コンパス 一見,おもちゃみたいだけど,分度器とミラーにより正確に計測できる.
迷子にならないため,そして,迷子になったとき,頼りになる.
(道に迷ったときは,来た道を戻るのが基本です.)
地図の関連装備
地形図 山歩きの必須アイテム.迷ってからは,さらに役に立つ.
コンパス 南北の方角がわかる.ただし,正確には,南北を指していない.
時計 時間がわかる.太陽が見えていれば,およその方角がわかる.
高度計 高度がわかる.地形図の等高線と組み合わせると,位置がわかる.
GPS 地球上の座標(経度と緯度)と超正確な時間がわかる.電池がなくなると,おもりになる.
日本国内の地図 (地図と地形図の違い)
地図は,国土地理院の地形図を元に,道に重点を置いて作られている.
地形図は,その名の通り,地形に重点を置いて,作られている.道のないところでは,これが頼りです.
時計や高度計さらにGPSなどは,位置の情報を与えてくれるけれど,山の情報は全く与えてくれない.地形図には,様々な情報が記載されている.地形図を見ただけで,山の様子が目に浮かぶようになるようにする.
コンパス(磁石)は,北を指していない
近畿域で磁石を使うと,磁石の指す北(磁北)は,北極点の方向より,約6° 西の方向である.このずれを偏角という.地図や地形図には,その地域での偏角が記載されている.日本では,北に行くほど偏角が大きくなっている.北海道では,約9°,沖縄では,約4°.
日本における偏角の分布および地球上の分布状態は,理科年表に記載されているほか,国土地理院のホームページにも記載がある
コンパスは,目標点が,磁北から何度の方向であるかを,教えてくれる.登山では,いくつかの基本的な使い方ができる.
自分の位置を知る
自分の進む方向を知る.
山の名前を調べる.
この続き,詳しい使い方は,そのうち書きます
時計および高度計
気圧から求める高度計
天気によって,気圧が変動するが,標高がわかっている地点で補正すれば,10m程度の精度でわかる. なんと,1mの分解能をもつデジタル高度計も市販されている.山登りには,高度計つき腕時計が便利.
ちなみに,高度が1000m上がると,気圧は100 hPaさがり,気温は6℃下がり,水の沸点は3℃下がる.
GPS
人工衛星からの信号を元に,地球上の座標を求める装置.最低3つの衛星を捕捉しないといけないので,谷間や深い森の中では,利用できない時がある.稜線や見晴らしのいいところでは,霧の中や夜でも,極めて信頼できる. ただし,GPSだけに頼るのは,危険である.
私の使っているのは,Garmin社の製品です.北アルプス等の座標ファイルを掲載しておきます.拡張子の.binを削除して利用してください.
くわしくは,国土地理院
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