ぽんちゃんが生まれた頃

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ぽんちゃんの名前

さて、赤ちゃんが生まれたら次は名前を考えなくてはいけません。パパは考えましたが、決してあわてることはありませんでした。なぜならパパは昔から子供が好きだったので、なんと高校生の時から子供に付ける名前を考えていたからです。でも少し考えて、前から好きだった「祥」という字に子をつけて、「祥子」とつけました。こうしてぽんちゃんは「祥子ちゃん」という名前になったのです。ではどうして祥子なのに「ぽんちゃん」と呼ばれているのでしょう?。

「ぽんちゃん」

前にも書きましたが、パパとママはぽんちゃんの顔を見る度に笑ってしまいます。それはかわいいからでもありましたが、それ以上にとても面白かったのです。ぽんちゃんは生まれたときからすでにまんまるい顔をしていました。ふつう、生まれたての赤ちゃんはやせておさるみたいなはずなのに、ぽんちゃんは出てきた時、すでにほっぺたが垂れていたのです。その後お乳を飲んで育ちはじめると、さらにポンポンにまんまるくなり、お相撲さんみたいになってきました。パパたちはあまりに面白いので愛称をつけようと思い立ちました。そこであまりにもポチャポチャなところから、「ぽんちゃん」と呼ぶようになったのです。

ぽんちゃんはおかず・・・

パパは前から、子供ができたらしたいと思っていたことが二つありました。ひとつは頭の髪の毛を剃って、または刈って丸坊主にしたいということでした。でもこれは、ぽんちゃんが女の子だったのであきらめました。もうひとつは自分の子供を使って思い切り遊びたいということでした。まずパパはぽんちゃんのほっぺたを引っぱっておまんじゅうみたいな顔にして面白がりました。次にぽんちゃんをママのベッドの枕に乗せてみました。するとぽんちゃんがあまりに小さいので、横向きではなく、はみ出すことなく枕に縦に乗せることができたので、パパとママは腹を抱えて大笑いしました。

退院したらパパは、ぽんちゃんを肴にビールを飲もうと決めていました。そこで退院するとさっそくその日、夕食の食卓の真ん中にぽんちゃんをデーンと寝かせ、パパとママはぽんちゃんを挟んでぽんちゃんを見ながら食事をしました。それはおいしいビールでした。その後もぽんちゃんが度々食卓にのぼることになったのは言うまでもありません。(今では「降りろ」と言っても勝手にのぼりますが・・・)。
 
枕 サラダ おかず
枕に寝られます!! サラダに足をつっこんでいます!! 食卓にのぼるぽんちゃん!!

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