アンコールワット他

2006年10月31日
アンコールトムの概要

 アンコールトムとは、城壁と環濠に守られた巨大な都城である。12世紀後半、ジャヤヴァルマン7世により、第4次ヤショダラプラの都として造営された。一辺が3キロの正方形(正確には北側3096m、南側3070m、東側3031m、西側3036m)で、周囲の城壁はラテライトで作られており、高さ約75m。周囲の環濠は幅100m、深さは5ないし6m程度。
 アンコールトムは、北東角が高く南西角が低い。その高度差は現在で約10m。この高度差を利用して北東角から環濠の水を取りこみ、城内を流れて南西角のベン・トムに溜まり、ここから環濠に排出された。都城の中心にはバイヨン寺院がある。5つの城門があり、それらには木製の扉があって夜には閉じられたという。内部には木造の王宮があって王が住み、また多数の寺院と溜池があった。ちなみにアンコールトム(大きな都)とはのちになってつけられた呼び名である。
トップへ
戻る
前へ
次へ