とぜんぐさ(不定期雑記)

a@030  猫が…

  土曜日の朝、8時くらいだったでしょうか、お隣さんがわが家のチャイムを鳴らしました。嫁さんが応対したのですが、

  「あのお、もう、お気づきかもしれませんが…」
  「はい?」
  「お宅の物置の陰で、猫が首突っ込んで死んでますよ」
  「ええっ?」

  嫁さんにたたき起こされて、見に行きますと、本当でした。よく見かけていたのら猫が物置の下に、首突っ込んで死んでました。
  物置は、コンクリートブロックの上に置いてあるのですが、どうやらその下にもぐりこもうとして、逆に首が抜けなくなったのでしょうか、その体勢のまま、死後数日といった状態でした。
  ここ数日、寒かったうえに、雨が続いていましたからねえ。
  どうかして、もぐりこみたかったのでしょうか。しかし、君の体が入るほどの隙間ではないことぐらい、ひと目でわかりそうなもんなのだが…

  身動きがとれなくなって、冷たい雨と風を遮るものはなにもなくて…

  そんなことを想像すると、かわいそうでかわいそうで。

  それでもそのままにしておくこともできませんし、なんとかしなくてはなりません。わたしは確かに猫好きですが、うちの子ではない子を庭に埋めて上げられるほど、やさしくもないので、大津市役所に電話をかけました。

  「あのお、猫が死んでいるんですが…」
  「ああ、それでしたら美化センターにおかけください。電話番号をお教えしますので。」
  「ああ、お願いします。」
  「それから、ダンボールに入れておいてくださいね。」
  「えっ? やっぱり…」
  「はい。」

  ううん、死後数日たった彼女(雌猫でしたから)をかあ。ま、しょうがない。
  で、まあ、なんとかスコップを使ってダンボール箱の中へ。入れたとたん、彼女はひっくり返って仰向けに…
  なかなか…  夏でなくて良かった…

  美化センターはすぐに来てくれました。ありがたいことです。

  その後、花を買ってきて供えました。

  もっと早くに気づいてやれなくて、ごめんね。

 (H17.02.20 記) 





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