Quebec, Canada 1997
[-1-] In the first half

This is the report of Yohei (the second grade of junior high-school, 13 years)
who went to Quebec in Canada in July-August, 1997

(Sorry, this page is written in Japanese, under construction partialy)


This report is divided into two because it is so long.
This is the first half, for attention.

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CANADA

最初はカナダに行きたくなかった、本当に。行くのが怖かった。その原因も今では笑い飛ばせるようなものだが。

僕は去年アメリカのカンザス州にホームステイに行ったのだが、その時はホストのベンと仲良くなれた。とカナダに行く前はそう思っていた。せやけど、この頃人つきあい悪なったしなあ。今年はホストと仲良くなれないかもしれない。どうしよう。もう申し込んじゃったしなあ。……と自信喪失で迎えた今年のカナダホームステイ。

I got a new family in Canada,
My brothers : Sean Dolphin (age 13), his hobbies are soccer, fishing,
etc..
Myles Dolphin (age 15), his hobbies are soccer, music,
etc..
My mother : France Laplante 
(age42), she is a daycare director.

対面式とhug 

7月25日、Montrealのホテルでホストファミリーとの対面式があった。その会場でホストファミリーを待っていた僕は、成田空港で、「ホストファミリーの人と初めて会ったときhugしなさい。」とアメリカに住んでいるのか忘れたけどそんな日本人のおばちゃんが言っていたのを思い出していた。やっぱりhugってしたほうがいいのかなと思いながら、どきどきしながらホストファミリーを待っていた。まず、誰かのホストが来た。僕は急に不安になって小沢君に「hugはするべきか」と相談していると次のホストが来た。と思ったら僕のホストだった。そこで小沢君が僕の背中を押したもんだから、僕も決心して、ホストママのFranceとhug!した。Franceも驚いたようだったが、暖かく僕を迎え入れてくれた。そのあと、小沢と「おまえもホストが来たらhugするんだぞ。」と約束したのだが、小沢君のホストはなかなか来ず、とうとう小沢のhugシーンを見ることはできなかった。とっても残念だった。のちに分かったことだが、小沢のホストは対面式が終わってしまってもまだ来なかったらしい。

ちょっと話を戻すが対面式の時、ホストと話をしていて、いきなり「Swimmingに行くけどYoheiは泳げるか?」と聞かれて、「ちょっと待てよ。今日疲れてんねん。」とか心の中では思いながら、こういう時のためにちゃんと用意しておいた笑顔で、「Oh!Yes!」とか言った。(カナダなんだからプールも広いだろうなあ……と思って少し期待しながら……。)Seanもその答えに満足したのかとにかく笑顔で返してくれた。

対面式が終わって各自解散となり、家に向かった。

手紙に「Big house」と書いてあったのでお城みたいな家かなあと期待しながらホテルがあるMontrealからOrmstowmまで車で1時間、黒い車体に猫の足跡の付いた(これには笑えた)Honda(左ハンドルで2ドアのcivic)の助手席に座っていた。その間Sean、Myles、Franceからいろいろ話しかけられたり、質問されたりしたのだが、うまく答えられず、黙りがちになってしまった。しかも、Ormstowm の家には直行せず、家の近くのホットドッグ屋さんに寄って昼食をとったのだが、何を頼んでいいのか分からなかった。それを見かねたFranceが「Hamburger、Hot dog、French fries……」とか言ってくれた。僕は「Hamburger」と言ったつもりだが、発音が悪かったのか、Franceは「Hot dog」を頼んでしまった。また自信を失った。しかも、あまりお腹が空いていなくてHot dogに添えてあったFrench fries(フライドポテト・めちゃ量が多い!)を食べ尽くすことができなかった。食べることに関しても自信を失い(それまでは食べることには少し自信があった)、しかも残して悪いなあと思ってますます落ち込んでしまった。ああ……。僕はやっぱりこんな所にきてはいけない男だったんだ……。と思っているうちに家に着いた。

まわりはコーン畑ばっかり。しかも家は想像していたよりはるかに狭かった。それでも僕の家よりはめっちゃ広いけど。またまたショーック!今まで自信を失い続けてきたことも手伝って、僕はカナダに来て2日目(ホームステイでは1日目)にしていきなりホームシックにかかってしまった。そんなことを考えれば考えるほど落ち込んでいく。

