原編成 マンドロンチェロ、ギター
マンドロンチェロに代えてマンドラ(或いはマンドリン)でも演奏できるように記されている、。
スコア マンドロンチェロ、ギター
解説 ビックフォード夫妻の共作による「絃の物語」は、1920年の出版後、各地で夫婦共演により発表された。
中世ヨーロッパに栄えたリュートとギターの盛衰を、リュート族楽器最後の生き残りともいえるマンドロンチェロとギターで歌いあげたものである。夫マイロンのプレクトラム音楽研究と彼のマンドロンチェロ演奏、妻オルコットのギター演奏がこの作品で融合したのであった
曲は三つの楽章にわかれ、それぞれに短い説明が付されている
1. 楽しき日々 ギターとリュート族楽器がヨーロッパで持 てはやされた栄華の時代。
2. 絃の悲哀 ピアノの勃興により、フレット楽器が冷遇さ れ不遇に陥った時代。
3. 勝利の歌 長い年月の無理解と偏見を打破し、フレッ ト楽器が最後に勝利を歌う。
ニューヨークのJ.Smithから出版された楽譜によった。マンドリンあるいはマンドラでも演奏できるように記譜している。
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