富士登山その7

砂走りで忙しい

砂走りとは、文字通り砂地を走りながら下るのです。
走ろうとしなくても砂地ですから自然と歩調が走りになるんです。

まぁその忙しいこと。高低差300mを一気に下るって感じでしょうか。

それにしても登りはしんどそうなM君、下りはえらい元気なこっちゃね。
わたしゃ逆に下りの方が厳しいっす。

宝永火口
砂走りが終点を迎えると、江戸時代の宝永年間に噴火したという宝永火口へ降りて縦断します。

下から吹き上げる風の強いこと!尾根にいると吹き飛ばされそう。体重がやや重いのがこういう時は幸いしています。

突然大きな岩が転げ落ちてくるのが見えました。岩は火口の底で止まるので安心ですが、途中でも大きな岩が頭上にあって、あんなのが落ちてきたらと思うとぞっとします。

まるで「砂の器」みたい



宝永火口を下っていく姿です。顔に直射日光を受けないように、日本手ぬぐいでほおかむり。格好なぞ気にしておれません。

それにしても風が強い。この姿を見ると、映画「砂の器」に似たようなシーンがありました。

登山を終えホッとする面々
10時43分下山。

なぜか道中の写真は省略され、一気に駐車場のシーン。さもありなん、もう皆くたくたです。暑いし体力は限界だし、写真なぞ撮っている余裕はありません。

わたしなんぞ、もうしゃべる気力もありません。はよ車のエアコンをぶ〜んとかけて、寝かしてくれ〜。

クアハウスでホッとしてます

またまた飛んで、ここは河口湖近くのクアハウス。
富士山登山ツアーの帰りに寄るコースになっているようです。

汗と埃を落としてさっぱりした後、ビールをくぃ〜と一気飲み。たまりませんなぁ、これは。
砂丘に水をまくように、なんぼでも胃袋に吸収されました。