My Favorite Records of
Count Basie

Olympia 5 Mai 1962
LIVE


1. Why Not
2. Easy Money
3. Vine Street Rumble
4. Discomotion
5. Mama's Talking Soft
6. Jumpin' at the Woodside
7. Easin' it
8. Basie
9. Lil' Darlin'
10. Toot Sweet
11. You're too Beautiful
12. Blee Blop Blues
13. April in Paris
14. The Song is You
15. Stella by Starlight
16. Cute
17. I Needs to be Bee'd with
18. Nails
19. The Blues

trumpets :
Thad Jones, Al Aarons, Snooky Young, Sonny Cohn.
trombones :
Henry Coker, Quentin Jackson, Benny Powell.
saxes :
Marshall Royal, Frank Wess, Frank Foster, Eric Dixon, Charlie Fowlkes
rhythm section :
Freddie Green(g), Eddie Jones(b), Sonny Payne(d), William"Count"Basie(p)
vocal :
Irene Reid

Recorded : at OLYMPIA 5 Mai 1962


 強力なメンバーを擁したアトミック・バンドも終わりの時期、パリ・オリンピアでのライブ。バンド・メンに若干の移動はありますが、ライブ録音で余り聴くことのない「Easy Money」や「Easin' it」など、とても楽しい演奏を展開していますから、これからベイシーを聴きたい向きにも最適な一枚です。録音も優秀で、サックス・セクションのアンサンブルなど、とても魅力的に響きます。
 「Why Not」「Cute」は、ニール・ヘフティがフルート・ソロの多用とソフト・ムードを重視したアンサンブルでベイシー・オーケストラに新風を吹き込んだ中の代表作。フランク・ウエスのロング・ソロと軽快にスウィングするアンサンブルが魅力です。
 「Easy Money」「Vine Street Rumble」は、ベニー・カーターのメロディー作り、サックス・セクションの歌わせ方の妙味を堪能できる傑作。リラックスしたテンポと美しい旋律、ベイシーのビアノが爽やかにクローズ・アップされ、このアルバムでも特に聴きもののトラック。ベイシー楽団の十八番「Jumpin' at the Woodside」や、ウィルキンスの「Basie」で強力にドライブするフランク・フォスターのロング・ソロは圧巻です。そしてアルバム・タイトルにもなったフランク・フォスターの「Easin' it」や、クインシー・ジョーンズの「I Needs to be Bee'd with」は、簡素で美しいベイシーのソロが楽しい。聴きなれた「You're too Beautiful」は、ソロイストのインフォーメイションがなく誰か判別できませんが、ふくよかで丸みのあるテナーが新鮮に響きます。

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