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猟ある獅子は爪隠し 鳴く黒猫は爪を研ぐ
静かな部屋に、シュッシュッと聞こえる微かな音。
その音に同調したように僅かに揺れる旋毛を、俺はぼんやりと見つめている。
自分よりかなり背の高い男のそれは、普通なら目にする事は滅多にない筈のものだが、いつのまにかそれは俺の日常の中ですっかりと見慣れたものになっていた。
俺の前に跪く者は多い。
それは俺がこの国の最高位を与えられているからであって、あくまでも公式の場では、という意味でだが。
この世界に来て、これまでに右往左往、四苦八苦、七転八倒しながらも、それでもこの国の為に自分の出来る事は全力でしてきたと、今では多少は胸を張れるが、それでもそれは俺一人の力ではなく、周りの優秀な者たちが在ってからこそ成された事だと思っている。
だから俺個人としては、未だ他者に傅かれる程の大層な存在だとは思っていない。
しかし、必要なのだ、と俺より魔王らしい宰相や麗しの王佐が言う。
俺もこの歳になるまで色々とそれなりに学んできたし、彼らの話には、なるほどと納得できるものもあったので、それ以降は公の場では一応それらしく振舞うようにしている。
でもそれは、あくまでも公の場では、だ。
公式な場を離れた日常の中で、礼として腰を折る者はいても、俺の前に跪く者は居ない。
必要なのだ、と主張した本人達ですらそんな事はしない。
逆に、あの二人に跪かれたら、各々違う意味で色々と怖い思いをしそうでご遠慮したいのだが、まあそんな訳で、俺の前に跪く者がいない中、気が付くとこの男だけが恭しく、傅くように、毎日俺の前に跪いている。
当初は困惑し、止めてくれるように何度も頼んだ。
それでも止めない男の態度に、二人の間に埋められない距離があるようで、辛くて、哀しくて、どうしたら止めてくれるか、その頃の俺は真剣に思い悩んだものだ。
それが、実は独占欲の強いこの男を喜ばせているとも知らずに…。
今宵もコンラッドは俺の前に跪いている。
片膝をついたその太腿に俺の踵を乗せ、ヤスリを使って俺の足の爪を丁寧に整えているその姿は楽しげにさえ見える。
本来、別に跪かなくても出来る作業だと思うのだ。
俺がまだガキの頃、おふくろに爪を切ってもらった記憶があるが、その時のおふくろは決して俺の前に跪いたりしていなかった。
椅子に向え合わせに座るとか、ソファーで横に並ぶとか、いくらでもやり様はあると思う。
なのにこの男は、俺の前に恭しく跪き、いい歳をした野郎の足を宝物のように捧げ持とうとするのだ。
まあ、それ以前に、爪ぐらい自分で切れっていう話だが、どうもこの世界の爪切りは決して器用とは言えない俺には扱いにくく、ちょっと気を抜いて雑に扱うと、直ぐに皮膚を傷付けて血だらけになってしまう。
そんなことを数回繰り返しているうちに、絶対に自分で切るなと目の前の男に爪切り禁止令を出されてしまった。
以来、現在に至るまで、俺の爪を整えるのはコンラッドの仕事だ。
シュッシュッと同じリズムで繰り返される、爪にヤスリをかける音。
時折足の角度を変え、爪を滑らかなカーブに整えていく。
少しゴツゴツとした大きな掌がそっと俺の足首を包み込んで支える、その心地良さに体の力を抜き、俺は後ろ手にベッドに両手を付いて、ゆったりとした気分で窓の外を眺めた。
静かな夜だ。
僅かに聞こえる虫の音と、爪を削るヤスリの音。
窓からそよぐ風が天蓋から続く薄布をそよがせ、跪く男の髪を優しく揺らしている。
