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私からあなたへ。あなたからあの人へ。誰かに贈るオンリーワンの想いを形に作るお手伝い。神戸から真心込めてお届けします。

9月の誕生石

Sapphire
サファイア
和名:青玉
【宝石ことば】 徳望  誠実  貞操  後悔(フランス)
【宝石のメッセージ】 「浮気封じ」 「信仰」 「高潔」

サファイアの効力 「ストーンパワー」
サファイアが聖僧の指輪に嵌められていたのは、サファイアを持っているだけで健康は回復、
持ち主を裏切るものがあればその力を失わさせ、闘争心を消し、人とのハーモニーを高めるからとされてきました。
この石を身につけていると、邪な考えや色欲を消す事ができるので、
僧侶や永久の平和を願う人たちが持つに相応しいとされ、不義や好色な人が持つと色が濁ると信じられています。


サファイアの おなじない
サファイアを胸に飾ると、恋愛中の2人に結婚を促してくれるそう。
ただし、浮気をしていない場合。
また、不実な女がサファイアを身に付けると色が変わってしまうそうです。
サファイアは、秋を司る宝石です。

サファイア:(コランダム))
宝石質のコランダムで、赤色以外のものをサファイアと称し特に青色の石のことを指します。
不純物の鉄とチタンに起因し、含有量により色合いは様々に変わります。
良質の石は、ミャンマー、スリランカ、インドで産出します。
インド産の最高品質のサファイアは矢車菊(コーンフラワー)のような色にたとえられます。

【科学組成】
酸化アルミニウム
【硬度】
【光状】
ガラス状


コランダム
スターサファイア(コランダム)
サファイアの上に3本の線を交差させている石、それがスターサファイアです。
ルビーやサファイアが属するコランダム石の中には、細かく密集した結晶が針状に内包。
この結晶はコランダムの六角柱面に平行に分布していて、3本線のように互いに120度に交差しています。
この原石を山高になるようにカボッションカット型にカットすると、光が入射した時にコランダムの中の結晶が60度の角度で交わるような光の帯となります。
この効果をアステリズム効果(星彩効果)、別名スター効果ともいいます。


スタールビー(コランダム)
ルビーをカボッションカットした時に山のふもとを中心として、六条の線がクッキリと浮かび上がる石。
特定のコランダムの中にだけ、スターが現れます。
スターの正体は、コランダムの中に含まれる内包物。
酸化チタンの一種であるルチルが、起因しています。
ルチルはコランダムの中で、細かい針状の結晶となって内包される事があります。
それを拡大して観察すると、まるで絹糸のように見える事から「シルク・インクルージョン」と呼ばれます。
この、シルク・インクルージョンが発達したコランダムを、光の軸に合わせるようにカボッションカットすると六条の光の線が浮かび上がります。
これをアステリズム効果といいます。


ルビー(コランダム)
鉱物学的にはコランダム(鋼玉石)に属します。
これは、サファイアと同じ石であることを意味しています。
では、なぜ赤と青 両極端の色の違いがあるのでしょうか。
石中に含有される酸化クロムの割合によって色が変化するのですが、その中で赤く輝く石だけを「ルビー」と呼び、その他の色を一括して「サファイア」と統一したのです。


パパラッチャ(コランダム)
ルビーとサファイアが同じコランダムに属する事は言うまでもありませんが、違いは内包物として入り込んでいる酸化クロムの規則性にあります。
酸化クロムが石全体に万遍なく入っているルビーに対し、パパラッチャは酸化クロムの含有量が少ない上に不規則に入り込んでいるという違いが認められています。


無色サファイア(コランダム)
各コランダムの示す色は、微量の様々な不純物によって発色します。
不純物を含まないコランダムは、稀産であるが産出すれば「無色サファイア」として分類されます。
しかし、無色を含む幾つかの色で構成されている場合が普通です。

グリーンサファイア(コランダム)
中世から19世紀末まで、グリーンサファイアは「オリエンタル・ペリドート」(東洋のペリドット)と呼ばれていました。
緑色のサファイアといっても実際は、顕微鏡で確認できるほどの細かな青と黄色のサファイアの互層構造になっている場合が多いようです。

ピンクサファイア(コランダム)
純度の高いピンクサファイアの色は、微量のクロムに起因します。
その量が多くなるとルビーの色に近づきます。
鉄を少量含むと、ピンクかかったオレンジ色のパパラッチャになり鉄とチタンの不純物があると紫色を帯びます。
ピンクサファイアは、ルビーと同じように「病気や不幸から身を守る」と信じられてきました。
ただし、この効果は 石が肌に直接付いていないと効果は得られないとされており、この石を製品にする際は石の裏面が肌に触れる様なデザインが必要だそうです。

イエローサファイア(コランダム)
19世紀の終りまで、イエローサファイアは「オリエンタル・トパーズ」(東洋のトパーズ)と称されていました。
黄色や帯黄緑色のサファイアは稀少です。

参考資料
日本ヴォーグ社 宝石の写真図鑑 冷たいジュエリ
八坂書房 宝石ことば
双葉社 宝石の常識
講談社 宝石宝飾事典
読売新聞社 宝石
DeAGOSTINI TREASURE STONE
成美堂出版 最新シルバーアクセカタログ1200
美土理書房 宝石の気能
創元社 彫金教室
NTT出版 華麗なる宝石物語
ムーンフェイス・ローズマリー