No16
<Roland organ NEWアトリエ誕生>
ヘクター・オリベラ氏 セミナー&コンサートより

セミナーでのミニ・コンサート・プログラム

♪「詩人と農夫」序曲   
スッペの作品中<軽騎兵序曲>とともに最も親しまれている。レパートリーとして何回も演奏されているが、今回は荘重な序奏後チエロのソロにArt.cellを使用、伸びやかな主題を朗々と歌い上げ、その最後の音をDビームで自然なディミヌエンド〜サイレントになる見せ場を作る。(エクスプレッションペダルでは音が残る)
次のアレグロの嵐の場面では鍵盤でのクラッシュ・シンバルとDビームを組み合わせより臨場感を!
その後3/8の美しいワルツではストリングスが映え、
行進曲の再現によって音が構築されクライマックスへ・・・。
マイ・ロマンス
リチャード・ロジャースによるスタンダード・ナンバー。
アルバムにも演奏された名曲がトロンボーンの生音さながらに、左手によるDビームによるスライド奏はゾクゾクでした!
これもArt.トロンボーンの成せる技。アドリブのピアノにハーモニック・バーによるオルガンサウンドがライブ感を醸し出し、いい雰囲気を創る!


ヘクターさん自身ウットリとご満悦の様子。それもそのはず、奥様との出会いの曲だったそうです。(^。^)

チャルダッシュ

モンティ作曲のヴァイオリン曲。最近はフィギュア・スケート、浅田真央ちゃんの音楽としても超有名。
80年代よりヘクター氏のレパートリーとして、何度も
聞きましたが、楽器の進化と共に音楽も表現が様々に変化。
当時を思い起こし、多くの方の熱い想いがこの新しい楽器に込められていることに感慨ひとしお。

Art.Violinを生かし、fullにポルタメント&ピチカートを瞬時に弾き分ける足技!(エクスプレッション・ペダル左右のスイッチによる)
中間部は民族楽器を表現、トレモロ奏による演出〜舞曲に戻ると上下の鍵盤を駆使、アクセントを
決めるダイナミズムあふれる演奏で聴衆の心を掴む素晴らしさ。(^^♪

交響詩「死の舞踊」 〜サンサーンスの動物の謝肉祭より「化石」のメロディーが使われるこの曲はオーケストラサウンドが満載、楽器の魅力堪能できる醍醐味が・・・。
絵画にインスピレーションを得て書かれたという。
Art.ViolinとArt.cellをオクターブ下げて重ねて
使用と、ネタ聞きました!
チャイムの音も入り、教会の雰囲気もバッチリ。
新曲はさすがに印象的で、ギコギコと聞こえるあの
ヴァイオリンの弓と弦の擦り合う生音が、ホントに再現され、ヴァイオリン・コンチェルトも演奏可能な楽器の進化に目を見張り、ますます、<音楽の深さを学ぶこと>と<限りない表現を目指すこと>を、心から感じました。
  
           12月7日 管理人
 
トップページに戻ります。

Copyright © 2005 Organ Symphony All Rights Reserved.
このサイトの著作及び作品は著作権により、コピー等は禁じられております