れっつら香港(澳門もね!)
2003年12月1日から5日まで、義朝今度はマカオ・香港へいってまいりました。
人数も個人旅行では今までで最大の6人!…はてさてどうなりますことやら。
1HK(香港ドル)=だいたい16円(2003年12月現在)
マカオ・香港旅行記
一日目の記録
二日目の記録
それ以降の記録
一日目の記録
香港に行きましょう! と、ちよまさん、おにーさんの御夫婦にお誘いいただいたのはいいんですが
色々あって結局私の友人3人、きゅうさん、きゃささん、ちえさんも一緒に行くことに。
旅行出発数日前に「何泊だっけ?」と聞いてくるようなステキな方々と一緒で本当に無事日程を消化できるんだろうかと戦々恐々になりながらもその日は来た……
私と友人の四人(以降便宜上『子供組』と表記
←てめぇいい年して何が子供だ!
)は地元から直通バスがあるのでそれにのって関空へ。
予想到着時刻は待ち合わせの時間より若干早かったので
「じゃあ、向こうで待っていますね」
と言ったのにバスが遅れて結局待ち合わせ時間より遅れている義朝達。
初っ端から不安が吹き荒れる(爆)。
いやぁもう朝ご飯食べる時間もないかと思いましたよ。←義朝はおにぎり持参で空港に行っている
まあそれはさておきとりあえず出国手続きをすませて……あれ、空港使用料が航空チケットに含まれている?
じゃああの改札みたいなのはもうないの?
知らないうちにシステムが変わっていてちょっとショック。←浦島太郎
免税店でいきなりお土産の煙草を購入するちえさん。
……お土産って普通行った先で買うもんだよなあ……。
はっ! そうか! これは「お土産」ではなく「お使い」なのね!
と自分を納得させて飛行機へ。いざ香港!
ちなみに余談ですが今回使用したのはキャセイパシフィック。
食事の後にハーゲンダッツのアイスが配られたのを見て異口同音に
「ハーゲンダッツ……」
と呟いたのはきゅうさんと私の貧乏人二人。キャセイバンザイ。
さて、香港のなんやらいう空港(名前くらい覚えとけ)に到着。
まだSARSの影響さめやらぬ香港では入国時にサーモグラフィで発熱チェックまで行っていたりします。
まずは空港で両替。
荷物をひきずりつつ何より先に香港での交通の要となるオクトパスカード(って名前だったと思うんだけど)を購入。
まあ行ってみれば日本のICOCA、SUICA、ピタパ…と同じチャージの出来るカードです。
コンビニでチャージも出来ますしカバンの底にいれたままでも改札を通れるので大変重宝いたしました。
初期チャージ料金が200ドル…だったかな(いいかげん)。
さて、さっそくこのカードを使ってバスにのりマカオへの港へ向かう事と致しましょう。
2階建てバスですよお客さん!←落ちつけ
ちなみに香港のバスはほとんど2階建てバスでした。
で、港から今度は船でマカオへ。
さっき香港に入国したばっかりなのに早速出国して今度はマカオです。忙しいなぁ。
で、この船なんですが…
小さいのはいいんです。外から見てもあきらかに激しく揺れているように見えるのは私の気のせいでしょうか?
答え:気のせいなんかじゃありませんでした
乗っても普通に歩くのが難しいくらいにスバラシイ横揺れっぷり。
久しぶりに船酔いしましたよ、私……。
船が動き出したらそんなでも無いんですが如何せんそこまでがひどすぎて。
船の中で入国審査カードやらを書かなければいけなかったんですがフラフラだったんで自分の署名部分以外はちよまさんに書いてもらいました。ありがとうございます〜。←ちなみに帰りも
一時間ほどで船はマカオへ到着。
わー近いなぁ。
ちなみに義朝、来るまでマカオは香港の一都市だと勘違いしていたんですが違うんですねぇ。
マカオは旧ポルトガル領、香港は言わずと知れたイギリス領。
その文化もかなり違います。近いけど。
ホテルからの送迎バスに乗ってとりあえずホテルに。←送迎バスに乗ってるんだからそりゃそうだろう
部屋割りは子供組でグッパで決めて(まさに子供!)。ちなみにきゃささんと同室。
ところでこのホテル「新麗華酒店(シントラホテル)」、アメニティグッズはもちろん、なんと
ドライヤーがありますよ!
