かしこい特許事務所の使い方
  ちょっと一言







   特許事務所に勤めていた経験から、
              内部情報を元にお話しします。

   今までに、特許事務所に頼んで、うまく行かなかったと言う中小企業の社長さんから
  嘆きの声を聞き、その事例の中から、想定して、間違った判断をしない、
  特許事務所と上手くつき合うにはどうしたらよいかの設問です。


 特許事務所の選び方

 1.事務所に行く前の選択基準(外観で決めない)
  a.事務所の規模で決めない。
    大きいからと言って、良い事務所とは限らない。
  b.国内、国際特許の文字に惑わされない。
    幅広くやっているからと言って、費用対効果が良いとは言えない。
  c.専門分野があることを認識すること。
  d.個人の依頼に、力を入れているか。(個人又は、零細企業)
    (面倒な依頼、例えば、中途依頼、等いやがる傾向の事務所は、
     良い仕事はしてくれない。)


 2.事務所に行ってからの判断基準
  a.説明する発明の認識が早いか?
    相手の質問内容にピント外れはないか。
    ここから分かること、良い明細書(権利範囲が適正)
    を書いてくれるかどうか。

  b.手数料の提示の仕方が良いか。
    金額では決められない、安いのは内容に比例することが多い。
    ここから分かること、安い金額を提示して、明細書のページ数を指定してくる。
    これでは、権利が守れるかどうか。

  c.明細書は誰が書く。
    事務所の誰が依頼者と応対して、最終誰が書類を作るのか。
    弁理士が書くとは限らず、見習いの事務所員、
    外部委託(弁理士でないライターが存在する)。
    ここから理解することは、応対する相手によって、その事務所の状況が分かる。

  以上のことを検討し、不安だったら依頼を保留して帰ること。


 3.弁理士に発明を説明するポイント
   a.発明の説明を書類で出す。
     面談だけで、理解して書いてくれるところもあるが、(それが的確であれば、
     最高の事務所)発明を理解する上でも必要。

   b.できるだけ加除書きで、分かり易く。
     発明の説明抜けが、分かる。

   c.目的と効果、構成は、置き換えができるものまで説明。
     特に従来品との違いを明確に。

   d.独りよがりにならない。
     相談するつもりで、説明して行く。

 その他、裏技などもありますが、差し障りがあるといけないので、
 知りたい方は、下記から、お入り下さい。

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