敦賀を目指す。相変わらず雨がしょぼしょぼ降ってい越前岬る。昼食は越前海岸沿いの東屋で持参した即席のうどんを食べる。ところがアルミのパックの底に穴が空いていて出汁が流れてしまう。仕方なくバッグからアルミ鍋を取り出して、それに出汁を移して沸かすことにした。ついていない時はこんなものだ。

 午後からやっと天気も回復してきたと思ったら、今度はカンカン照り。国道8号から鯖江市を通過し福井市へ向かう。近くに「日本一短い手紙」で有名な越前丸岡町がある。福井市は素通りし勝山市へ向かう。このあたりで今夜の野営地を確保しておかなければならない。4時前後に到着できる範囲として、今夜のキャンプは白峰温泉の「緑の村キャンプ場」に決めた。電話の応対もよかった。


白峰温泉1620キャンプ場に到着。早速温泉場を探す。バイクで2,3分のところに村営の温泉があった。施設がきれいでお湯も透明な良い温泉だった。500円。






 今夜の夕餉の材料を近くのコンビニで仕入れ、上江洲と酒盛りの宴会に突入する。しかしどうも空模様がすっきりしない。既に7月も20日を過ぎているというのに、まだ梅雨が空けないのか。二人ともしこたま酔っぱらい、空を気にしなが
らシュラフにもぐり込んだ。白峰キャンプ場

 ところが、深夜に土砂降りの雨で目が醒めた。こんな時はとにかくテントの中でじっとしている他無いと思い、うつらうつらしていると底から雨が浸透してきた。テントの下に敷いたブルーシートが雨を集めていて、テントの中は水浸しになった。シュラフも濡れてきたので、どこか避難できるところはないかと合羽を着て場内をうろついていると、バンガローのドアが開いているではないか。しめた!と思いドアを開けるとなんとよその家族が寝ているではないか。ちゃんと扉ぐらい閉めておけよ。 テントの中の水をかい出して、濡れないようにロールマットの上でまんじりともせずまどろんだ。

 そんなこんなで、キャンプ初日の夜は睡眠不足で疲れが取れなかった。

本日の走行距離 336km