1999.4.17. Sat. その1

週間予報では土曜日から雨となっていたが、どうやら今日は保ちそうだ。しかし明日の日曜日の降水確率は80%だという。とはいっても、出発時点で雨が降っていなければ、指をくわえて中断するわけにはいかない。
翌日が雨だというのは覚悟の上で強行することにする。
近所のF氏の家の前に7時に待ち合わせ。毎回少し遅れ気味なので、今回は前日からバイクに荷物を積んでおいたので早く出発することができた。

700中国神戸三田へ突入。前方東の方角はどんよりとした曇り空。「あ〜、昨日はすんごく良い天気だったんだがなぁ」と嘆きながらも時速100キロの巡航速度でひた走る。
これからはいつものコースで、中国から近畿道へ回り西名阪道路へ。松原料金所では恒例の渋滞を側道すり抜けでパス(^_^)
しかし道路標識で香芝付近で事故のため10キロの渋滞とのこと。案の定松原を過ぎてしばらく行くと渋滞の最後尾が見えた。ここも側道すり抜けの術。とはいっても、内心取り締まりがないかびくびくしながら走っているのだ。
ところがどうだ、この渋滞は生半可な長さじゃない。延々と続いているではないか。こんなのにまともに付き合っていたら伊勢到着は夕方になってしまう。

あ〜らよっと側道をゆっくり走りながら、なんとか渋滞の先頭にまでたどり着いた。
そこでは既に事故車を取り払って路面の清掃をしていたが、それにしても二車線の道路の一車線をふさぐだけで良くもあれだけの大渋滞になるものだなぁと感心しきり。ボトムネックを過ぎると、我慢していたうんこが一気に出るように、どの車もものすごいスピードで走っていく。そりゃそうだ、渋滞の最後尾からこのボトムネックに達するのにおそらく2時間はかかっているだろう。
さぁ、それはほっといて目指すは針インター。835、針インターで降りる。U氏はまだ来ていない。彼とは以前ここで待ち合わせて一向に現れず、一人で決行したことがあった。後で高速でパンクしたため断念したとのことだった。
まさか今回もパンクではないだろうな。

10分ほど待ってU氏現る。
ここまで1時間半ほど走っているので、すぐ近くの喫茶店でコーヒーブレイク。ここで今夜の豪華料理の食材である伊勢エビをキープするために、いつもの海鮮問屋の「山吉」さんへ電話を入れる。
「山吉さん、伊勢エビのボロありまっか?」
「へい、ありますよ」
「ほな、3時過ぎに着くからちゃんとおいといてね」
(注)ボロとは伊勢エビの足やひげが取れて、ちゃんとしたお店に出せないもので、値段を安くしているのである。

休憩で元気も復活してきたので、先を急ぐことにする。前回の97年秋の伊勢ツーリングでは道中室生寺から曽爾高原を見て回ったが、今回は早めに着きたいので寄り道は無し。            続く