第7話
BECAUSE・・・』(24ページ)
1998年12月最終更新(1986年〜1988年に描いたものを再編集)

 まるでキャラが違う飛鳥幸村が、どうして親友になったのか、
回想する飛鳥。 それは飛鳥が4年生の時、幸村が東京から
転校してきた場面から始まる。 飛鳥は先生にも反抗するゴンタ。
 学校を抜け出した飛鳥を迎えにきた幸村は、親の離婚について
飛鳥に相談する。 飛鳥は、父が去る前、犬を買ってくれたこと
などを話し、それから仲良くなっていったのだった。
 陸上競技と音楽という共通の趣味を持つふたり。
 始めは飛鳥より脚が速かった幸村だが、筋ジストロフィを発病し、
音楽に夢をかけるしかなくなり、代わりに飛鳥が短距離選手になる
夢を追いかけるようになったのだった。
 現在。幸村は先日の事件で肺炎を起こしかけていた。 
二人の曲に歌詞を作ってくれと頼む幸村飛鳥は一抹の不安を
感じながらも承諾する。
 その日のハンドボール部の練習。 ガラスで右手を怪我したは、
指先に力が入らない。 しかし、そのせいで逆に狙った所にボールが
投げられず、初めてゴールを決めることが出来るようになったのだった。

  

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