令和3年1月8日

新型コロナウイルス予防について

                     鷺声吟詠会 会長  森 璽 声
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皆さん新型コロナ禍の中、如何お過ごしでしょうか。

この新型コロナ感染症は、最初は大変な不安を覚えたものですが、時が経つにつれ、ウィズコロナという言葉にも慣れ、また、報道で、「そんなに怖くない感染症だ。」という専門家やコメンテーターの言葉を何回も聞くうちに、段々気が緩んできたのではないでしょうか。
 ある専門家によると、人は何時までも不安では居られず、大丈夫だと思いたくなるものらしいです。新型コロナの第一波の緊急事態宣言が発せられたときを思い出して下さい。みなさん怖がって一斉に自粛をし、感染者数も減少に転じました。しかし、二波・三波の時はどうでしょうか。いくら警報を鳴らしても街中の人出は減らなかったでしょう。
 このことを考えると専門家の言った『人は、最初は不安に思っても、しばらくすると不安に慣れてしまう。』ということが良くお解りだと思います。
 今一度、正しく怖がり、正しい情報のもとに正しく対処しましょう。先ずは、自分や家族が新型コロナウイルスに感染しないための対策を考えましょう。

私は、新型コロナウイルス下においては、“感染者が増えたときはブレーキをかけ、感染者が安定すればそっとアクセルを踏んでみる”このようなやり方で、また、集合するときは、正しいコロナ対策のもとに鷺声吟詠会を運営していきたいと思っています。
 特に教室をお持ちの先生方におきましては、あまり長く練習をしないと生徒さんも飽きが来ますし、コロナ対策を十分に行った上、ご指導をお願い申し上げます。
 ちなみに、鷺声吟詠会の理事会では、窓を二ヶ所開け、換気扇を回し、人と人の間隔を開け、各々フェイスシールドを着用して会議と吟の練習をしています。
 もう、皆さん、対処法は熟知しておられると思いますが、私の少ない情報から、気を付けることを書き出しました。参考にしてください。

T.新型コロナウイルスが移りやすい場所  

国の専門家会議によると、次の場合はウイルスがうつりやすくなります。

1. 人と人が向き合って、手を伸ばしたら触ることができるぐらい近くにいることです。

   2. その人と会話などをしばらく続けることです。

3. そこに大勢の人がいて、いろいろな人と会話などをすることです。特にお年寄りや心臓などの病気がある人は、このような所に行かないように気をつけてください。

U.気を付けること

1. 手洗いの励行

  次の行動へと移る前に石けんを使って30秒間手洗いをしてしっかり拭き取る。また、特に帰宅時、調理や食事の前、咳やくしゃみをした後などに必ず手洗いをする。

2. 拭き掃除を小まめにすべき場所
  ドアの取っ手、便器、リモコン、電話機、スイッチなど、みんなが触るところは特に丁寧に拭きましょう⇒界面活性剤入りの洗剤を布に染ませて拭く。

3. 食事をする状況で

食事は4人以下で、短時間で、真向かいに座らず、斜め向かいに座る。

4. 公共の場所で

 多くの人が触る物には、できるだけ利き手で無い手や肘、腰などを使って触りましょう。 ※理由)利き手は自分で無意識のうちに、つい目や鼻を触ってしまうため。

5. 買い物で、少人数で短時間に済ませる。

6. 電車・バスなどでの移動中では、会話は控えめに。

V.三密を避けるために

    密閉を防ぐために  窓やドアなど二ヶ所を毎時二回以上開けて空気を入れ換える

    扇風機や換気扇が有れば併用する。

    機械換気設備があっても油断しない。室内循環モードはダメ、外気取り入れモードであることを確認する。

    密接を防ぐために  マスクを着用する。話をするときは間近で会話や発声をすることは避けましょう

    一人で歩いたり自転車に乗ったりするときはマスク無しでOK

    スポーツジムでは、多人数かつ呼気が激しくなる運動を避ける

    喫煙も周囲に人が居る場合は気を付けましょう。

    密集を防ぐために  多数で集まることは避けましょう。人と人の感覚は2メートル確保しましょう。

     エレベーターは密集になりがちです。階段を利用するようにしましょう。

W.新型コロナウイルス感染症がもたらす心理的影響への対処について

  皆さん、次のような不安はありませんか。

1. 感染することへの恐怖と不安

2. 感染した場合、検査や適切な医療を受けられるのかという不安

  3. 自粛や隔離など行動制限がもたらすストレス、そのストレスによる不眠やうつ気分、孤独感。ストレスとか孤独感を感じないまでも、お家にいるとしゃべらなくなる。

  4. 情報が引き起こす不安。感染症専門家あるいは「感染症に詳しい人」が、テレビで話す内容は、扇情的であったり逆に楽観的であったりで、不信と混乱を招きます。さらにネットやSNS上には、誹謗中     傷、生活用品の不足を煽るデマなどが溢れています。また、政治家や為政者が話す内容は、断片的で不安を消息させるにはほど遠いことが多く、却って批判と不信を招くことが多いようです。

 こういう不安に対しどう対処すれば良いのでしょうか。

1. 情報を吟味する力が必要です。未知のウイルスで、不安を煽る報道が加熱しています。これまでにない情報過多の状況のまっただ中にわれわれは置かれており、何が正しいのか何がフェイクなのか見極めましょう。
事実を確認し、信頼できる情報源を探しましょう。首相官邸や厚生労働省などの官公庁のHP、 WHO のウェブサイトや、各種学会からの アナウンスなどを参考にしましょう。

   2. 不安をあおるようなマスコミの報道を見る時間を減らし、不安や興奮を抑えましょう。

過度に情報を得ても、自分自身にできることは、感染拡大をさせないよう、心がけることです。 自分がマスコミやSNSなど一部の人たちに流されて批判し合うことの無いように心がけましょう。

3. 頑張っている自分自身を大切にいたわりましょう。 そして、未知の感染症で大変なのは周囲の人もみんな一緒、周囲の方へのねぎらいの気持ちを大切にしましょう。

4. 規則正しい生活を心がけましょう。食事は栄養バランスに気を付けて。たばこやお酒、ギャンブルや薬物に頼らないように。また、運動不足にならないように、積極的にウオーキングに取り組みましょう。

   5. しゃべる量が少なくなったあなた

   ・新聞などをお腹に力を入れて音読しましょう。

   ・ほっぺを膨らませて、強い息をできるだけ長く吹くように吐くのも腹式呼吸の練習にもってこいですよ。

   ・初心に返って発声練習も。ご近所に気を遣うなら、ティッシュペーパーを2~3枚、口の中へ入れて発声すると良いでしょう。その時、ティッシュで耳栓をして行うと自分には良く聞こえますよ。

  6.吟詠の練習をするときは、次のことに気を付けて行ってください。

@一人一人の間隔に気を付ける

Aフェイスシールド&マスクで飛沫を防御する

B換気をする

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