シマノ鈴鹿ロード

オープンM1A

 昨年は、ゴール目前で力尽きて0.04秒差で表彰台を逃したクラス。今年は3周に出ようかと考えていたが、2Hエンデューロとチームロードとを合わせて1日にトリプルエントリーすることにしたので、体力の消耗を考えて昨年同様2周クラスにした。
 クリートを拾い損ねたが最前列からのスタートだったので無事に集団前方でシケインを越える。その後、勢いよく追い抜いていく選手が多かったが、あまり無理をせず集団中程をキープ。2周目のシケインではペースが遅いと感じたが、昨年飛び出して失敗しているので、おとなしくしていた。
 いつの間にやら最終コーナー。ここでは5番手で、前が開けていた。昨年とまったく同じ状況だが、誰かがスパートするのを待つ。ラスト300mからゴールスプリント。今年は追い風でFINISHラインが近づくのが早く感じられ、飛び出した一人にどうしても追いつけそうにない 。このまま2位で終わるのかとあきらめかけた途端、ゴール直前で一人に抜かれてしまった。思わず「クソー!」と叫んでいた。
 結果はトップから0.73秒差の3位。
晴れやかな表彰式では、チームメイトが多く集まってくれた。銅メダルは結構重かった。
表彰式を呆然と見上げていた昨年とは大違いで、素直に嬉しかった。

2Hエンデューロ

 今年復活した耐久レースはMTBも可能で、しかもフルコースが走れるということで、日ごろレースには関心の薄い自転車部員も参加希望者が多かった。個人ロードとチームロードに参加を決めていた私も、出ないわけにはいかない。 結局、シャープ自転車部から5チームがエントリーすることに。シマノの戦略にはまった気がする。
 ほとんどがMTBerのオチャラケチームだが、1チームだけはシリアスに走ることにした。メンバーは私と、雷雨の日も風邪の時も長距離自転車通勤しているS氏、トライアスリートで相互リンクを張っているK氏、第1回大会から常連のSU氏の4人である。
 ローテーションは一巡目は2周、2巡目から1周で交代を基本とするが、私は直後にチームロードを控えていたので、2巡で勘弁してもらうことにした。
 私は第1走者だが、個人ロードに比べて緊張感がないままスタート。しかし走り出すと、脚が重くて2周ずつの交代にしたことをすぐに後悔する。1周で交代する選手も多いためかペースが早く、付いていくのが精いっぱい。ホームストレートに帰ってくるとコースの真ん中にコーンが並べてあって、どちらを走れば良いのか一瞬迷う。どうやら、左側が選手交代用のレーンのようだ。交代レーンを過ぎると1周で交代したチームは大きく遅れ、2周を連続で走る選手だけの小さな先頭集団ができていた。まるでチームロードのように5人位が協力的に先頭交代するので走りやすい。たまたま最終コーナーを過ぎたところで先頭が回ってきたので、ダッシュしたらピットゾーンまで先頭で帰ることが出来た。結果的には1周で交代するより、2周続けて走った方が早かったことになる。
 2巡目が回ってきたときは周回遅れが入り乱れて、誰を目標にして走ればよいのかわからないので、タイムトライアル状態で走る。
無事走り終え、残りをチームメイトに託して、チームロードの召集地点に行くとすでに並び始めていた。
 結果はチームロードが終わってから知ったのだが、10位と1秒差の11位だった。最終走者のS氏によると、カウントダウンが終わったところで流して走ったらしい。プログラムには、"2時間が経過した時点で競技終了になる"と書いているのでルールを勘違いしたようだ。
残念な結果に終わったが、入賞が無謀な夢でないことがわかったのが収穫で、来年はこのリベンジといきたいところである。
また、チームロードとのダブルエントリーが無謀であることが分かったのも収穫かな?

チームロードA

 脚が重くて3周走りきれるか心配する暇もないままスタート。2周目までは先頭交代にも加わって付いていけたが、3周目にペースが上がると千切れてしまった。スプーンカーブからピットまで戻るのは虚しいものがあったが、チーム毎に隊列を組んで走っている様は、運動会のムカデ競走を彷彿させて面白い。"のんびりレーシングコースを走るのもいいもんだ"と自分を慰めてピットまで戻った。
 我がのぞみ号チームは、後でビデオを見るとなぜか3番手を千切ってゴールスプリントしたようでDNF。これなら早めに切れて良かったかも。
 こうして長い1日は終わり、ジャスコ近くの旅館へ向かった。

マスターズM30+B

 エアコンの効いた部屋で一晩ぐっすり眠ると、体調は完全に戻っていた。
 鈴鹿で3周を走るのはこれが初めてなので、先頭集団から切れないことを目標にしていた。
昨日と同じく最前列からのスタートで、今度はクリートも一発で拾え余裕のスタート。昨日のチームロードのように脚も重くなく集団前方をキープできる。2周目のマウンテンポイント賞も狙える位置にいたが無理をせず、集団の中にいた。
オープンM1に比べると大集団のようだが、各自がラインをしっかり守るのでストレスなく走れる。心拍もほとんど160を越えることがなく、サイクリング気分。レース中に気持ちよいと感じたのはこれが初めてかもしれない。
 3周目のスプーンカーブの登りからペースが上がり始めるが、早そうなラインに余裕で乗り換えていける。しかし、デグナカーブ辺りから自分本位にライン取りする選手が増えてきて、危険な雰囲気がしてきた。案の定、コースから追い出されて落車するような嫌な音が右後方から聞こえてくる。このあたりで、一人がアタック。集団の動きが鈍かったので、思わず体が反応してしまう。1列棒状の先頭に出たので落車の危険は減ったが、心拍は180近くに上がってしまった。
 S字カーブで先頭を代わってもらいゴールスプリントに備える。最終コーナーを出た時は3番手。前の2人には勝てるかなと思ってマークしていると、両側からドーッ!と抜かれる。どちらかに乗り換えようとするが、ラインがつまっていて割り込めそうにない。そのままズルズルと後退していき、順位を数えると11番のようだ。せめて10位入賞をと思ってゴール直前に踏ん張って一人をかわしてゴール!
 場内アナウンスで、本当に10位だったのは驚いたが、最後に粘っての入賞だったので気分が良かった。
昨日のオープンM1の3位とは異なる満足感があった。

ユース7-9B

  最後は息子のレースだ。
先の近畿グランプリでは13人中10位で、今回は173人のエントリーなのでどんな結果になるか想像がつかなかった。
直前に木津川と布目で練習したが、やる気が感じられない。タイムオーバーの心配もした。
 ゼッケンが7番なのでスタートが最前列なのが救い。なぜか100番台の子供も最前列にいる。
スタートすると、今まで見たことのない早いペダリングで1速のまま走って行く。あのペースで最後まで持つはずがないが、すぐに下りになるので安心だ。
ホームストレートにはトップから2分ほど遅れて帰ってきた。
 結果は165人中77位。
親バカの目には非常に頑張ったように思える。
練習のときに、どうしてこの走りが出来ないのか不思議だが。。。
 

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