坂本真綾イベントレポート

2004年5月1日。
IDS!会員限定「坂本真綾トーク&ライブ」心斎橋 BIG CAT(18:30開演の部)。
へ行って来ました〜。

「IDS!」とは坂本真綾のファンクラブです。
前回のライブ「タナボタ3」では抽選にもれ、
必死の電話攻撃(計3日)でチケットにありつけたワタクシでした。
が、今回は幸運なことに当選!
噂によると前回も今回も抽選に外れたという方が結構いらっしゃる模様。
実はこのファンクラブ、
友人ふたりで会費を出し合って入会しているのですが、
今回、確保できるチケットはひとり1枚。なんですと!?
そんな訳で、今回のレポートはその友人へ、
ごめんね!と感謝の気持ちを込めて、がんばって思い出します。(笑)

「タナボタ3」のレポと同じく、「真綾、真綾」と呼び捨てで書いておりますが、
悪意はございません。「真綾(敬称略)」と思って頂けるとありがたいです。
さらに、記憶に頼っているため真綾さんのセリフは正確ではありません。
こういう感じの事をしゃべったんだなー、くらいに思って下さい。


チケット代を振り込み、ようやく手元に届いたチケット。
整理番号を見ればなんと「200」。
なんだか無駄な運を使ってしまった気がする…。
「10」とかならまだしも、意味のないキリバン。
ハッ、もしや稲葉ソロライブの抽選に漏れたのはこのせい?(笑)

そして、そのチケットには宿題が同封されていたのです。
そのまま書き写しますと。

アンケートです。
1) あなたが夢みる しあわせな風景って、どんなですか?
どんな場所、どんな時、どんな天気?
ひとりで、あるいは誰かと一緒ですか?
くだらなくても、壮大すぎても、なんでもいいです。
できるだけ具体的に、あなたにとって最高に幸せな瞬間を想像してください。
そして、ここに書いて聞かせてくださいませ。
ちなみに私の夢みるしあわせシチュエーションは…会場でお話します。

2)その風景にぴったりな、坂本真綾の曲は?

これを家で書いて持っていかなくてはなりませんでした。
このアンケート用紙と引き換えにプレゼントがもらえる、という寸法でした。
微妙に難しいこの宿題。
すごく悩みましたが、なんとか書き上げ提出。
筒入りクレヨンセットを頂きました。

そんな訳で200番目に入場したのです。
(噂によるとどうやら整理番号は100からだったらしい。だから100番目ですね。)
ステージ上には向かって左にグランドピアノ。
右に椅子とマイクが置いてありました。
客席を見るとピアノ側は前列でも空席があって、なんと3列目に着席!
200番は意味あるキリバンだったのねー!!

SEはずっと真綾曲が流れています。
開演時間を過ぎてから真綾本人の
「みなさまから戴いたアンケートをもとに、今日歌う歌を選曲中です。
今しばらく、坂本真綾選曲の歌をお楽しみ下さい。」
というアナウンスが流れました。

いよいよ、真綾ちゃんと菅野さんが登場。
ものすごく近くてびっくり。表情までもしっかりと見える。
真綾が客席を見まわすと、目が合ってるように感じられて、
どこかに隠れたい衝動が…。み、見られてる??(笑)
菅野さんもよく客席を見ているので、目が合ってるように感じられて、
隠れなきゃ!!という思いがフツフツと。(なぜ)

そんな中ライブはスタート。
菅野さんの軽快なピアノが流れ出しました。
真綾は中央に立ち、「アルカロイド」を元気よく楽しそうに歌います。
私たちは大人しく座ったままで鑑賞。うん、よい感じです。(体力なし/笑)
途中、真綾がステージ左側に来た時はもう目の前。ちけー!
曲の後半から突如パーカッションの音が聞こえ始め、
あら?ふたりしかいないのに誰がパーカッションを??と見まわすと、
菅野さんが足をドンと鳴らしています。
よく見ると、菅野さんは小さなカスタネット数個を輪っかにしたようなものを
左足首にはめていて、足を鳴らす度に「カラカラ」と音がするのです。
右足はもちろんピアノのペダル。左足でパーカッション。
終いには、ピアノを弾く合間にトライアングルまで鳴らしてました。
器用すぎるよ、菅野さん。
次の音(ピアノ)に間に合わなくて、おっととーってなってましたが。ほほー。
すてき。

