My Favorite Records of
Count Basie

The Legend


1, The Trot
2, Easy Money
3, Amoroso
4, Goin' On
5, The Swizzle
6, The Legend
7, Who's Blue?
8, Turnabout

trumpets :
Thad Jones, Al Aarons, Snooky Young, Sonny Cohn.
trombones :
Henry Coker, Quentin Jackson, Benny Powell.
saxes :
Frank Wess, Benny Carter, Frank Foster, Budd Johnson, Charlie Fowlkes
rhythm section :
Sam Herman(g), Eddie Jones(b), Sonny Payne(d), William"Count"Basie(p)

Recorded : October 30 - 31 (1, 4, 6). November 1 - 2 (2, 3, 5, 7, 8)


 ベイシーは、演奏スタイルの幅を広げる為に外部の優れたアレンジャーにスコアーを依頼して最高最強のバンドを構築したのが1950年代末からですが、ベニー・カーターも其の内の一人で、1960年に初めて彼を起用して収録したのがルーレットの「カンサス・シティ組曲」でした。新鮮なリード・アンサンブルが魅力となって好評を博し、引続き翌年の1961年に吹き込んだのが本作です。
 カーターのアレンジ手法の特色は、前述したリード楽器のアンサンブルなどにありますが、美しい旋律を持った「イージー・マネー」も代表作の一つで、その才を伺う事が出来ます。この曲は、日本のバンドもよく演奏するなど親しまれていますが、意外にもベイシーの演奏した記録としてはスタジオ録音の本作とライブ盤の「Olympia 5 May 1962」しか見当たりません。収録時間も短くやや物足りない一面や、ギターのフレディ・グリーン、アルト・サックスのマーシャル・ロイヤルの二大巨頭が抜けている難点もありますが、スヌーキー・ヤンブのカップ・ミュートの素晴らしいプレイなど、オール・スターを誇っていた時期のベイシー楽団を楽しむことが出来ます。(February 4, 2006)

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