![]() 新たなテーマとして「近江八景」に挑戦します。 近江八景は、「ぎゃらりぃ」でもご紹介しましたが、琵琶湖の南(ほとんどが大津市)に集中して いる風光明媚 なスポットです。(正しくは「だった」ですが、その辺はおいおいに)。 この八景を「時をかけるおとら」にとりあげようと思ったのは、比叡山から琵琶湖を眺めた時で した。眼下に広 がる琵琶湖。そこに点在する八景。その「今の姿」を調べたいと思ったのでし た。 対象は八個所あります。実はこの稿を書いている現在でもそのすべてをまわりきれていないの です。ですから 何回かに分けて取材をし、ご紹介していくことにいたします。
この博物館のすぐそばに三井寺があります。 ![]() 正しくは「園城寺(おんじょうじ)」といいます。天智、弘文、天武天皇の勅願により建立とさ れています。「三井寺」と呼ばれる由縁は、天智、天武、持統天皇の産湯に用いられた霊泉が あり「御井(みい)の寺」と呼ばれていたことに発するそうです。 ところでこの三井寺。やたらに広いのです。それだけに見どころは豊富にあります。
で、本題の「三井の晩鐘」です。 夕暮れの里に響く鐘の音は視覚と聴覚に訴える美しい景色です。事実、三井寺の鐘は「日 本の音百選」にも選ばれているほどの名鐘なのです。八景のひとつとしてふさわしいものに違 いありません。 念のために言っておきますが、この鐘と「弁慶の引摺り鐘」とはまったく別ものです。
|