家に着いてスーツケースを置くといきなりプールへと向かった。こんな小さな町にプールなんかあるんかいな。市民プールを想像していたので、わざわざMontrealとか大きな町へ行くのだろうと思いきや、Montrealの反対の方向へ向かっているではありませんか。しかも、Ormstownの中心部を抜けると風景はだんだんと田舎風に変わっていっていた。いろいろ考えを巡らせているうちに、やがて1軒の普通のアメリカ風の家(建物があってガレージがあってバスケットゴールがあって…とそんな感じ)のガレージの前に車は止まった。ここはもしかしたら手紙に書いてあった「big house」なのではないだろうか、と思ってFranceに聞くと「Friend’s house。」という期待はずれな答えが返ってきた。それやったら何で鍵まで持っていて勝手に家の中に上がり込むんや……!しかも家は空っぽ。僕はこのショックで、先ほどまで僕の頭を占領していたホームシックのことなど離れ始めていた。その離れ始めていたホームシックを完全に吹き飛ばしたのが、そこの家のプール(直径7〜8メートルほどの円形の小さなプール)にいつのまにかSeanとMylesが飛び込んで、まるで自分のプールのようにゆうゆうとしていたのを目にしてしまったから。もう、入っていいのかなあ……。僕も水着に着替えて入ることにした。ゲッ、冷たい……。でも、この冷たいのがカナダっぽいな……。(なぜか納得している。)僕は疲れているのも忘れて、思いっきりSwimmingを楽しんだ。

初日の夜

その対面式の日の夜はSeanのサッカーの試合を見に行った。(プールのあと疲れていたのでちゃんとお昼寝をさせてもらっていた。)暗くなるにつれて肌寒くなってきた。そのサッカーの試合にSeanはほんの少ししか出場していなかった。負けた。しかも蚊はたかってくるし、疲れていたしで最悪だった。

家に帰ってきたらもう23:00を過ぎていた。ああ寝むてーとか愚痴をこぼしながらも歯磨きはやっといた方がいいだろうと思って、僕が歯磨きに行こうと思ったときのことであった。何故かひやっとしてしまった。歯ブラシがどこを探してもない!どうしようもないので勇気を出して、辞書を片手にFranceのところに「歯ブラシがなくなったので欲しい。」と言いにいった。Franceは、「Oh、I have a lot of teeth brush!」と言って、快く1本くれた。めっちゃ嬉しかった。

朝/夜のこと

ホームステイ初日の翌朝、7月26日は時差ぼけのためか午前4時30分ごろに起きてしまった。もう太陽は昇ってきていた。そのおかげで方向が大体分かるようになった。早起きは三文の得だと思った。でも、まあ7時になったらみんな起きるやろうなあと思ってずーっと布団の中でみんなが起きてくるのを待っているのは、めちゃさみしかった。

その次の日からは毎日ずーっと10時に起きるようになった。それでもみんなが起きるの遅かったし、みんなには迷惑かけていないようだった。でも、10時まで眠っていられるのはめっちゃ幸せだった……。(今考えてみると、睡眠時間めっちゃ長い。)

夜寝るのは午後11時くらいだった。みんなも。僕も。そのころになると外はとっても寒い! 本当に寒かったときは11時ころで12℃ぐらい。深夜は12℃が当たり前! だからトレーナーまたはセーターは持ってたほうがよい。そんなことを知らなかった僕は大変つらい思いをした。

日本食

Montrealの「Eaton」という、大阪でいう梅田の百貨店みたいなところの日本食(鉄板焼き)のファーストフード屋で「TERIYAKI…」というものを食べた。一目見たときは、どこがTERIYAKIやねん……と思いながら食べてみたが、結構おいしかった。あまりTERIYAKIって感じはしなかった。でも添えてあるご飯も日本の米(ジャポニカ種)の味であった。その店の店員は日本人ではないアジア系の人だった。カナダ人はあの人達のことを日本人だと思っているのかな。

これは、あとで1週間過ごしたMitchellさんの家にいたときのことだが、1回スシを食べに行こうということになって、あるお店に行った。なんとその店の看板には「Thai」という単語を含む、よく分からない店名が書かれていた!! なんで? タイ料理しか食われへんのちゃうん? こんな所にスシなんかあるんかいな? とか思ってたら、その店はなんと休みだった。どんな味なんかめっちゃ知りたかったーっ! で、その代わりに行ったお店は何料理の店なのかわからなかったのだが、そこのメニューでも「YAKISOBA」「TERIYAKI」というのを発見!しかも前者は13C$!!(1C$=¥87として¥1,131)高い!

あと、Franceが作ってくれたタイ米のごはんのこと。やっぱり1回見たときギョッとしてしまった。これを全部食べないと日本人は米が好きでないという誤解が生まれてしまう…でもパサパサしたタイ米は僕は好きではない…。タイ米と日本のお米は違うんだーなんて英語やフランス語で言えないしな。カナダの人は米なんか普段食べていないから、タイ米も日本のお米もくそもないんだ。とか思いながらタイ米を無理にたいらげた僕を見て、Franceは満足そうな顔をしていた。日本のめっちゃうまい御飯を食わしてやりてぇー、こんな思いが胸にこみ上げてきた。これは7月26日ホームステイが始まったばかりの出来事であったため、日本の食べ物(?)で僕を歓迎してくれたFranceの気持ちを僕なりにありがたく受け取った、ということにしておこう。