真綾は「タナボタ3」の時は舞台メイクで、
ものすごいバッサバサの濃い目元だったのですが、
本日は実にナチュラルなメイク。やっぱこっちの方が好みだわ。
などと思っているうちに最初のMCへ。
今回のイベントのテーマは「夢」。
真綾ちゃんは毎日見る夢を覚えているそうで、
今までに見た、おもしろい夢をいくつか話してくれました。
その中で私が一番おもしろいと思ったものを。

真綾ちゃんがライブをすることになりました。
でも、リハーサルもやってないし、歌う曲など何も決まってなくて、
いきなり本番になる、という夢。
「えー!何も決めてないじゃん!」と言っても、
菅野さんは「だいじょぶ、だいじょぶ。」と言います。
「1曲目はパイロットー!」と菅野さんが言い、
真綾ちゃんは夢の中で「パイロット」をフルコーラス歌ったそうです。
次は何を歌うのかしら…?と菅野さんの方をうかがうと、
菅野さんは真綾ちゃんの知らない曲をじゃんじゃら弾き始めます。
さも真綾ちゃんの曲かのようにピアノを弾き続ける菅野さん。
真綾ちゃんが(こんな曲知らないよ!と)歌えずに困っていると、
「あ、これ真綾ちゃんの曲じゃないや!あはははははは!」と菅野さんは笑い、
それでもその曲を弾き続けるという「いやがらせ?」な夢だったそうです。(笑)

2曲目は「プラチナ」。あいあまどりーまー♪
夢の歌ですな。

そして、「夢だと思いたい!出来事」の話を真綾が始めました。
16歳の頃、実話をもとに作詞した曲「右ホッペのにきび」です。
この曲を歌う真綾はとても印象に残っていて、
歌にものすごく感情がこもっていて、
まるでミュージカルをみているような感じでした。
歌に演じることがプラスされていたように思います。
とてもよかった。

「ともだち」。
この曲では、間奏で真綾が吹いた口笛が印象的。
アルバム「Lucy」の「木登りと赤いスカート」で真綾は口笛を吹いてますが、
ナマで聴いた口笛、ものすごく上手だった。歌が上手い人は、口笛も上手なのかしら。
口笛ってすごく音程とりにくいよね?

「みどりのはね」。
とても綺麗でした。とくに最後の4行(?)。

真綾ちゃんと真綾ちゃんの周りのスタッフたちは、
今、「苦手なことを克服!苦手なことにチャレンジ!」しているそうです。
でも菅野さんには苦手なことが見つからないそうで、(菅野さんってすごい人なのね…。)
探して探して見つけたのが、「菅野さんはじっとしているのが苦手」だったそうです。
菅野さんはじっとしている事に挑戦しているとのことでしたが、
公演中、とくに真綾ちゃんのMC中は、
靴を脱いだり(最初履いてた靴を途中から脱いでた/笑)、
片足を椅子に上げたりと、全然じっとしていませんでした。(笑)
そして、真綾ちゃんのチャレンジは。
ジャジャーンとギターが登場。
アルバム「Lucy」のジャケットにも写っているあのギターです。
一度は始めたと公言したギター。
その後まもなく放り出されたギター?
それを今、練習しているそうです。

そんなわけで、その練習の成果を披露しようということらしいです。
ここで初めて舞台右側にあった椅子に座り、ギターを弾く態勢に。
弾くのかと思いきや、喋り出します。
「あの…、ここに集まってくれた人は坂本真綾が大好きな皆さんなので、
 何があっても、どんな坂本真綾でもファンでいてくれると信じています…。(笑)」
と不安げな様子でした。ほほほ。
そして「ちびっこフォーク」弾き語り。
ゆっくりコードを押さえながら歌っていきます。
サビ前まで歌って、次に行くのかと思いきや、
チャラランチャラランチャララララ〜♪
と、ギターパートを口で歌って「今はここまで(笑)」と終了。
その後、ちゃんとピアノ伴奏で最初から最後まで歌ってくれました。