見下ろす男の広い肩幅と、寛げた襟足から覗く、項から鍛えられた筋肉が隆起した背中へと続くラインに、何故だか妙に落ち着かない気分になる。
むずむずと甘い疼きを伴うそれには覚えがあり過ぎるほどに覚えがある。
見下ろしているものが華奢な乙女の細くて白い項でもあるまいし、生粋の軍人の日に焼けた太い首に発情する己に溜息が出る。
陶然と見つめる俺の微妙な視線を感じたのか、コンラッドがふと顔を上げた。
しかしすぐに旋毛を見せ、再び熱心に爪を整える作業に取り掛かる。
そう言えば、この旋毛を胸に抱き寄せながら見下ろし、己の内で渦巻く熱を伝えるようにくしゃくしゃと乱雑に掻き混ぜたこともある。
この旋毛を見慣れたもう一つの要因を思い出し、浮かんだ光景にぞくりとした感覚が今度こそはっきりと湧き上がった。
それが腰に集まる前に、俺はダークブラウンの髪が渦を巻くように流れているそこに指を差し込み、目の前の男に心の内がばれない様に殊更ゆっくりと指を滑らせた。
指を包み込むひんやりとした感触に、俺は軽く眉を寄せる。
「俺には口うるさく言うくせに、あんたの髪まだ湿ってるじゃんか。」
「いいんですよ、俺は。」
「風邪ひいてもしんねえぞ。」
ふっ、と削り取られた爪の粉を息で掃い、濡れタオルで丁寧に指先を拭う男の背中が微かに笑う気配を帯びた。
「ご心配ありがとうございます。はい、こちらは終わりです。反対の足を出して。」
さほどありがたがっていない口調でそう言い、口元を綻ばせたまま柔らかな布の上に整えた片足を静かに下ろした男は、何気なさを装った会話で誤魔化そうとした俺の可愛い男心に当に気付いていたようで、太腿の上に差し出した反対側の足をそっと持ち上げ、その事実をわざわざ俺に教えるように、ゆっくりとその甲に口吻けた。
楽しげに細められた銀の虹彩と綻んだ口元に、かっと熱が上がる。
こちらの動揺を余所に、ますます笑みを深くした男によって直ぐに再開される爪切り作業。
小刀を使って器用に爪の両端を斜めに切り、その後真っ直ぐ横に切って綺麗な台形を形作る。
俺を傷付ける事無く一本一本切り揃え、小刀を鞘に納めてサイドテーブルの上に置き、ヤスリに持ち替えて丹念に角を削って整えていくいつもの手順。
落ち着き払ったその態度が悔しい。
好きな男に発情して何が悪い。
まあ、男って時点で問題ありはありだけど、今となってはそんな事で悩んでいたのは遠い過去の事だし、この世界では珍しいことじゃないって俺に初めに教えたのはこいつだ。
それに、俺に所謂やらしいこと全般を仕込んだのも目の前の男。
こいつの悪友のお蔭で余計な知恵が付き、少々この男の理想通りに育ったとは言い難いが、それでも俺の発情の対象は今もこの男だけに向けられている。
そんな一途で健気な俺の純情を、こいつは落ち着き払った殊更丁寧な態度でかわし、その上で楽しんでいることは間違いない。
俺は不意に浮かんだ悪戯心に密かに口角を上げた。
まずは綺麗に整えられたばかりの足の指先で、俯いた男の耳の縁を摘んで、親指の腹でゆっくり、ゆっくりと撫でてやる。
そのまま今度は中指を曲げ、耳の穴をくすぐるように突っついた。
その瞬間、ヤスリの動きがぴたりと止まる。
しかしそれもほんの一瞬で、すぐに何事もなかったかのように動き出した。
それでも、その僅かな動揺を引き出せたことが嬉しくて、俺はにやりとほくそ笑み、頬から唇を霞め顎の先、喉仏から綺麗に締まった首筋のライン、耳の後ろから鎖骨に繋がるくっきりと浮き出た筋肉の筋へと、そろりそろりと指を滑らせていった。
爪先は意味深に胸元に下り、目的の物を探し当てた俺は、シャツの上から柔らかく丸く円を描くようにそこを撫で上げた。
