北海道ツーリング 1997.7.18-7.26 | |||
7.18-7.20 |
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1997.7.18(Fri) どうやら梅雨は明けたようだ。昨夜まで降っていた雨がやんで、初めての北海道ツーリングの門出を祝ってくれるかのように青空が広がってきた。かの地北海道でもこんな天気が続いてくれること、そして無事にマイホームに帰ってこられることを祈って、18:47愛車CB400SFのイグニッションに点火する。さて一路舞鶴へ。 21:02舞鶴港着。すでに50台以上のライダーが乗船を待ちわびている。 1997.7.19(Sat) 7:05目覚める。外は澄み切った快晴。このまま北海道まで持っていきたい気持ちだ。やはり寝床が変わると睡眠が浅い。コンビニで買ったパンと牛乳で朝食。フェリーの上では時間がゆっくり流れる。デッキでボーとしたり、430メガのレピーターで無線をしたり、またラウンジでビデオを見たり、のんびりとした1日を過ごした。こんなに時間を贅沢に使うのは本当に久しぶりな気がする。
フェリーでは食事が楽しみの一つで、食堂のオープン前には入り口に行列ができる。ただし、お世辞にもおいしいとは言えない。値段も高めである。明朝が早いので、早風呂に入って今夜は早く寝ることにする。食堂でビール、かしわの煮付け、マーボ茄子、やっこ、野菜を取り、ウイスキーを追い酒にして眠りの準備にかかる。 19:38就寝。 1997.7.20(Sun) 2:30船内放送で下船の準備をするようせき立てられる。夕べは8時前に寝たが、睡眠は浅い。まだ暁の3時だというのに、船内は上陸を待ちわびる人達でやや興奮気味である。4:26いよいよ北の大地に乗り入れる。小樽市内に向かう者、近くのローソンで朝食をとる者、一目散に小樽を離れる者、様々なルートがある。とにかく札幌を目指して走ろう。国道5号を東進する。併走するバイクが多い。 札幌の市内に入ったところで大きな交通事故の現場に遭遇した。たぶん居眠り運転だろう、信号機の手前で大型のトレーラーに乗用車が追突している。運転手はすでに救急車で心臓マッサージの施しを受けているそうだ。助手席には男性が血まみれになって救出を待っている。まだ息はありそうだ。出発前にいやなものを見てしまった。しかしこの惨劇ををこれからの運転の教訓にしようと、プラス思考に転換してその場を去った。 6:22札幌市内の吉野家で納豆定食。出すものも出して身軽になったところで、さてこれから今日のルートである夕張方面を目指すこととする。国道12号から道道38号に入る。7:20岩見沢通過。メープルロッジでしばし休憩。少し先に万字温泉の看板が見えた。ツーリングマップルには載っていない。入浴料は500円。8:10中に入ると若い先客が2人いた。ここは温泉旅館になっていて、夕張に近いことから炭坑での道具類がガラスケースに陳列してあった。 夕張市に近づくと国道から少し離れたところに大きな観覧車とジェットコースターが見えてきた。どうやら遊園地のようだ。勿論早朝なので人っ子一人いない。夕張市内に入るとメロンを売る店がそろそろ準備を始めている。とりあえず自宅に小ぶりのメロンを2個送った。送料込みで7000円。おばちゃんがサービスで2切れくれたが口の中でとろけるような甘さだ。 「幸せの黄色いハンカチ」のロケ地に行く。地元の有志がロケ現場を保存しており、撮影で使われた車(マツダのファミリア)も建物の中に残してある。また、最後の感動の場面にある万国旗のような黄色ハンカチも風にたなびいている。
12:00穂別で昼食。ぎょうざならぬぎょうじゃラーメンを食べる。ぎょうじゃとはこのあたりで採れる山菜で、ニラのような味がする。ホクレンで燃料と緑の旗を仕入れ、さてお互い満腹になったところで先を急ぐ。 国道274号日勝峠を軽快に走り、13:00十勝清水を通過。274号から道道85号へ入る。14:05扇が原展望台で帯広平野を一望し、然別湖へ急ぐ。この時間ではとてもオンネトーまでは行けそうにない。初日早くから走ったので、今日は早めにテントを張って早く寝よう。予定を変更して今夜の野営は糠平国設キャンプ場とする。 15:00糠平国設キャンプ場着。林間の静かなキャンプ場だ。すでに色とりどりのテントが並んでいる。バイクが横付けできないので入り口の一輪車に荷物を積んでサイトまで運ぶ。テントを設営してから、近くの旅館「湯元館」で露天風呂に入る。帰りにちっちゃなお店で買い物をして、夕餉の準備にとりかかる。この頃にはサイトは満杯状態になる。今夜のメニューは湯豆腐、焼き鳥、トマト、桃の豪華版。おいしく頂いている最中にまたぽつぽつ雨が降り出した。急いで食事を終えテントに隠れる。テントの中でまた飲み直して、7時に爆睡。 本日の走行距離 346km
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