奈良洞川(どろかわ)キャンプツーリング Part2

1996.5.2-5.3

5月3日

7:00起床。少し二日酔いの気持ち(!_+)掛川君はもう既に出発していない。持参のドリップコーヒーを2杯分湧かして、食パンをガスであぶりトーストにする。これは毎度の定番朝食。ゆで卵でもあればいいのだが、卵は割れるとパニックになるからキャンプには持っていかない。

上から入れて下から出して、身軽になったところでテントを撤収する。さて今日のコースであるが、私はオンロードでも走れるという近所の行者環林道を走りたい、彼は白浜へ回ってもう一泊するということで、今日も別行動することとなった。

さあ、行者環林道へ
8:45今回はちょっと遅い出発となってしまった。夕べの酒盛りが効いたようだ。
いったん国道309号にに出る。このあたりは天河弁財天で有名な天川村だ。でも寄らない。国道の分岐点でU氏と別れる。ここから309号を下ると間もなく行者環林道にさしかかる。その手前にミタライ峡という渓谷があって、寄り道する。ここもひとつのビューポイントだ。

林道に急ぐ。曲がりくねった山道を登っていく。路面はアスファルト舗装してあるが、小石がごろごろ転がっていて注意しないと乗り上げてハンドルをとられてしまう。道幅は比較的広いが片方は谷底である。はずして落ちれば最悪。昔、熊野の修験者たちはこんな山道を題目を唱えながら駆けずっていたのだ。私はというと、鼻歌を口ずさみながらバイクで登っている。宗教を深く考えることがない身にとって、この林道は単なるバイクで走る林道にすぎない。

行者ではないが登山者と出会う。どこを拠点にしているのかと思うくらい大勢の登山者である。たぶん麓までバスで運んでもらい、反対側で迎えてもらうのだろう。あとで地図を見ると和佐又山とある。このルートは登山愛好家のルートのひとつではないか。行者環岳から大普賢岳へ連なっている。横着な私にはほとんど興味がない。

バイクは標高を重ねながら、それに比例して見晴らしも良くなる。

峠の頂上の長いトンネルを抜けると右に大台ヶ原へ抜ける分岐道に出る。大台ヶ原は去年の今時登ったので今回はパス。国道169号を吉野町へ向かい、あとは奈良、和歌山からの帰りの決まり切ったコース、御所市から大和高田市を経由して香芝サービスエリアへ。西名阪から近畿道、中国道へ乗り、昼食もとらずに14:00自宅着。

今日はなんともあっさりした行程だった。一泊ツーリングはどうもせわしないものだ。連泊ツーリングへの憧れがますます強まった今回のツーリングであった。
                           本日の走行距離 216km                                    合計       406km