原編成 第1・第2マンドリン、マンドラ、ギター、マンドロンチェロ、ベース、ティンパニー
スコア 原編成と同じ
パート譜 原編成と同じ
解説 アレグレッティは1885年、イタリアのサヴォリアーノに生まれた。父は吹奏楽の作曲家、指揮者として活動。アレグレッティはピアノ、フルート、作曲で学位を得た。彼の二人の兄弟コルラードとグイードもそれぞれチェロ、ヴァイオリンで学位を修得した音楽家であった。アレグレッティは三人の兄弟でトリオを結成、息の合った演奏活動を行ったが、音楽を職業とはしなかった。彼の職業はブレッシアの鉄工所と導管製造所の企画者であった。また彼はすぐれた画家でデザイナーでもあったがそれ以上に様々な出版にも関与した。アレグレッティはピアノ、弦楽器、管楽器など様々な楽器の為の作曲を行った。そして数多くの曲を作曲しながら、真の情熱を込めてプレクトラム音楽に貢献した。彼は1925年から「ATB」と「Constantino
Quaranta」の二つのマンドリン合奏団の指揮を1956年まで行った。1965年9月3日没。 彼の作品には本曲のほか、”Preludio
in La minore”(前奏曲イ短調)、”Egloga”(牧歌)、”Foot-Ball,marcia”(フットボール)、”Galiardetto
Avanti!,marcia”、”Riflessioni,intermezzo”(「熟慮」)、”Serenata alla pattuglia”(斥候兵のセレナータ)などがあり、編曲にはマスカーニの”Le
Maschere,sinfonia”(仮面序曲)、”Danza Esotica”(異国風舞曲)、”Iris-inno al Sole-“(歌劇イリス)などがある。1902年にイル・マンドリーノ誌から出版された”Foot-Ball,marcia”(フットボール)以外は印刷に付されることがなく、Allegrettiの作品は今日までほとんど演奏されることがなかった。
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