ウェン・ヤン・シー


ウェン・ヤン・シー、マット・デイモン、グレッグ・キニア




ファレリー兄弟の最新作『ふたりにクギづけ』を見れば誰だってこの女優に会いたくなるに違いない。ヒロインを演じた
ウェン・ヤン・シーのインタビュー。


Q:ルックスと演技の経験以外に、あなたがこの映画『ふたりにクギづけ』で役を手に入れた決め手は何だと
思う?

A:キャスティングディレクターはもともと私の担当マネージャーの別の女優をオーディションに出させるつもりだったん
だけど、アジア系の女優は事務所で私しかいなかったからマネージャーは私の顔写真を持っていって「この娘はど
う?」って聞いてくれて、その日のうちにオーディションを受けることが決まったの。だからメイクする暇もなくて、スエッ
ト姿で汚いスニーカーを履いたまま会場に行ったら、みんなきれいにドレスアップしててすごくはずかしかったわ。でも
オーディションが終わった後、ファレリー兄弟は私を呼び出してくれたの。

Q:マット・デイモンとグレッグ・キニア、くっつくとしたらどっちがいい?

A:それって体がくっついてしまうってこと?

Q:その通り。

A:どちらかと言えばグレッグがいいわ。だってとっても仲良しだったから。グレッグは現場では撮影中も出番待ちの
時もとても面白いのよ。私はからかわれてばっかりで兄貴のような存在だった。だからくっついて兄妹みたいな気持
ちになりたいのはグレッグの方。

Q:でも映画ではマット・デイモンの相手役でしたよね。あんなぶさいくな男と愛し合ってるふりをするのは辛
かった?

A:いいえ。マットはとても優しかったわ。初めて会ったのは撮影前のスクリーンテストの時だった。私の役はもともと
ロシア人として書かれてから、ファレリー兄弟がアジア系の私を使うことになって、製作会社の20世紀フォックス社は
とまどってた。だからオーディションのすぐ後にスクリーンテストをすることになって、マットはそれにつきあってくれたん
だけど、彼はとても素敵だったわ。


ウェン・ヤン・シー、マット・デイモン、グレッグ・キニア


Q:ロシア人から中国人の俳優になって役柄で変わったところはあった?

A:かなり変わったわ。セリフにアクセントを入れた方がいいかどうかで揉めて、撮影では両方をやってみたんだけど、
二人ともどっちがいいか迷ってた。最終的には私の好きにさせてくれて、面白くなるようにシーンのところどころに中
国語を入れてみたの。マットに少しだけ中国語を教えてあげたら、彼はのみこみが早くて、お互い会話の中に中国語
を交えて話をするようになったし。

Q:このインタビューも中国語でやってみたいけど残念ながら私は中国語がわかりません。ファレリー兄弟と
一緒に仕事をするのはあなたにとって夢のような出来事でしたか?

A:撮影に入ってからの三ヶ月間は家族と一緒に仕事をしているような感じだった。二人はいつも同じメンバーで映画
を作っているから、みんな家族みたいな関係になってて、しょっちゅうふざけあったりしてるのよ。一度製作スタッフの
男性が現場にいた可愛い女の子達といちゃついてたら、誰かが後ろからやってきて彼のズボンを下ろしたの。その後
スタッフ全員を巻き込んで仕返しをすることになって、今度はその男がズボンとパンツを後ろから脱がされて写真まで
撮られてた。一週間後、30人ぐらいのスタッフがその写真をプリントしたTシャツを着て仕事をしてたわ。

Q:体のつながった兄弟とデートしたいと思う?

A:変な質問ね。でもしてみたいわ。

Q:三人一緒でもいいの?

A:映画ではどちらかひとりと二人きりになりたい時はカーテンを使ってたわ。三角関係になるよりは三人一緒にいる
ほうがいいかもね。

Q:よく言いますね。



ウェン・ヤン・シー、マット・デイモン、グレッグ・キニア、エヴァ・メンデス




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