狭い、広い、家

僕がステイした家はOrmstownの郊外にある。日本に来た手紙の中には「big house」と書いてあったという一見とても広そうな家なのだが、なぜかこの家は広いといったら広いし、狭いといったら狭いという不思議な家であった。まず外観。赤レンガ+グリーンゲーブルという組み合わせで、日本の僕の周囲の人間には「ステキ」「ヒロイ」ということで大変好評だったのだが、実物を見た人間(僕)はそうとは思わない。実物はもっと古くさくて「ステキ」というほどでもない。要するに、写真を撮った僕がとても上手だったというだけである。そして、中身。1階はダイニングとリビングぐらいしかないのだが、実はダイニングは2つあるし、結構広い。そのダイニングのうちの1つはめっちゃ広い。2階は狭い部屋が3つと洗面所しかなく、はっきり言って狭い。と思っていたのだが、実は2階は2つに分かれていて、その半分がさっき述べた部分で、階段がもう1つあったのだ! それは禁断の開かずの扉(僕は無理やり開けて真相を確かめた:もちろん誰も見ていないときこっそりと)の向こうにあった。もう長い間それを使った形跡はなく、しかも、2階に上がることができないようにふたがしてあった。つまり、2階の半分は壊れている! または歩くと底が抜ける! ということだろう。道理で外から見たのより家の中が狭いと思った。

ついでに、庭も説明する。庭はとてもとても広い。しかも芝生。ところどころに木が生えているが、それがなくて家もどっかにやったらテニスコートが3面以上は採れるだろう! ちなみに、庭の芝生をミニコンバインみたいな芝刈り機で刈り取るのに30分以上はかかった(正確にはよく覚えていないが)と思う。でも、僕がやったのでちょっと余計にかかったかも……。

映 画

 一度映画を見に行った。Ormstown(人口1,577人)から自動車で20分ぐらいのSalaberry-de-Valleyfield(人口27,598人らしい)という結構大きな街まで行って見た。その街には、McDonald’sもあるし、大きなスーパーが結構たくさんある。ちゃんと映画館も。(でなきゃ見られない、当たり前だけど)

 時間に5分遅れてOpeningは見損なったが、「Steven Spielberg」という文字だけは見逃さなかった。最初は、題名も分からなかったし、怪物が出てくる夜のシーンだったので「BATMAN」かと思った(スティーブン・スピルバーグだからそんなはずはないけど)けどなんか違う。しかも主演のウィル・スミスさんの口の動きと言葉がなんかずれている……。おかしい……。結局、これがフランス語に吹き替えられていることに気付いたのは、それから5分後のことだった。HippoやってながらEnglishとFrenchの違いに何故気が付かなかったのだろう。

あとで聞いたところによると「MEN IN BLACK」という名前の映画らしい。そんなん聞いたことは無いぞ……とか思っていたのだが、日本に帰ってきてから得た情報によると‘97年12月に公開されるらしい。しかもラジオを聴いてもたまにウィル・スミスの「MEN IN BLACK」という曲が流れるし、サウンドトラックが8月6日に出たらしい。(日本価格¥2,345、ちなみにカナダでは18C$=¥1,566で売られていた。)

星 ☆

CANADAはとても星がきれいだった。本当にきれいだった。僕の家では、広い庭の片隅のキャンプファイヤーするような所で、夜によくマシュマロを焼いて楽しんだのだが、ふと空を見上げると、満天の星、星、星。感動してもう涙が出そうだった。

静かな闇の中でたき火の炎だけが風に揺れ、その周りにいる僕達の顔をぼんやりと照らし出す。そして空には満天の星。もう本当にロマンチックで、こんな中だと本当に感動して涙が出そうになるでしょ。溜め息が出るほど素晴らしかった。えっ、こんなのオレには似合わないって? だって仕方ないじゃん、本当にキレイだったんだから。

め し 

朝飯はコーンフレークまたはトースト。トーストにつけるmaple syrupがreally delicious! I love it! って感じ。CANADAに行ったら絶対に食べなさい! めっちゃおすすめ!

昼食はホットドッグ、ハンバーガー、サンドウィッチ……とか、他に昨日の夕食の残り。

夕食はパスタ、Shepherd’s pie、pizza、ラザニアなど……。ハンバーガーとコーンだけの時やパンとチーズとズッキーニとコーンだけの時とかもあると思ったら、ステーキ(ただし1回だけだったし、量は少なかった)の時もあるしで結構当たり外れがあった。結構昨日の残り物も多かった。 Shepherd’s pie(フランス語でpete chinois)はとてもおいしかった。そうそう、ミートパイの時もあったけど、ミートパイにもメープルシロップをつけて食べる! マズソーとか思ってる人もいると思うけど、本当はうまい。食べてみれば分かる。ちなみに、ミートパイはQuebecの伝統料理で、本来はChristmasの時にしか食べないそうです。



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