GSモディファイ

R80GSbasic・ビッグタンク装着への道
タンク選び
R80G/Sパリダカ用純正タンク
 
スチール製32L。パーツリストからも外れ,ネットオークション等でもめったに手に入らないと思います。

basic用純正オプションタンク
 
スチール製35L。南アフリカで限定生産されたR80GSカラハリのもの,価格は未塗装品タンクが11〜12万円ぐらい,受注生産なので注文してから2ヶ月は待たなくてはいけないらしい。早くしないとリストから消えるかも?!タンクキャップ,右フュエールコック,ゴムホース,Tジョイント,ニーパット等合わせると14〜15万円ほどかかります。あと塗装代にも1万円(DIY)は必要でしょう。

R80GS・100GS純正タンク
 
ネットオークション等で中古タンクが程度により2.5万円〜6万円。新品だと11〜12万円。タンクは加工もなく装着できますが,basicとはリヤフレーム長が異なるため,シートとタンクの間に隙間ができてしまいます。このままでも乗れますが,せっかく大枚叩いたのにちょと不細工!それ故シートベースも含む大幅な改良が必要です。有名な浜松のシート屋さんに問い合わせたところバイク持込で8万円ぐらいかかるかもしれないと言われました。

ノースウィングJC製アルミタンク
 
アルミ製23.8L。機能的なデザイン,容量。未塗装14.5万円,塗装済み17.5万円也。詳細はノースウィングJCさんにрオてみて下さい。

HPN製タンク
 
ポリプロピレン製(白・塗装不可),ナイロン製(未塗装・クリーム色半透明)43L。HPNの日本代理店DOKENさんではともに10〜11万円也。ドイツのHPNからは契約によって直接通信販売での購入は出来ないとのこと。でもTOURATECHからはどういう訳か購入することができます(TOURATECHではナイロン(ポリアミド)製未塗装のみの販売。
HPN43Lフュエールタンク装着
待つこと10日やっとTOURATECHから届きましたやっと着きました!

TOURATECHのHPから申し込み,メールのやりとりで確認。納期は7日ということでしたが10日目に郵便局の方が大きな箱を届けてくださいました。

今回の僕のタンク購入価格は1040.31DM也。オイルクーラーはタンクと干渉するので,移動させる必要があります。移動キットは107.9DM也,送料191.51DM,計1339.72DM,換算レート57.665円で77254円となりました。それに国内消費税等が2200円(到着時に支払います)でした。
その他に
塗装代が自前で1.2万円,UFOフロントフェンダー5.6千円
純正部品
Tジョイント(1131-1336-900) 320円
ゴムホース(1131-1338-115)1m 1590円
BMWエンブレム×2(1161-2325-179) 2920円
R80GSbasicステッカーR(5114-2331-621) 2880円
L(5114-2331-622) 2880円

総合計約11万円の出費となりました。

このタンク実はアチャルビス製,カタログにも載ってます。そっちからもアタックしてみれば・・・
塗装

アルミ製の脚立に乗せて作業の開始。
1. 給油口,フュエールコック周り,ネジ穴をマスキングします。
2.#600番の耐水ペーパーで下地作りの後バンパー用のプラサフ(必須)を下塗り,透明な塗料だったのでどれだけ塗れたかよくわからん。
 下から上に塗っていくのが基本だそうです。内側の見えにくい箇所を先に塗った方が良いです。
3. #800番で磨き,ホワイトカラーを薄くムラなく塗っては10分ほど乾燥し,重ね塗りしていく(下から上ね。今回は下のほうの塗装が薄く太陽光が当たると中のガソリンが透けて見えて恥ずかしげに頬を染めてくれます。よく見ないとわからないしマッいいでしょ!)。

今回使用したのはSOFT99のボデーペンアクリル塗料,完全乾燥24時間ということでしたが,1週間ほど放置した。上にウレタン塗料を塗る場合はこの位の間隔をおいた方が良いようです。
1. マスキングを剥がし(本当は乾ききる前に剥がした方が良いのだが埃が入るのがいやだったからそのままに),あらたに塗装面より内側に再度マスキングを施す。後で塗るウレタン塗料でアクリル部分を覆ってしまうためです。
2. #1000番で水研ぎし,『R80GSbasic』のシールを貼る(水平に貼るには必ずフレーム上に載せてしましょうね)。
3. 耐ガソリン性,強度にすぐれた2液性ウレタンスプレーを垂れる寸前のつもりで重ね塗りしていく。
4. 2,3日乾燥させてから,#1000番で水研ぎし,コンパウンドをかけ,付属のガソリンコックを取り付けて完成だ。
塗装はじっくり時間をかけてしましょう。あせってはだめ!!アクリルの上にウレタンを塗る場合は特に気をつけて!!



取り付け前に


1. エンジンオイルを抜き取り,オイルクーラー,ホーンを外す。
2. フロントフェンダー(要交換・後述)),おかめも外した方が作業はし易いです。
3. 燃料コックが右にも付くため,左Tジョイントからエアクリーナーボックスの中を通って右側のキャブに来ているゴムホースを切り,購入したTジョイントを左側と同じように加工します。コックへ行くホースはタンク取り付け後に)
4. ガソリンでタンクを洗浄しましょう。



取り付け

まず後部固定用の金具,フレーム前部固定用の2つの金具を仮止めし,タンクをまずは後部から固定します(必ずね)。固定金具の2本のパイプをタンクに通しておき,突き出た2本のボルトに叩き込むように押し込む,結構きついけど思い切ってやりましょう。
それに合わせ,前部も固定(左下の写真)。最後にコックとTジョイントをホースでつなぎます。

前金具を先にしっかり締めてしまうと,こんなはずじゃ・・・てなことに。


取り付けが終わったら

1. タンクを固定済ませたら次はオイルクーラーの装着です。ホーンの付いていた位置に収まります。

2. 次にフロントフェンダーの交換です。アチャルビス製なら初めから適合したスリットが開いているので加工は必要ありません。フェンダーがオイルクーラーに干渉することを知らなかったのでタンクと同時注文できず。後から近くのバイク用品店から在庫確認するも納期は1ヵ月とのこと,UFOの汎用フェンダーを購入しドリルで適当に穴を開けてみました。

3. ホーンを移動しましょう。

4. ガソリン,エンジンオイルを入れて,さあさあエンジンスタート!!

あれ,かからない???
basicタンクに残ってたのガソリンを入れたんだけど,可笑しいなあ???どうなってんの?
燃料系は間違いないし?! 8Lぐらい入れてるのに  カタカタカタ・・・あ〜あバッテリーあがっちゃったよ

翌日 アッ!そうだコックをリザーブにしたら・・・う〜ん一発で始動!!! そうそうこのタンクリザーブが9L近くあるんです。


完成です。
ツーリングにでかけましょう!!!


 
満タンで走っていても,取り回しでも全く重さを感じません。低重心です。ガソリンも暴れません。ニーグリップに違和感もありません。

素晴らしい逸品です。


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