ちょっと感動。シャワーはハンドシャワーではありませんでしたが。
荷物を置いて一休みしてから晩御飯にレッツラゴーと。
どこに行く、って行っても全然わからんのですりこみされたヒヨコのようにちよまさん夫妻のあとをピヨピヨ付いて行きました。
バスにのってタイパ島官也街へ。
ピノキオ、というマカオ・ポルトガル料理の店なんですが
表記が「木偶萄國餐廳」。
おもわず「デク……」、とつぶやいてしまう子供組(笑)。
好きなものを1品ずつ注文して分けよう! といこうことで
青菜のスープ、鳩のロースト、ムール貝、エビのサラダ、ウナギ、なんやらいうタラのコロッケみたいな…(←覚えておけよ)、それとパン。
全体的にニンニク臭が素晴らしかったですが味はよかったです。
ポルトガルチャーハンは、…具にソーセージが入っているのがポルトガルなのかしら(笑)。
全員でがつがつと完食。
その後は周辺を腹ごなしがてらにうろついてみる。
蛋巻なるものがあちこちで売ってますね。…これ、何?
どうやらお菓子のようで。薄焼きのクレープみたいな生地にココナツなどの具をいれたり、入れなかったり。
試食に貰ったのを食べてみたらルマンドみたいな感じで美味しかったのでついつい購入。
腹ごなしとかいいながらまた食べてどうする義朝(笑)。いいの! 試食だから!
あたりを散歩している猫を追い掛け回したりしてから(ネコいい迷惑)、再びバスにのりマカオ中心部へ。
セナド広場をちょいとうろついていたら露店でマンゴスチン発見。ちよまさんたちがこれを購入。ホテルに戻り、荷物を置いた後は……
今度の目的はそう!
カジノ! カジノ! カジノ!
←落ちつけ
マカオといえばやはりカジノでしょう!
と、いうわけで東洋最大のカジノと謳われるリスボア萄京酒店へ。
ホテルの経営するカジノです。ちなみにマカオのカジノは映画やらでみるようにドレスアップした兄ちゃん姉ちゃんもいないし、バニーガールもいないし、いかにもな白スーツのギャングもいません。
そこいらのおいちゃんおばちゃんやらがちょいと普段着で遊びに来たような感じです。
ただ、熱気と人出はすごい。
広いカジノの中はみっしり、人。人。人。
とりあえずカジノに来たんだからちょっと位は遊んでいかんと何しにきたのかわからん、ということでまずは大人しくスロットを。
現金をコインに替え……って、これも現金じゃん!(笑)
そんなわけでスロットに使うコインは2ドル貨幣です。
100ドルをすべて貨幣(50枚)にしていざ挑戦。
ちなみに、1回ボタンを押すだけでスロットが全て止まるので目押しは不可能。
スバラシイ勢いで吸い込まれていくコイン! 洗面器(に見えた)に入っていたコインが見る見るうちに消えていく……。
横でヒマそうなおじさんがなにやら(おそらく広東語)「おしいねぇ、これが一段下だったら…」見たいなことを一々いってくる。
あっという間にもうない…と、思いきや残り2枚の段階でいきなり40枚の当たり。
その後も10枚、2枚の当たり等をちっくりちっくり打ち出して最終的には54枚に。
まあ、スタート地点より増えたからいいか、とここでスロット終了。
次は…と見たら
ちよまさん、おにーさん、きゅうさんは「大小」をやっていた模様。
(スロットは残りの三人で興じていた)
大小はマカオカジノを代表するゲームの一つ。
ルールは簡単。
サイコロ三つを振ってその合計値を当てると言うもの。
3〜10が「小」、11〜18が「大」と言うわけ。
さらに細かく合計値がいくらかになるかかけたり、さいころの目を当てる、というのもできる。
きゅうさんたちは大・小にかけていましたがやはりここは目で勝負!
