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Diamond ダイアモンド 和名:金剛石 |
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【宝石ことば】 永遠の絆 清浄無垢 【宝石のメッセージ】 「不滅」 「濃いの勇気と勝利」 「潜在意識を引き出す」 ダイアモンドの効力 「ストーンパワー」 ダイアモンドは、その硬度と輝きの美しさに相応しく 「永遠の絆を守る、悪霊を払い、勝利を導く、潜在能力を引き出し、敵に打ち勝つ力を与えてくれる。」など… 良い事ずくめの効力を持つ最強の護符としての宝石ですが、 身に付けるには それなりの条件が必要なのも、プライドが高いダイアモンドの特徴。 身に付ける人の心の資格、正しい人であることが絶対条件。 「立場が正しい人、心が正しい人」が持てば、闘争や暴動に巻き込まれたり悲しみや苦難にあったり 幻覚やノイローゼに悩まされるなどの全ての災いを防いでくれるといわれています。 ダイアモンドに限らず素晴らしい宝石には、 それに相応しい人格が必要と言う事なのです。 その中でも、特に ダイアモンドは持ち主の心掛けにうるさい宝石です。 高貴で気高いこの石に認められるには先ず自分を磨かなくてはいけないようですね。 ダイアモンドの おまじない 恋の敵にはダイアモンドが効くそう…。ダイアモンドを指にはめて「彼(彼女)は自分のもの。」と念じて眠ると恋敵に不幸が生じて意中の人は想い通りになるとか…。でも恋敵がダイアモンドを持っていたら…。 恋人の裏切りには…ダイアモンドの粉は人を殺すそうです。 無実の人にもダイアモンドが効くそう…。裁判中にはめていると、無罪の人の指では明るく輝き 有罪だと輝きが鈍いそうだとか…。 ダイアモンドは、季節も司る宝石です。「冬」を支配し守護します。 ダイアモンドにまつわるお話 世界で一番有名な、ダイアモンド「コ・イ・ヌール」。 世界最古の叙事詩「マハ−バーラタ」にも登場するというダイアモンド塊「コ・イ・ヌール」が文献に現れたのはチムールの子孫でインドのムガール王朝の創始者バーブルが、東トルコ語で書いたという自伝「バーブル・ナーマ」(バーブルの回想)の中だとされています。 それによると、この宝石の物語は14世紀から始まっており、1304年〜血生臭い戦いと略奪を繰り返しムガール帝国・ペルシャを経て1849年、東インド会社の手に渡りヴィクトリア女王に献上されたのでした。 ヴィクトリア女王は、このダイアモンドを1862年の大博覧会に展示。 この時、「コ・イ・ヌール」は卵型で186カラットありましたが、その後アムステルダムのコステル商会にカットを依頼。宮廷に宝石商を呼んでカットさせました。加工には38日を要し、研磨されたダイアモンドは108.93カラットになりました。 現在は厳戒態勢のもと、ロンドン塔の王室コレクションの展示室に一般公開されています。 歴史上、有名なダイアモンドには何かしら不幸な出来事や戦いが付いて回ります。 持ち主に不幸をもたらす「ホープダイア」もそのうちの1つです。 ダイアモンドのストーンパワーは、くれぐれもお忘れなく! ダイアモンド: (金剛石) 「美しい石」「硬い石」「高価な石」がダイアモンドを象徴としますが、光り輝く美しい石となってからの歴史は浅くそれ以前の古代〜中世では「硬い石」として珍重されていました。 ダイアモンドの語源の一つであるラテン語の(adamas)は「服従し難い」「磨き得ない」の意味を持ちます。 古代人にとってダイアモンドを持つと言う事は、何よりも硬く服従し難い強いものを手に入れると言う事であったのでこれを護符として身に付ける事により自らを守り得ると信じられていました。 ダイアモンドの硬さは、モースコードで10.万物最高の硬さを誇り硬度9のコランダム(ルビー、サファイア)との差は7倍、10倍とも言われ他を引き離しています。 宝石学者のクルークが、ダイアモンドを2枚の鋼鉄板で挟み その4方を加圧した結果、ダイアモンドは鋼鉄に食い込み少しの傷も付かなかったという結果が出ました。 その反面、結晶形の八面体に平行な四方形を持ち、この方向に力がかかると割れる事が判りました。 ダイアモンドの成分は炭素の単結晶で結晶体は等軸晶系に属し、通常正八面対、十二面体、六面体です。 ダイアモンドは原子間の結合が極めて強く、それが比類なき硬さを誇ります。 また、化学薬品、酸、アルカリ、光、水、などの影響を受けずに永遠の耐久性を持ちます。 古くから硬い宝石とされ珍重されていたダイアモンドが美しい石として宝石の王様となるまでに 近世の研磨技術の進歩が必要でした。 特にブリリアンカット(屈折率2.4をフルに利用できる角度)が作られてからです。 原石のダイアモンドは、氷砂糖のような結晶で、通常輝いていません。 「磨き得ない」とされていたダイアモンドを始めて磨いたのは 15世紀ベルギーの宝飾研磨師であるラドウィッグ・ベルケム氏です。 ダイアの粉をグリスに混ぜ、根気よくダイアの面をこすり平面を作るのに成功しました。 これにより「ダイアはダイアで磨く」という原理が実証されたのでした。 17世紀にはベネチアの宝飾商人ビンセント・ペルジ−により最初のブリリアンカット(58面体)が開発されその後数学者の理論やカット法を得て、58面体のブリリアンカットが完成しました。 ダイアモンドの成分の炭素が単一に無色透明の硬い結晶になるまでに およそ10億年もの歳月と、地下100〜200キロの深さで燃え滾る高温と高圧とで圧力を要すします。 その産出量は極めて少なく土砂中、1億分の1の確率でしか発見できません。 しかも、発見した原石の中で宝石として価値があるのは わずか10%しかなく、残りは工業用の研磨剤として使われます。 このわずかな宝石用ダイアモンドも、大部分は黄色や褐色を帯びており 完全に無色透明なダイアモンドは更に少量で、ゆえに無色透明なほど価値が高くなるのです。