ぴくりと僅かに揺れた旋毛。
しかし、その後は何も反応もなし。
悔しい。
俺は次なる反応を引き出そうと、ますます調子に乗って指の腹で感触を楽しむように、何度も小さな隆起を撫で回した。
しばらくそこを二本の指で挟んだり引っ張ったり転がしたりして遊んでいたが、爪を削ぐリズムは乱れる事無く、つまらなくなった俺は新たな標的を目指して爪先を移動させることにした。
わざと皮膚を掠めるように胸元から脇腹にかけての引き締まったラインを思わせぶりに這わせる。
行き着いた跪いた男の太腿の付け根を、足の指を微妙に動かしながら外側から中心に向って大胆に滑らせると、目的の場所に辿り着く直前にいきなり足首をがしっ、と掴まれた。
やばい、と思った瞬間視界が反転し、俺は見慣れた天蓋を背景に、笑みを模った獰猛な瞳に見下ろされていた。
その一見穏やかそうに見える微笑が、何故かこれから獲物を狩ろうとする肉食獣の舌なめずりを連想させるのは俺の気のせいではないと思う。
俺は本能的に後ずさるが、やりすぎた己に気付いた時にはもう遅く、ヤスリが握られていたはずの手にも、もう片方の足首ががっちりと掴まれていて、逃げる事は叶わなかった。
「ちょっ…、待てって……、落ち着こうぜ、コンラッド。」
「散々ひとを煽っておいて、よくそんなことが言えますね。」
獣のような眼差しに、ぞくりと躯の中心が疼きだすが、まだ諦める訳にはいかない。
「もう、爪切りは終わったのか…?」
「ええ、後は綺麗にするだけですよ。」
白い爪の粉に塗れた指先に、ふっ、と男の息が掛かる。
言葉を紡いだ唇が自ら整えたばかりの爪先に触れ、熱い舌が指と指の隙間を這った。
寝台の横に置かれた燭台の灯りが瞳の中で揺らめき、ちろちろと覗く舌が官能を擽る。
一本、また一本と口に含み、言葉通り指を清めるよう舐めしゃぶる舌は、しかし明らかに性的な色を帯び、俺の熱を煽り高めていた。
思わず息が上がる。
「あ、んたの爪…、俺が切って、やろうか?」
まだはぐらかそうとする俺に、コンラッドは小指を綺麗に舐め上げてから妖しく笑い、弧を描いたままの唇を踝に押し当ててから、ちゅっわざとらしい音を立て唇を離した。
そのくすぐったさに、俺はくつくつと笑う。
しかし笑っていられたのはそこまでで、するりと剥ぎ取られた夜着が早々にベッド脇に落とされ、男の唇はもう脹脛から膝小僧にゆるゆると滑り、それを追いかけるように指が肌をなぞり始めている。
「魅力的なお誘いですけど、遠慮しておきます。」
笑い混じりできっぱりと言い切る声と共に、熱い吐息が内腿を擽り、俺の腰に最後に残る小さな黒い布切れの紐が解かれた。
夜の帝王の呼び名は伊達じゃないと思わせる早業に、俺の敗北は決定した。
つつつ、と腰骨をなぞられて、足の付け根をさまようコンラッドの髪が触れるその感触に、甘い疼きでぞわぞわと肌が粟立つ。
「血塗れにはなりたくないですから…」
俺のモノに軽く歯を立て、笑いながら言う男。
ひとのモノを咥えたままで喋るのは止めてくれ。
俺も血塗れにはなりたくないし…。
そんな危機感に萎えるどころか、俺のモノは唐突に与えられた強い刺激に反応し、あっと言う間に硬度を増す。
焦らす事無く、俺の弱いところを熟知した舌と指で易々と追い込んでいく攻め方に、否応なしに男の本気を感じさせられる。
息が乱れ、足の爪先で何度もシーツを掻いて文字通り足掻きながら、俺は抱えきれない快感をなんとか散らそうと、悔しまみれにそこにあるダークブラウンの髪をぐちゃぐちゃと掻き乱した。