さて、提出したアンケート紹介の時間です。
開演前に短時間で選んだらしい数枚のアンケートが運び込まれ、
真綾が紹介していきました。
「炊きたての白いご飯を見た時」の解答に、
真綾が炊飯ジャーを開ける仕草をして、
パカッとジャーが開いてる時にだけ、
菅野さんがかわいい〜音楽を付けていました。
そして最後のアンケートの選曲だった「tune the rainbow」を歌い、
次は真綾の夢みるしあわせシチュエーションのお話へ。

木の家の2階に自分の図書室を作って、
そこには真綾のお気に入りの本がたくさんあります。
その部屋の窓辺に椅子を置き、一日中ただひたすら本を読む。
他の事は何もしないで本を読む。
ふと、窓から外を眺めると愛する旦那さまが庭仕事をしている…。

というのが真綾の夢みるしあわせシチュエーションだそうです。
実は、私が書いたものと共通点がいくつかあって、
真綾の話を聞きながらとても驚きました。
更に選んだ曲も同じ「afternoon repose」。
しっとりとしていてステキでしたー。選んだ曲が聴けて私は満足。ほほほ。
でも、この夢みるしあわせシチュエーションにぴったりな真綾曲って、
自分の好きな曲とは違っていて、私の中で「afternoon repose」は、
ミニアルバム「イージーリスニング」の中では最下位なのよね…。
でも「しあわせ風景」に合うのはこの曲だけだったのよ〜。

その後、みんなで楽しく手拍子をしながら「まきばアリス!」を歌い、
最後は立派に「光あれ」を歌い上げ終了。
スタスタ歩いて去っていった真綾が印象的。(笑)
菅野さんは小走りで去っていきました。(笑)

まもなくふたりで登場。
「ここに集まってくれたみなさんに感謝の気持ちを込めて。」と未発表曲を歌いました。
勝手に名付けて「ありがとうのうた」。「おきてがみ」に似た曲調の、
「5月1日 よく晴れた大阪で 会えてうれしかった」
で始まるとてもステキな歌でした。
正確な歌詞を覚えていないので、ここに書けないのがとても残念なのですが、
ファンを思って書かれた本当にステキな詞だったのです。
感動で涙が出ました。
きっと会場にいたみんなが「一生あなたについて行きます!」と思ったことでしょう。

今回のイベントは1、2曲歌ってはMCという流れで、
たくさん真綾のお話を聞くことができました。
ピアノのみの伴奏というのも、真綾の歌声にはぴったりで、
バンドだと、どうしても歌声がかき消される…、という部分もあったりしたので、
今回のようなライブをファンクラブイベントのみならず、
普通のライブとしても、続けていってほしいなーと思いました。
そんな時はちょーー必死でチケット取ります。


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曲順、MCの場所などは記憶に自信がありません。
間違っている部分があると思います。
ご了承くださいませ。

イラストについて。
今回も衣装のイラストを描きましたが、
これまた記憶に頼っているため、正確ではありません。
ワンピースの柄はよく見えないのと技術が足りないのとで、
とてもイイ加減なしろものとなっております。
菅野さんの衣装は特に私好みで可愛かったです。
薄いシースルーの生地を数枚重ねたようなワンピースで、
後ろ中心が縫い合わさってなくて、動く度にひらひらして素敵でした。
背中にリボンがついていたように見えたので絵に描きましたが、
本当はついてなかったのかも。(幻覚?)
前も大きく襟が開いていて可愛かったー。
とにかく菅野さんのワンピースがとても可愛かったので、
これを絵に描きたい!!と思ったけどムリでした。
あの可愛さは実物を見ながらでないと描けないわ。
真綾ちゃんのワンピースも薄いサラサラの生地で、
下には青紫のキャミを着ているようでした。
パンツもシワ加工された軽い生地のように見えましたが、これも幻覚かもしれません。
菅野さんのパンツはジーンズでした。
今回、いかに菅野さんを自然に絵に登場させるかを悩んだ結果、
やっぱりピアノを弾いてもらうしかないなー、という事で、
ピアノを描くハメになったのですが、大苦戦。
結局、輪郭のみピアノに逃げました。しかもズル画法です。すみませんね。
そんなわけで、少しでもイベントの雰囲気を感じて頂けたらな、と思います。