北海道ツーリング | |||
1997.7.18-7.26 |
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7.25(Wed) 4:20いつもと変わらない時間に目覚める。さすがに周りは静寂の世界だ。いつもと同じようにコーヒーをたてて、パンと牛乳で朝食。夕べ小物は既にパッキングしているので、荷造りはそう時間はかからない。トイレで身を軽くして、テントの撤収に取りかかる。早朝はいくら涼しいといっても、ばたばた動くと皮ズボンの下は汗をかく。走り出すと汗は引いていくので、今しばらくの辛抱だ。
富良野から国道38号へ。また二桁国道である。早朝にもかかわらずやはり車が多い。特にトラックが目立つ。このような国道は物流の重要な幹線なのだ。しかし今や寄り道する余裕はない。一目散に高速道路を目指す。 芦別市を過ぎ赤平市に至る。このあたりは書き残す材料がない。天気は薄曇りであまり良くない。道央自動車道の滝川インターを上がり、一路小樽を目指す。天気はすっきりしない。風も強い。時折雨がぱらぱらと落ちてくる。小雨なので合羽も着ずただひたすら走る。札幌市内を通過すると車がさらに増えてきた。おそらく出勤のマイカーであろう。札幌から札樽自動車道に入る。右手に日本海を見ながら、銭函を過ぎ8:57小樽運河に着く。 今回のツーリングでは、フェリーの基地である小樽は全く見ていない。小樽も一日時間をかけてゆっくり回りたかったのだが、とにかく広大な北海道を存分に走りたいという気持ちがあったので、小樽はまた次回においておこう。この時間になると小樽運河周辺は本当にたくさんの観光客が集まる。賑やかな町だ。9時を過ぎたのでそろそろフェリーに乗船しなければならない。小樽運河を写すに絶好のアングルで一枚記念撮影。さらに、乗船前にターミナルの前にあるローソンでカップ麺やパン、にぎり鮨、ビールなどをしこたま買い占めた。行きのフェリーで高い食事をしたので、帰りは節約だ。
9:18いよいよフェリーに乗船する。バイクの数は行きよりかなり少な目だ。羅臼の相泊温泉、屈斜路湖のコタン温泉、美幌峠で行くたびに出会った京都からの若いライダーが、またもフェリーのバイク置き場で隣り合わせになった。 能登半島付近を通過する頃からフェリーのピッチが上がって、アナウンスでは舞鶴には定刻の4時間前の午後1時に着くという。台風が上陸する前に入港しようという算段だ。有り難いことだが、スピードアップができるなら、30時間のフェリー滞在が20時間くらいにできるのではないか。エンジンへの負担など、諸々の理由があるのだろうか。 7.26(Fri) 外は今にも泣き出しそうな天気。1時頃に入港するというので、朝からぼちぼち荷物をまとめる。1時前に接岸。車と徒歩から先に下船し、バイクが降りたのは1時過ぎ。あー、無事本土に足を着けることができた。つい1週間前にここから旅立ったことを思い返すと、なんと時間の経つことの早いことか。楽しいことはいつもこんなものだ。下船前に自宅に電話すると風は強くなってきたものの、まだ雨は降っていない模様だ。舞鶴でもまだ降っていないので、何とか家までもつかなとそのまま発進する。ところが舞鶴を出たところでやっぱり雨が降ってきた。国道沿いの家の軒先を借りて合羽を着る。篠山町を過ぎたあたりで土砂降りになり、また風も強くなった。とにかくうちに帰ればゆっくりできるという一念で、休憩もとらずわが家を目指す。
最後まで熱心にご覧頂いた方々に深く感謝いたします。 |