原編成 第1・第2マンドリン、マンドラ、ギター
スコア 原編成と同じ
パート譜 第1・第2マンドリン、マンドラ、マンドロンチェロ、ギター、ベース
解説 1893年8月31日にル(Lu)・モンフェッラート(Monferrato)に生まれ、1947年8月22日カザーレ(Casale)・モンフェッラートに死去したイタリアの作曲家でギタリスト。
1930年5月、ミラノのイル・プレットロ誌主催の作曲コンクールに彼の「モスコーの真昼」「黄昏語る時」の2曲が入選した。当時、沈滞下降をたどっていたマンドリン界はベッルーティの出現により、一時清新の風をあたえられた。「カザーレ狙撃兵」は岡村光玉氏がベッルーティの遺族から譲られた自筆譜で、未出版である。カザーレ・モンフェッラートに駐屯する狙撃兵連隊司令官ルチアーノ氏に贈られた。イタリアのベルサリエーリは通常、狙撃兵と訳されるが、スナイパーでではなく機械化歩兵を指し、連隊単位で各師団等に配備される。ヨーロッパオオライチョウの黒い羽で飾られたヘルメット、そしてパレードにおける独特の高速行進がイタリアのベルサリエーリの特徴で、連隊付属の軍楽隊も駆け足で演奏する。今も「ファンファーレ・ベルサリエーリ」祭典が開催されていて、ベルサリエーリは町の誇りとなっている。
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