関西シクロクロス第1戦

 前日に美山入りして長谷運動公園に行くと、まだコースは設営中だった。雨の中を一人で試走している人がいたのでコースの様子などを聞いてみる。彼(T舛氏)は京都市内から輪行で来て、今回が初めてらしい。せっかくなんで一緒に試走することにした。
 コースは野球場周辺の草むらと公園周辺のダート、グランド脇の土手が中心でほぼフラット。昨年の大野ダム公園とは大違いで、犬のフンさえ気にしなければ走り易そう。シケインを越えたり階段を登ったりする練習を全くしていなかったので、入念に行う。
 しかし近所の人は、夕闇迫る雨の中を自転車担いで走っている2人を見てどう思っただろうか?

C3+M

 当日は完全に雨が上がり、会場はいつものにぎわいを見せていた。
マスターズクラス(40歳以上)と同時に、2000年度のレースがスタート。
2周目までは調子が良くて、やたら目につく泥プロジャージ(泥西氏)の背中に付いて3番手をキープ。ところが、3回目のシケインを越えた後、左足のクリートがはまらないまま片斜面の土手を走って体力を消耗。(その後何回も同じことがあったので、山側は力が入りにくいのだろうか。)
折り返したあと、クリートは固定出来たがダート特有の振動で腕はしびれ出し、苦しくなってきた。3位キープでもいいと思いかけた途端、数名に抜かれる。その後、苦しいだけの周回を重ね、「あと、何回担がなあかんのやろ」と指折り数えて走り続ける。このあたりの思考回路は1年前と全く変わっていない。
 結果は6位。今年もC3で走り続けることになりそうだ。

CK

 昨年と大きく違うのは、キッズクラスに息子(テツ)と、甥っこ(トモ)が出ることだ。 参加するのは元チームGIOSでレーサージャージに身を固めた4名と、普段着のテツとトモの6名のみ。自転車の乗車スキルを磨く意味で、ロードやMTBレースよりシクロクロスの方が子供に向いていると思うが、ちょっと寂しい。周回遅れになっても失格にならない点も良いが、果たして完走できるか、自分が走る以上にドキドキする。
 スタートして、いきなり越えなくて良いはずのシケインで立ち往生している。迂回コースが出来ていなかったためだが、矢野さんが駆け付けてなんとかクリア。しばらくして、トモに続いて元気に最後に帰ってきた。
 しかし、コントロールラインを越えたら折り返すはずなのに、減速せずに真っ直ぐ行ってしまう。何を考えているのやら。矢野さんが慌てて追いかけて引き戻す。どうやら、1周で終わりと思っていたらしい。
 1周でゴールのつもりが、まだ違うと分かった時のショックは大人でも計り知れないものがある。アゴを出して2周目から帰ってきたときは、「あと、1周頑張れ」と励ますしかない。
スピードはますます落ちたが、なんとか周回遅れで最後にゴールしたときは、正直ホッとした。
多くの暖かい声援のおかげで最後まで走れたような気がする。
 次回も走る気でいるのは嬉しいが、一体どんなレースになることやら。
 
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