六甲山石楠花山ハイキングその3

2005.9.18

石楠花山の展望台からはほどんど下り坂。
途中徳川道の案内板あり。幕末に海外から入国した外国人と参勤交代の行列とが衝突しないよう、幕府側が神戸の住吉から明石まで山側のルートを参勤交代用として開発した道だそうな。結局徳川幕府が倒れ新政府が樹立されたため、この参勤交代用の徳川道は無用の獣道と成り下がったものだそうです。
それにしても、こんな起伏の激しい山道を歩かされる当時の武士町民はえらい迷惑ですわね。
14:30、布引の滝までもう少しのところの河原で休憩。この辺りは市街地に近いことから、家族連れが多いのです。この下には堰堤があり、「蛙飛び込む水の音」ならぬ、人が飛び込む水の音が聞こえます。
徳川道の案内板 布引の滝の上流で一休み

この堰堤から下の水面へ飛び込むのです。水面まで4〜5メートルはあるでしょうか。どこの世界にも、水たまりがあると無性に飛び込みたくなる酔狂な人がいるもんですね。 布引の滝の上流にある五本松堰堤。聞くところでは、土木雑誌にも掲載されている近代土木遺産だとか。工事用の資材を運ぶのに苦労しただろうな…
堰堤 五本松堰堤

16:30、新神戸の南にある二宮温泉へ。ここでハイキングの汗を流し、夜の宴会コースへ移ります。風呂から上がった時点で皆喉はカラカラ。これをじっと我慢してお店までひたすら歩きます。 19:10、このお店はウェイトレスのお姉さんが乾杯の発声をしてくれるサービスがあります(これもサービスって言うのか分かりませんが)。でも、当日はなぜか女給さんも忘れていたのか、こちらが催促してやっと気が付いて、以下のとおりの「カンパ〜イ」となった次第です。
二宮温泉 乾杯

このお店の風変わりなメニュー「ゴジラの卵」。タケノコのような姿は焼き飯を固めたものです。この焼き飯を崩すと、中にゆで卵が入っているのです。光っているのは花火です。ゴジラが火を噴いている姿を模しているのでしょうか。火が消えた後、針金を持って抜こうとして火傷しました。 山登りの疲れも杯を重ねるに連れアルコールで麻痺していき、どこにエネルギーが隠れていたのかと思うくらいの盛り上がりになりました。
かくして20:30、初秋の六甲山ハイキングはいつものとおりの飲み会で幕を閉じたのでした。
皆さん、お疲れでした。

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