vol.3 × yuu kobayasi

小林ゆう 


陶芸を始めた頃、和食器の雑誌を見ていて、とても私の心を魅了した創作陶芸家の1人です。
”えっ!??なにっ!!”と、最初、彼女を知った私は、そのページを見たまま固まってしまいました。
作品は素朴で、あたたかみがあり、しかもその存在感は本当に何ともいいようがありません。

そんな人がいたんだ・・・ていう感激と、彼女のライフスタイルにも深く感銘をうけました。
アトリエ兼住まいは茶畑を見下ろす丘の上にあり、海までは5km。古い農家を、自ら壁を塗り、板を張り、枕木のデッキを足して作り替えたそうです。”海の近くに住みたい”と房総から九州まで海沿いの土地をくまなく見てまわり、ここしかない!と移り住んだそうです。
 写真でしか見たことのない ゆうさんの作品を是非手にとって感じたい・・・
もっと、ゆうさんについて知りたい・・・そんな風にわたしを元気づけてくれる、尊敬する作家です。

小林ゆう

愛知県名古屋市生まれ
静岡県榛原郡相良町にて創作活動中
  参考 : 『新しい和食器の本』 (主婦と生活社)



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