地質学から見たダイアモンド 圧力5万気圧、深さにして約150kmで、石墨(グラファイト)は全てダイアモンドへと相転移します。 従ってこれにより深いマントル中ではダイアモンドがザクザクある状態になります。 石墨は炭素原子が平面上に並んだシートが、互いに弱い力で結び付いて重なっている結晶構造を持っています。 この結果、石墨が柔らかくはがれやすい特徴も持っているのに対し、ダイアモンドは炭素原子が全てしっかりと結合しており 硬くて緻密な構造になっているのです。 マントルの比較的浅部でできたダイアモンドは太古の火山活動に伴い一挙に地表にもたらされました。 本来は石墨になるはずの地表の条件下でダイアモンドが存在するは、 地表への噴出の時の急激な温度低下により炭素原子が動く事ができずにダイアモンドの構造が維持される事によります。 最近は、このようなマントル浅部に起源を持つダイアモンドの他に、深さ660kmを超える下部マントルに由来するダイアモンドの存在が明らかになりました。 ある種の天然ダイアモンド中に含まれる不純物を分析すると、マントル部分の圧力でしか構成されない鉱物が発見されたのです。 これまで、我々が地上で手にする事ができる地底の物質は、せいぜい200Km程度までの深さに限られていましたのでこれは大きな驚きです。 ダイアモンドは『地下からの手紙』と称されます。 しかし、地底の手掛かりを知る最も重要な物質がダイアモンドの中に含まれていたのでした。 この意味でダイアモンドは『地下からの手紙が入った封筒』と改めなくてはなりません。 その封筒に入った手紙を読み解く作業が超高圧実験などにより行われつつあります。 地底の手掛かりを探る重要な手段である超高圧実験は、ダイアモンドの合成作りに大きな契機として発展しました。 その結果、1950年年代には合成ダイアの製造に成功し、今や工業的に大量に生産されています。 大きさも1cmくらいのものまで合成可能で、無色透明の天然ダイアモンドと全く変らない物までできています。 最近、我々(愛媛大学教授)は、従来の常識とは異なる方法で特異なダイアモンドの合成に成功しました。 通常のダイアモンドは5〜6万気圧で1500℃くらいで合成します。 しかし、我々(愛媛大学教授)はこれより遥かに高い20万気圧で2500℃という領域で実験を試みました。 ダイアモンドの合成が目的ではなく、試料容器として石墨を用いた実験をしていた際、失敗して一瞬 2000℃を大きく超える高温になってしまったのです。 この結果、従来は触媒を用いて何時間もかけて合成していたダイアモンドが、この条件ではほんの数秒間でできる事が分かりました。 しかもこの実験で得られたダイアモンドが従来の合成実験や天然で得られる単結晶、即ち一粒の大きな結晶ではなく多結晶という多くの細かい粒が集まってできたダイアモンドの塊だったのです。 さらに驚いた事に、その硬さが天然ダイアモンド、合成ダイアモンドの単結晶を凌いだ事で、世の中で最も硬い物質である事が分かりました。 この多結晶ダイアモンドの大きさは1〜2mm程度ですが現在はさらに大きな塊の合成に取り組んでいます。 [参考: 愛媛大学教授/入舩徹男〜21世紀の新版 地底旅行C〜より抜粋] |
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Quartz クリスタル 和名:水晶 |
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【宝石ことば】 予感 清浄 【宝石のメッセージ】 「魂の浄化」 「集中力」 「冷静」 「あらゆるネガティブなものを浄化」 「気能を整え本来のバランスを回復」 「宇宙パワーのサポート(神仏の加護)を受けやすくする」「可能性や才能の拡大」 「全体運をアップする」 水晶の効力 「ストーンパワー」 水晶の中に針状の結晶の入った水晶、ルチルクオーツがあります。 キラキラと美しく光ることから「キューピッドの矢」または「恋の矢」と呼ばれています。 この水晶には、持ち主に恋を運んでくれるジンクスがあります。 また、水晶の内部の空洞に水が閉じ込められてものがありますが これは内部の水が気の遠くなるような年月を経た事にあやかって「不老長寿」とされています。 水晶は、願い事を難でもかなえてくれる万能守護石として人気があります。 無色透明で高品質の水晶で作ったグラスで水を飲むと精神の浄化になるといわれています。 水晶の おまじない 水晶は、ヒョウ、象、虎、ライオンなどの危険動物を近付けなくするとかしないとか…。 落ち込んでいる人の、おでこにかざすと嫌な気持ちを吸い込んでくれるそうです。
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参考資料
日本ヴォーグ社 宝石の写真図鑑 冷たいジュエリ
八坂書房 宝石ことば
双葉社 宝石の常識
講談社 宝石宝飾事典
読売新聞社 宝石
DeAGOSTINI TREASURE STONE
成美堂出版 最新シルバーアクセカタログ1200
美土理書房 宝石の気能
創元社 彫金教室
NTT出版 華麗なる宝石物語
ムーンフェイス・ローズマリー