しかしそれはそんなことで当然霧散するはずはなく、体内に篭ったまま高められるばかりの熱が、ざわざわと全身を這い回って仕方ない。
「……あァ!」
巧みな刺激に追い上げられ、俺は甘ったるい声と共に、下肢にたまった欲望をあっけなく吐き出した。
早すぎる勢いで放出された白濁は、俺の腹の上に物の見事に飛び散り、とろりとしたそれを、どこか楽しそうに掬い上げる白く汚れた男の指先から目が離せない。
「あんたの指先って…、いつも綺麗だな……」
気だるい身体に、どくどくと勢い良く体を流れる血流の音ばかりが耳につく。
息が整わないまま、俺はぼんやりとその指を見つめ、武骨な指にどこか不似合いな、それでも見慣れた綺麗な爪を視界に納めながら、頭に浮かんだ思いを素直に口にした。
俺の呟きに艶めいている薄茶の瞳がすっ、と細められ、この男以外触れたことのない場所に濡れた指が押し付けられた。
その先に訪れる悦楽を知っている俺は、そのもどかしい刺激に自然と腰を揺らしていた。
「あなたを傷付けたくないから…」
俺の吐き出したモノを塗り広げるように動く指先は、言葉通りとても優しく、唇が触れる程の距離で囁かれた官能的な声に、下腹にずくりと強い疼きが走った。
「でも…、今夜俺を煽ったのは、あなただ。」
「くッ、……んっ」
言葉と同時に爪の先がかりっと中心を引っ掻き、滑りを帯びた指の腹は、円を描くように撫で回す卑猥な動きに変わっていく。
「覚悟してくださいね」
壮絶な雄の色香を垂れ流した全開の笑顔の男に見下ろされ、俺はごくりと喉を鳴らした。
その迫力にたじろぎながらも、渇望が強く湧き上がる。
本能が求めるまま、俺は男の髪をぐっと掴み、ぶつかる様にして唇を重ねた。
些か乱暴な俺の覚悟の表れだが、それでもコンラッドは楽しげに目を細め、ゆるゆると周辺を撫でていた指先をつぷりと俺の中に沈み込ませた。
粘膜をくすぐるような深い口吻けに、鼻に抜ける甘ったるい声があがる。
舌が絡み、撫でられ、 男の舌の動きに応えるように俺の舌も動く。
俺の体を俺以上に熟知している男は、次第に乱れていく様を楽しみながら、的確に俺を追い詰めていく。
「……ッ」
鎖骨の上にちりりと痛みが走り、俺は思わず顔をしかめ、すぐに現れた紅い鬱血を、男の舌がゆっくりとなぞった。
心臓の上、二の腕、臍の横と、コンラッドは順に強く吸い上げ、時には歯を立てながら赤い痕を残していく。
初めに仕掛けたはずの俺は、男が与える熱に翻弄されている自分を悔しがるでもなく、寧ろこの狂気の中に永遠に身を置いていたいと願う程に待ち望み、そして受け入れるようになっていた。
指先に伝わる滑らかな背中の筋肉も、瞳で瞬く銀の星や甘みを帯びた声も、自分に触れる大きくて硬い掌も、俺の中を掻き回す熱く猛った熱も、コンラッドのその全てに反応してしまう。
突き上げられ、さらに奥まで貫かれ、激しく揺すられて、煽られる様に高められた身体は、与えられる快楽を余すところなく受け止めて混沌とした官能の海に溺れていく。
途切れ途切れに喘ぐ声と、激しくぶつかる互いの肌の衝突音。
俺を見下ろす銀の虹彩が熱に浮かされ淫らに揺れる様さえも、媚薬のように俺を酔わす。
跳ね上がる体を押さえつけるように腰を抱え込み、深く、激しく、そして容赦なく突き上げてくる。
「あッぁ……っ!」
一気に奥まで差し込まれ、半ば叫ぶように声を上げる。
もう何度目かわからない絶頂の大きな波に襲われ、俺はコンラッドの背に指が食い込むくらいにしがみついた。
ベッドが僅かに軋み、澱んだ空気がゆらりと揺れる。
