This page is an introduction of the impressive album from my collection
Photo: Robert Bowman
The
Dizzy
Gillespie
Alumni
All - Star Big Band
Things to Come
1. Stablemates 2. Jessica's Day 3. Things to Come 4. 'Round Midnight 5. Manteca 6. Lover Come Back To Me 7. Emanon 8. Whisper Not 9. I Remember Clifford 10. Ray's Idea 11. A Night in Tunisia |
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Dizzy Gillespie with MCG founder, Bill Strickland, at MCG, 1989. |
conducted by musical director and
trumpeter : Jon Faddis saxophone : James Moddy, Jimmy Heath, Frank Wess, Antonio Hart, Gary Smulyan trumpet : Earl Gardner, Greg Gisbert, Terell Stafford, Claudio Roditi trombone : Slide Hampton, Jay Ashby, David Gibson, Douglas Purviance rhythm section : Renee Rosnes(p). Marty Ashby(g). John Lee(b). Dennis Mackrel(d), Duke(percussion) Recorded live at Manchester Craftsmen's Guild, Pittsburgh, PA, September 2000. |
ディジー・ガレスピーは、終生ビック・バンドに情熱を持ち続けました。1945〜50年の伝説的Bebopバンド、そして1955年に再起したハード・バップを主軸にした第三期のバンドではクインシー・ジョーンズのファンキー節が光り輝き、ベニー・ゴルソン、アーニー・ウイルキンスが名編曲を提供して、激しいエモーションに代わってアドリブに主軸を移したニュー・サウンドの傑作を残します。しかし恒久的なビック・バンドの維持が難しくなり、折節組織して野心的なビック・バンドを聴かせました。 このオーケストラは、ガレスピーの愛弟子ジョン・ファデスが、そうしたガレスピーのビック・バンドに対する情熱の意志を継いで1997年に結成したものです。2000年9月にマンチェスター・クラフスメンズ・ギルドでライヴ・レコーディングされたサイドメンには、ジェームス・ムーディ、ジミー・ヒース、スライド・ハンプトン、そしてフランク・ウエス等、ガレスピーの系統を引く面々の参加が目を引きます。 このアルバムでは、1945年のビック・バンドからタイトルにもなっている「Things to Come」を初めとして「Manteca」「Emanon」「Ray's Idea」をプレイしています。「Things To Come」のリニー・ロスネスはテクニックに冴え、アントニオ・ハート(as)のハードなソロが魅力。第三期ビック・バンドのゴルソン古典「Whisper Not」は、あのふっくらとしたゴルソン・ハーモニーが楽しいですが、「サンジェルマンのジャズ・メッセンジャース」で名高いリー・モーガンのミュート・プレイを聴いた耳にはファデスのハイ・ノートが何とも耳障りです。 |