読者の声

「???・・・少し違うのじゃないの!?」 ファンの声です。

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Bob Mintzer Big Band
Homage to Count Basie

シャープ・フリークさん

 
 管理人さんの期待には応えられなかったようですが、個人的には、オーソドクスなベイシー・チャートの中に、ボブ・ミンツァーならではの個性(というかアク)がちりばめられた“意欲作”であると捉えています。
(好き・嫌い/成功・不成功は別として・・・)

 ベイシー・バンドの一丸となったドライブ感よりも、ブラス&サックスのフレーズやハーモニーで“コンテンポラリー・ベイシー”をさり気なく演出した所が、本アルバムでのボブ・ミンツァーの狙いと言えるでしょう。
(そう思ってます!)

 ベイシーものでは、本家でお馴染みのフレーズにも微妙(絶妙?)にミンツァー・テイストが加えられ、(譜面ヅラの)見た目(聴いた目?)よりも実際に演奏するは結構キビシイものがあったりして・・・。このアルバムはそこら辺が聴き所かも知れません。(社会人ビッグバンドをやっている方なら判るでしょ?)

 またオリジナル作品(Home Basie以外は)も、ベイシー・テイストを十分に計算した秀作と言えるでしょう。
オープナーの「Havin' Some Fun」あたりはその典型です。

 最後に、「ベイシー&ビヨンド」と比較するのも無粋ですが、この2枚って、超豪華ハリウッド・オーケストラ対ローカル・バンド的な風情ですネ。


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