義朝のメモリ32MBでもできるきわめていいかげんなお絵かき講座。

瞳、服〜仕上げ




24.瞳を彩色します。
   髪レイヤーと肌レイヤーの間に新しくレイヤー(便宜上瞳レイヤーとします)を作成。
   何故ここに作るかといえば、瞳は肌色より上に塗りますが、前髪より下になるからです。
   まず白目を塗り、新たにレイヤーを作成してグループ化(14と同じ動作です)、エアブラシで白目の影を入れます(図14)。

(図1)



25.黒目の彩色。
(図2)

まずはベタ塗り。
(図3)

乗算レイヤー追加。
(図4)

スクリーンレイヤー追加(左下)。
(図5)

オーバーレイレイヤー追加(左上)。
(図6)

通常レイヤーをもう一つ作って光を入れる。
(図7)

指先ツールで光を調節。
しかしまあ、いつもこのやり方というわけではないです。
そのときの気分によって目の塗り方はいつも違います…(爆)。


   
26.サンダルを塗ります。
   肌レイヤーのにレイヤーを作成。
   肌を塗ったときにあらかじめ処理してあったのでこのように(図8)肌との境目は気にしなくていいです。
   髪だけは肌の上に直接かかるので肌レイヤーより上に配置。だから髪にかかるところは修正しなかったのです。
(図8)

適当に塗っても肌は侵食しない。
関係ないけど爪の形、変。



27.こんな風に濃い色を塗る場合、線との境がとてもわかりづらいので
   一時的にレイヤーの透明度(図9の赤い矢印)を下げて修正処理を行います。
(図9)

△を動かして調整。
(図10)

これで境目がわかりやすくなりました。


28.ちなみに消し残しはバックに今までとは逆に薄い色をいれてみると良くわかります。
   髪の毛の塗りのときにかくべきことでしたが忘れていましたのでここで…(^^;)。
(図11)

サンダルのまわりに消しのこしの黒いものがちらほらと…



29.乗算レイヤーを作成し、影をつけます。
   今回はエアブラシのブラシサイズの小さいものと大きいものを重ねましたが影レイヤー自体は一つです。
   (二重に重ねたりはしてないということですね)
   あまりくっきりしたくなかったので。
(図12)

サンダルの彩色完了。



30.ズボンを彩色します。
   まずは例によって適当に色を塗ります。
(図13)




31.『フィルタ』→『テクスチャ』→『粒状』
   『ぼかし』→『移動』
   でジーパンっぽい感じを出してみました(図14)。
   だけど色調が気に入らないので『イメージ』→『色調補正』→『色相・彩度』で
   色味を調整します(図15、図16)。
(図14)

粒状の密度は88、コントラストは57。
なんか色がイヤ。
(図15)

ちょっと緑を濃くしてみる。色相-47。


32.影は同じ事の繰り返しなので割愛。
   ハイライトを今度はスクリーンレイヤーでなく乗算レイヤーで作成します。
   ズボンのレイヤーの上に通常レイヤーを作成、グループ化します。
   白色でハイライトをつけます。当然そのままだと真っ白であまりに不自然なので不透明度をぐぐっと下げます。
(図16)

不透明度はちなみに18%
(図17)

不透明度100%だとこんなかんじ。


33.腰の布を彩色します。
   髪を塗ったときと同じように先に影をつけての彩色。
   細かい影をつけた後にエアブラシで大雑把に乗算で彩色。
   あとからバックに白をおいて地色としました。
(図18)

ちゃんと白も塗っているのです



34.上着の彩色。
   今回は上着は背景色と同じにしようと思っていたので先に背景色を決定。
   それにあわせて影とハイライトのみを入れて彩色。
(図19)

背景色をそのまま利用。
(図20)

背景がないとこんなかんじ。
ハイライトは白の乗算レイヤー。



35.これで人物の彩色が全て終了。
(図21)

線画を消したらこんな感じ。
記述は省きましたがちゃんと眉と唇も塗っていたのです。



36.では仕上げに入りましょう。
   フィルタで背景にクラッキングをかけ、消しゴムでペケ字をつけてみる。
   移動ツール(図23の赤い矢印)で背景を丸ごと斜め左下に移動。
   これいいかな、ってなところでレイヤーを結合していき、サインを文字ツールでいれて完成!
   このサイズはWEB上では大きすぎるので解像度を下げてJPG、GIF等で保存。
   レイヤーを統合する前にPSD(フォトショップの保存形式)で保存しておき、画像を統合した後で「複製を保存」にしておけば
   もとの画像は残りますので後日手直しも出来ますね(私はめったにやりませんが…)。
(図22)




    完成画像はこちら(192KB)
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