ぐったりと力なく横たわる俺の背中や腰を、大きな手がいたわるように撫で摩り、その心地よさに俺はふう、と少し長めの息を吐き出した。
「爪切りがこんなにやらしいなんて、知らなかったよ、俺………」
俺の言葉に小さく苦笑し、コンラッドは汗で貼りついた俺の前髪を掻き上げる。
「あなたがそう仕向けたんでしょう…」
こめかみから頬へ唇を滑らせ、辿り着いた唇に口吻けた男は、俺の横で片手で頭を支えた状態で横たわり、声に呆れを含みながらも、柔らかい微笑みを浮かべて俺を見下ろしていた。
深い交わりの余韻に多少の気だるさは見せるものの、俺ほどの体力の消耗は感じさせない。
俺より一世紀分ほど年寄りなクセに、これが今じゃ羽根ペンしか持たなくなった俺と、剣を振り翳し生き抜いてきた男との違いなのか、もう指一本動かすのも億劫な俺とは対照的に、上機嫌な男は、相も変わらず甲斐甲斐しく俺の世話を焼いている。
軽く汗を拭った後、さらさらになった皮膚の感触を確かめるように腕の内側に付いた紅い情交の痕を一つ一つ巡り、無骨な指に不似合いな、ささくれ一つない綺麗な爪先がくるくると円を描くようにそこを撫でていった。
辿り着いた掌を重ねて指を絡め、コンラッドは甘い目をしてその指先に口吻ける。
「手の爪も少し伸びましたね。整えましょうか?」
灯りに翳すように繋いだままの手を少し持ち上げ、コンラッドが呟いた。
そう言われて良く見てみると、確かに俺の手を握る男の爪より、俺の爪の方が少し伸びていた。
そこまでは認識できたものの、急に襲ってきた睡魔に頭の中に霞がかかり、う〜ん、と曖昧な返事のまま、猫のように額を目の前の厚い胸に擦り付ける。
散々コンラッドに攻められ、消耗しきっている今の俺には、眠りの誘惑に逆らうだけの力は無くて当然だ。
「ユーリ、眠いの?」
甘みを含んだ問いかけに、思考が霞みだした俺の口からは、う〜ん、とまた曖昧な返事しか出てこない。
そんな俺に苦笑して、コンラッドは上掛けを肩まで引き上げてからそっと俺の体を腕の中に包み込んだ。
瞼がゆるりと落ちるにまかせ、腕の中でもぞもぞと寝心地の良い場所を探しながら広い背中に腕を回す。
いつもの場所にある古い傷跡を指先で確かめながら、ふとその中に真新しい傷痕が混じっているのを発見し、張り詰めた皮膚に食い込んだ爪の生々しい感覚が蘇った。
「やっぱ、まだ、切らなくて、いい…」
懲りない俺は、コンラッドの胸に潜り込み、男から顔が見えないことをいいことに、目を瞑ったままにやにやと笑う。
「俺の、爪は…、これぐらいの長さが、丁度いい……」
背中に残る爪痕は、愛しい男に刻み付ける俺の証。
さっき出来たばかりの小さな傷痕を何度も指先でなぞり、心地よい温もりに包まれながら、俺はゆっくり、ゆっくりと眠りの世界に踏み込んでいった。
end
リハビリ兼ねた久々の大人コンユ話『猟ある獅子は爪隠し 鳴く黒猫は爪を研ぐ』でございます。
タイトルはことわざから捩ってつけました。
ことわざとちょっと意味合いが違ってますが、個人的にはこのタイトル、結構気に入っております。
タイトル気に入るって滅多にないんですけどね。(笑)
突発的に大人コンユが書きたくなって書き始めたんですが、当初はエロっぽいシーンは予定してなかったんですよねぇ…。
でも、大人な二人を書いてる内に、ウチのおバカなゆーちゃんが次男を煽ってしまったもんで、エロに突入してしまったというお話ww
あまり深く考えずに楽しんで頂けたら幸いです。
okan
(2012/09/26)

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