と、いうわけで早速こっちにも参戦。
まずは4の目にかけてみましょう。…ちなみにこの大小ではかける額の最小単位が100ドル……さっきのスロット分が一瞬で消えるわけであります(合計値だけは50ドルも可能)。
つぼふり(日本人にはそう見える)をした後2分以内にコインもしくは現金をかける目のボードの上に置く。
さらっとかいていますが先ほど言ったように凄い人なのでボードにコインを置くだけでも義朝、必死(笑)。←腕が短いんで届かない
結果は……なんと、サイコロ3つ中2つの目が4! 配当倍!
一気に100ドルが300ドルになりました!
調子に乗って更に挑戦。
次は5の目に100ドル。これも勝って結局100ドルの元手が408ドルに増えました〜(喜)
やはりテーブルそれぞれによって大きい目が出やすいテーブルなど個性があるのでそれを判断してから賭けるほうが有効ですね。
ありがとう、ちよまさん(人の情報を利用するヤツ)。
本日の戦果は私の他にちえさんが120ドル勝ったんだったかな?(人のことになると途端にいいかげん)
ほくほくとホテルに戻る。
長すぎる初日はここまで。
二日目の記録
おはよーっ!
家では起きられないのに外では早起きできると言うのはやはり怠け者の節句働きと言うヤツですね。
しかも義朝のミスで目覚ましを一時間遅らせるべきところを一時間はやめてしまったせいで
5時にポケサク鳴るし…
(バカ)←香港と日本の時差は一時間です
まあそれはさておき。
朝ご飯は「澳門瑪嘉烈蛋撻店(マーガレット・カフェ・ナタ)」へ。
イートインスペースのあるベーカリーで自分で具を選んでその場でサンドイッチも作ってもらえます。
義朝は鳥とチーズとキュウリのサンドイッチ(8.5ドル)とエッグタルト(5.5ドル)、それにパパイヤミルク(12ドル)の朝食。
エッグタルトは一時日本でも流行りましたねぇ。美味美味。
食後はホテルに戻って昨日ちよまさん達が購入したマンゴスチンをみんなで堪能。
あー、やっぱり美味しいよマンゴスチン! さすが果物の女王様!(至福)
満足した後は観光です。
事前に私は「孫文のお家」ちえさんが「ワイン博物館(笑)」と希望していたんですが、が。
双方共に火曜日定休(爆)。
行けない場所を求めていてもしょうがないので
セナド広場を通り、聖ポール天主堂跡へ。
はい、このうすっぺらな建造物を見てはじめからこうだったと勘違いして皆の失笑を買ったのはこの私です。
(1835年に隣りの学校からの火事の飛び火により正面壁面と階段壁の一部を残して焼失)
この教会跡は階段の上の方にある……
はいっ! マカオまできてグリコをしていたバカはこの私です!っていうか子供組!
(ちえさん発案。ちなみにきゃささんが一等賞)
まだ朝で人が少ないから出来たんですが、そこまでしてする事じゃ無いですね。恥ずかしいぞ!←じゃあやるな
生暖かくちよまさんとおにーさんは他人の振りをなさってました。
上まで辿りついたらそのままモンテの砦へ。
聖ポール天主堂と同じくイエズス会信徒によって作られたもので22の大砲を持つ砦。
砲台はすべて海三方を向いており中国本土へは向いていないのは中国と争う意思の無い事を示す為だったとか。
途中、砂利を敷き詰めたような健康歩道、とでもいうのでしょうか、
裸足であるく場所があり、嬉しがって義朝挑戦したは良いんですが……痛いイタイイタイ!
ツボを刺激するどころか痛くてまともに歩けない状態。
一応最後まで歩いたですがストッキングは破れるは、足は痛いはと踏んだり蹴ったり。
ちなみに他の皆様はそれほどでもなかったのか根性があるのか帰りにも挑戦していましたが私一人だけ帰りはスルーでした……(前者としたらよほど悪い部分ばっかりなのか私の身体は)
見晴らしのよいここで何人か剣舞を行っていました。
太極拳をやっているのは何度か見た事があるけど剣舞ははじめてですねぇ。格好いい〜(しかし上手い人とヘタな人は一目瞭然)。
途中、日向でお昼寝の犬を冷やかしたり休み時間だからか屋上で卓球(?)にいそしむ学生を眺めたり(はっ! 火事になった隣りの学校ってもしやここか!)して帰路に。
多分、このあたりで義順牛公司に入り、牛乳プリンを食べたと思うんですが…イマイチ、記憶が!(爆)
食堂によくある湯飲みのような口の広がった容器に目一杯入った牛乳かんみたいなもんです。
温かいのとつめたいのが選べますがあったかいのは雰囲気茶碗蒸。
冷たい方がいいかなー、個人的には。
近くにあった郵便局で記念切手を購入して、次はきゅうさん御希望の観音堂へ。
ここは壽の形をした盆栽があるらしく、それがお目当て。
バスに乗り、到着したは良いんですが……盆栽、どこ?
