さらに、このお寺の門前にこんなお店
がありました。ここの幽霊子育飴は有名
なものです。
いわれを、お店の由来書からご紹介
しますとこうあります。「今は昔、慶長四年
(1599)京都の江村氏妻を葬りし後、数
日を経て土中に幼児の泣き声あるをもっ
て掘り返し見れば亡くなりし妻の産みたる
児にてありき。然るに其の当時夜な夜な
飴を買いにくる婦人ありて幼児の掘り出さ
れたる後は、来らざるなりと。」その後、こ
の子供は高名な僧になったそうです。史
実としてどこまで確認できるのか興味深
いところですが、伝説としてもなかなかに
おもしろいお話です。
そうそう、飴は素朴な甘さのもので、お
いしかったです。
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