
とぜんぐさ(不定期雑記)
土曜日の朝、8時くらいだったでしょうか、お隣さんがわが家のチャイムを鳴らしました。嫁さんが応対したのですが、
「あのお、もう、お気づきかもしれませんが…」
「はい?」
「お宅の物置の陰で、猫が首突っ込んで死んでますよ」
「ええっ?」
嫁さんにたたき起こされて、見に行きますと、本当でした。よく見かけていたのら猫が物置の下に、首突っ込んで死んでました。
物置は、コンクリートブロックの上に置いてあるのですが、どうやらその下にもぐりこもうとして、逆に首が抜けなくなったのでしょうか、その体勢のまま、死後数日といった状態でした。
ここ数日、寒かったうえに、雨が続いていましたからねえ。
どうかして、もぐりこみたかったのでしょうか。しかし、君の体が入るほどの隙間ではないことぐらい、ひと目でわかりそうなもんなのだが…
身動きがとれなくなって、冷たい雨と風を遮るものはなにもなくて…
そんなことを想像すると、かわいそうでかわいそうで。
それでもそのままにしておくこともできませんし、なんとかしなくてはなりません。わたしは確かに猫好きですが、うちの子ではない子を庭に埋めて上げられるほど、やさしくもないので、大津市役所に電話をかけました。
「あのお、猫が死んでいるんですが…」
「ああ、それでしたら美化センターにおかけください。電話番号をお教えしますので。」
「ああ、お願いします。」
「それから、ダンボールに入れておいてくださいね。」
「えっ? やっぱり…」
「はい。」
ううん、死後数日たった彼女(雌猫でしたから)をかあ。ま、しょうがない。
で、まあ、なんとかスコップを使ってダンボール箱の中へ。入れたとたん、彼女はひっくり返って仰向けに…
なかなか… 夏でなくて良かった…
美化センターはすぐに来てくれました。ありがたいことです。
その後、花を買ってきて供えました。
もっと早くに気づいてやれなくて、ごめんね。
(H17.02.20 記)
|
|
|

|