中をぐるぐる回って捜したんですがどうにも見つからない。
寺の中で働いている人にガイドブックを見せつつ訊ねたところ
両掌を合わせて顔の横につけ、首を傾ける。いわゆるおねむのポーズ。
…………枯れた、のか……(弱ったので休ませているという解釈も出来ますが私は枯れたんだと思いますねぇ)
で、カフェみたいなところで軽く昼食をとった後(ここのカフェにハーマイオニー役のお嬢さん、…エマだっけ?そっくりのかわいい女の子がいたんですがまあそれはさておき)
マカオを後にして香港へ
……また、あの船に乗るのか……(ゲンナリ)
他の方々に散々迷惑+心配をかけつつ香港到着。
しかし絶対にあの大揺れの船内で入国審査の紙に記入するのは自殺行為だと…。
香港でのホテルは佐敦駅降りてすぐの所にある「新楽酒店(シャムロックホテル)」。
本当に駅降りてすぐ! でしたよ……
正直ここのホテルは代金が安い(ツイン一室料金450HK〜)ので期待していなかったんですが思った以上によかったです。
しかし、きゃささん、「ドライヤーがない」ってそりゃ当たり前(マカオでついていたのが特別)……こっちは「ハブラシがある!」と喜んでるってのに……このお嬢!
腹ごなし+時間つぶしをかねてそこいらへんをうろちょろうろついたあとはお待ちかね(笑)、晩御飯です。
地下鉄に乗って天后へ。都会を若干はずれた場所です。
そこで海鮮料理の店、……あれ? 名前なんだったかな…メモ紛失しました(爆)。
(メモ発掘。『麗東閣海鮮酒家』でした)入り口にいけすがおいてあったりする広いお店です。
ここでの目的は……北京ダック! 当然他にも色々(笑)。
昨日と同じように各自欲しいものを1品づつ注文。
北京ダック、小籠包、白菜のスープ煮、エビ卵がけの厚揚げ、蛇のスープ、チャーハン。
北京ダックは言うまでも無く有名なアレですね。アヒルの皮をスライスしてクレープみたいな薄皮にくるんで食べる。
私、この料理自体は日本でも食べたことがあったんですが、
比較にならないおいしさでした
。コレ食べる為にもう一度香港に行きたいと思うほどに!
ちなみに皮をとったあとのトリはちゃんと調理して出してくれる。これがまた美味しいんだ……
他の品では大ヒットだったのがスープ。クセが無くて滋味が濃くて幸せでした。
ええもうあっというまに飲み干してしまうほどに(笑)。
小籠包は、……正直台湾の方が美味しかったです!←ちなみに注文したのは義朝だ!
で、食後にサービスでフルーツとデザートが。
はじめは同じもの6つかと思いきやよくみると2つづつ3種類ありました。
紅豆沙(ほぼお汁粉)、緑豆沙(緑豆のお汁粉)、黒米沙(黒米のお汁粉。これだけ名前間違ってる可能性アリ)
いやぁ満腹満足。
食後は2階建ての路面電車に乗って移動。
香港といえば……そう、夜景を見に。
ちょうど12月と言う事もあってクリスマスのイルミネーションもたくさんありました。
ばかでっかいツリーもあったりして。
天后は香港島側なので中環まで電車で移動してからスターフェリーに乗ってホテルのある九龍側へ。
ちなみに夜景が綺麗なの香港島。
フェリーから振りかえると見事な夜景が見られるのですが
個人的にクリスマスやらの絵柄を意識したイルミネーションより普通のビルの灯りの方が好きだったり。
本日はこれまで。オヤスミナサイ。
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