原編成 第1・第2マンドリン、マンドラ、マンドロンチェロ、ギター、ベース
スコア 原編成と同じ
パート譜 原編成と同じ
解説
『フィガロの結婚』は、フランスの劇作家カロン・ド・ボーマルシェが1784年に書いた風刺的な戯曲で、この戯曲を題材にW.A.モーツァルトが1786年に作曲したオペラ作品である。オペラ作品の台本はボーマルシェの戯曲に基づき、イタリア人台本作家ロレンツォ・ダ・ポンテが書いた。封建貴族に仕える家臣フィガロの結婚式をめぐる事件を通じて貴族を痛烈に批判しており、度々上演禁止に遭った。このような危険な作品をオペラ化し、神聖ローマ皇帝ヨーゼフ2世のお膝元ウィーンで上演できた理由は不明だが、ダ・ポンテの自伝によれば、彼がうまく皇帝を懐柔して許可を得たことになっている。
序曲だけでもよく演奏されるが、マンドリンオーケストラへの編曲は、ギリシャの「マンドリナータ・アテニエーゼ」音楽院の校長として指揮者としても知られるニコラス・ラウダスによる。
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