さて、ちょっと観光案内。


  橋立そのものは、だいたい3.6qの行程ですが、途中、見どころがいくつもありま
す。

「岩見重太郎 仇討ちの跡」

  詳しくないのだけれど、有名な剣豪のようです。近くに試し切りにした(という)岩もありました。

「磯清水」

  井戸です。まわりは海なのに真水が出ます。よほど深いのでしょう。日本百名水のひとつに選ばれています。
←怖々のぞき込むゆきちゃん(笑)

「与謝野晶子の松」

  与謝野晶子とは馴染みの深い土地です。ちなみに対橋楼さんには与謝野晶子が宿泊した部屋が「晶子の部屋」として保存されています。

  橋立の松には、このようないろんな名前の付いた松が多くあります。

…と、いうわけでおすすめの観光地でした。海水浴もできますよ。

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とかなんとか言ってるうちに、対岸に到着〜!
  ゆきちゃんの見上げる先には傘松公園展望台が...

  あそこへはリフトorケーブルカーで登ります。(歩いてもいいけど...)

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  傘松公園からの写真ですが、当初、展望台からの風景が絵はがきのそれだと思って
いたのです。しかし...
  そこからさらに登ると(テクテク)傘松小倉屋という茶店があるのです。そこでゆきちゃ
んが発見したのは、絵はがきとそっくりな風景写真(非売品!)。おおっ、これは!? と
思い絵はがきと見比べていると、お店のおじさんがのぞき込んできて、「これは珍しいで
すなあ!」と。お話によるとこの写真はこの場所から撮影されたものだそうです。そう言
われればそんな気もする...

  ちなみに、ここのお店はこのおじさんで4代目。5代目も働いておられました。すると、ここも明治創業か? うう〜ん、古い土地だなあ。  

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そこからさらに30分。バス代ケチってテクテクと...しんどかった...
着いたところが西国二十八番成相寺。704年開基の由緒あるお寺です。


  本堂です。当時は盛り土だけで、今のような石垣も階段もなかったのですね。今では
(休日ということもあってか)大変な賑わいです。

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  さて、ここで下山しても良かったのですが、この上になにやら「日本一のパノラマ
展望所」なるものがあると...
  (ホントに日本一かよお、とアテにはしていなかったのですが…)

  ここまで来たんだ行ってみようと歩き始めたところ、一台の車が...
  「乗って行きなさい」
  うう、ありがとう。地元のおじさん。助かりました。


  「いやあ、日本一なんて言ってそれほどでもないのだよ」
  「はは、そんなことはないでしょう」
  「いやいや、道があるから車が登ってくるけどねえ、駐車場があるだけだよ」
  「はは、いくらなんでも...」
  「ものずきが多いんだねえ」
  「...」

  車中、ガタガタ道での会話でした。

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  さて、到着。


  …おじさん、この景色は素晴らしいよ。
  確かに駐車場と自販機が一台だけのなんにもないとこだけど、若狭湾が一望できる
し、遠くには能登半島。オオミズナギドリで有名な冠島。京都の愛宕山。そしてもちろん、
天橋立。
  とても写真には写しきれません。ほとんど整備されていないけど、明治からの有名な
観光地なんだから、一カ所ぐらい、こんな穴場があってもいいよ。

  うん、ホントにいい景色だ。

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  こうして今回の旅は終わったのでした。
  機会があれば、また訪れてみたい場所でした。親切にしてくださったみなさん、ありが
とうございました。


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  おまけ。
  道中にて発見「いい言葉」
「苦しいことから逃げていると楽しいことからも遠ざかる」

うんうん、そのとおりだよ。