けいはんなサイクルレース

 会場は、けいはんな学研都市の「こもれび公園」を発着点とし、国際高等研究所・木津川台を周回する1周 2.75km、高低差35mの公道を周回するコース。昨年ノービスで優勝したので、今年は5周のインターミディエイトに挑戦した。
 地元の特権で前日に受付を済ませエントリーリストをみると、昨年同クラスで優勝した人や、今年の春リッツで優勝した人など、早そうな人が目につく。しかし、鈴木光広氏の名前を見つけたときは驚いた。同姓同名同年齢の人が他にいなければ、今年の春、京都のポルトマイヨの主催でロードレーサー講習会を行った時の講師であり、サコッシュにサインを貰った人である。元オリンピック代表選手であることは言うまでもない。レースよりも再会を楽しみに当日を迎えた。
 当日は、心配された雨はたいしたことがなかったが、レースが始まる前に冷え込んで寒くなってきた。心拍計がまともに動かなくて気を取られたが、最前列から順調にスタートして、1周目は3位をキープ。2周目も先頭集団の前方にいた。しかし、3周目の登りがやけに長く感じられてペースが落ち、集団から千切れそうになる。下りで追いつくが、4周目の登りで再び千切れ始める。別クラスの選手も混じっているので、先頭からの距離や順位がわからなくなってきた。この時点で気持ちは切れてしまったと思う。下りに入って再び先頭集団に追いつき、最終ラップの登りは意外についていける。結構集団も脚に来てるのかなと思うが、前に出るほどの元気はない。結局、そのまま集団後方でゴール。
 リザルトをみると、8秒の差を付けて一人が飛び出したようで、2位とは4秒差の15位だった。この4秒は結構大きく感じられる。
 ところで、4位に鈴木氏の名前があった。「しまった。すっかり忘れていた!」

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