1999年の七帝戦の感想などです。
七帝戦の感想と引退する4回生へ
平成6年入学 桑江利彦
桑江さんによる七帝戦報告です。
七帝当日は奥田さんと一緒に平行棒の審判をやっていたので、全体の様子などはどなたかにお譲りするとして、 平行棒の感想を述べてみます。
平行棒に関しては技の数が10個あるかどうかがとても重視されていたような感じでした。
だから少ない技を綺麗にやってきたような人は見た目より結構点が押さえられ、 それに対して少々実施がまずくても多くの技をやった人の方が点が出ていたような気がします。
阪大の演技は通し練習をしっかりやっていたこともあって他大学に比べると実施はよかったと思います。
特に4回生の寿原や安永はいつもよりできていたくらいでした。
来年もっと高得点を狙うなら実施も大切ですがやはりもう少し演技の構成をできるだけ 満点に近づける方が得策かなあという印象を受けました。
先日阪大にも漸く(待ちに待った)新しい平行棒が入ったので、 これまで伝統的に苦手としていた阪大の平行棒も来年以降レベルアップしていくものと思います。
結果はご存知の通り男子が3位(2位北大に僅差)、女子が優勝ということでよく頑張ったと思います。
来年も男子では東大が強いような気はしますが、今年ほどぶっちぎりではないので、 阪大も今後1年間のやり方次第では十分優勝も狙えるのではないかと思います。
女子では団体優勝と共に1回生の森口が個人タイトルをとってくれたので彼女には2連覇、3連覇を期待したいと思います。
今回は阪大主管ということで現役にとっては演技以上に運営の方が心配だったと思いますが、 運営は僕が予想していた以上によくやっていたと思います。
主将の松本を中心に他の部員も本当によく働いていました。
現役の皆さん本当にご苦労さんでした。いい大会になったと思います。
最後にこの試合で引退する4回生の寿原、安永、小原、野川へ。
この学年は僕達の代が幹部の時に入ってきた学年で直接指導(偉そうな言葉になってしまいますが) したのでやはり多くの思い出があります。
寿原と安永はともに大学から体操を始めたにも関わらず、当時の経験者中心のハードな練習によくついて来てくれたと思います。
そして彼等なりに僕達の意思ややり方を理解し現在に伝えてくれたので本当に嬉しく思います。
常に当時の強かった時期の成績と比べられ辛い立場ではあったと思いますが、最後の七帝ではこれだけの成績をあげ、 本当によくやってくれたと思います。
小原は女子部員が少ない中で最後まで不況下での就職活動とクラブを両立し頑張ってくれたと思います。
時には女子1人ということもありその時の苦労は想像以上のものがあると思います。
それでも阪大体操部女子の火を消すことなく最後まで続けてくれた彼女には頭が下がる思いです。
野川は遠く和歌山大学からわざわざ大阪の北の果てまで体操をやりに来てくれて、 人数の少ない女子の練習を盛り上げてくれました。
彼女のお影で和歌山大学とも交流が持てるようになったので女子だけでなく阪大体操部としても感謝しなければいけないと思います。
4回生の皆さんとりあえずはお疲れ様。
現役引退といっても、表舞台から下りるだけで全く終わりではないので、これからは共に舞台の下で現役の活動を支えていきましょう。
七帝戦を終えて。
平成8年入学 小原智美
4回生の小原による七帝戦報告です。
今回の七帝戦は、初めて主幹を務めた大きな試合であったと言う事と、 私にとっては大学生活最後の試合であったと言う事で、大変思い出ぶかい試合になりました。
これまで阪名戦や、五大戦などの主幹を務めた事はありましたが、どちらも手抜かりが目立ち、 試合中にばたばたする事があったので、今回も、そのような事にならないかと事前にかなりの不安はありました。
直前になるにつれて、続々とすべき事が湧き上がり、最後までこの不安はぬぐえませんでした。
しかし、OB・OGさんに助言をいただきながら、部員全員が一丸となってそれぞれの役割を確実に果たし、 何とか無事に試合を成功させることが出来、本当に感無量です。
OB・OGさんをはじめ、お力添えをしてくださった皆さんに本当に感謝しています。
そして、部員の皆さんも、良くがんばったと思います。
私個人の試合の内容を反省してみると、これは大変不本意と言わざるを得ません。
2月の骨折が完治しないまま練習をはじめてしまった事や、就職活動で十分に練習が出来なかった事で、 試合で自分の実力を十二分に発揮する事が出来ず、大変くいの残る結果になってしまいました。
しかし、新しく入ってくれた頼もしい一年生のおかげで、団体では形ばかりとはいえ、 優勝する事が出来、大変うれしく思っています。
四年間の部活動がこれで一応一段落したわけですが、部員が少なかったりけがをしたりとつらい事もありましたが、 とにかく四年間続けられた事に満足しています。
みなさん、ほんとにありがとうございました。
それからお疲れさまでした。
七帝戦の感想
平成8年和歌山大学入学 野川明子
4回生の野川による七帝戦報告です。 「阪大体操部に出会えて良かった」七帝戦を終えて、私はこのように思いました。
七帝戦を振り返ると、初めて跳馬で転回とびをし、段違いでは蹴上がりと宙がえり降りをしました。
これらの技は、阪大で練習できたからこそ完成させる事が出来ました。(まだまだ不充分ですが…)
床では最初からバク転を見事に失敗し、しかも最後も挑戦し無謀な事をしてしまい、皆さんを心配させてしまいました。
ごめんなさい。
しかし、頭を打ったおかげで、賢くなったと思います。
卒業までにはもっと練習して、バク転を完成させます。
また、平均台や床ではロボットのような動きでなく、優雅に演技が出来るようになりたいです。
阪大体操部のおかげで、私はさらに体操が好きになり、またすばらしい仲間に出会う事が出来ました。
阪大体操部の皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。