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愛媛県産 大島石
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愛媛県産 大島石（並）の特長
大島石は関西で絶大な人気を誇る国産高級墓石材です。
ハイクラスな大島石は昔から高級墓石として関西圏の墓地霊園で多数建立されてきました。
一方、同じ大島石でも石目が粗く黒玉や白玉が出る廉価な並の大島石は
墓石本体よりも巻石（外柵）や建築石材として多く使用されてきました。
古くから墓石を取り扱っている大阪周辺の石材店は目利きが鋭く
綺麗な石目の墓石を好み、黒玉、白玉、撫で、といった模様を嫌いますので
墓石材として廉価な大島石を使用することはあまりありませんでした。
しかし近年では様々な業種の企業や個人が墓石を取り扱うようになり
墓石業界もそれまでの品質重視から価格勝負の世界へと変化した結果
少しでも価格を安く見せる為に廉価な大島石が墓石として出回るようになりました。
「大島石は高級なので他店で●●●万円以上しますが当店では●●万円です。」
「無駄なコストをカットして他店より●割以上お安くご提供しております。」
などと説明を受ければ
お墓の事など良く分からない施主様にとっては
「ここは他の店よりも安くて良いな」と感じるからです。
中国産の青御影石の産地を伏せて「新大島石」という説明なら不適切ですが、
どんな大島石でも愛媛県で採れた大島石ですので嘘ではないです。
十分に説明を受けなければ施主様もその違いに気付かない場合が多いのも確かです。
そもそも販売している墓石業者の社長や社員自身が
どんな原石が大島石になっているかも知らないというのが現状です。
鉄分を含んだ真っ赤な石を薬剤に付けてサビ抜きを行い着色するなど
どれだけ粗悪な石でも化粧をして誤魔化せば建った瞬間はどれも立派です。
元の石を知っていれば将来がどうなるのか怖くて売れないような大島石でも
知らなければ堂々と自信を持ってお勧めすることができます。
「知らぬが仏」とは良く言ったものですが
ファストフードやチェーン飲食店の店員さんが
料理の内容は説明できても
どのような素材でどのように加工されたモノかを知らないのと同じで
墓石を販売している者が石を知らないというのが現状なのです。
何故なら現代の施主様は
石の良し悪しよりもセットでいくらかを重視する方が多いからです。
程度な競争はより良いモノをより安く消費者の方々に提供できますが、
価格競争が激化すると1円でも安くという心理が働きますので
その過程で手を抜いたり、嘘をついたり、粗悪なものを使用したり･･･
後に様々なトラブルとなって消費者に返ってきます。
保証があるから大丈夫！本当に大丈夫ですか？
昨日までそこにあったお店が潰れている、現代社会では日常茶飯事です、
数年で消費したり買い換えたりするのもならそれで十分なのかも知れませんが
お墓は20年や30年で買い換えたりするものではないのです。
我々石材店が提供するものは墓石という品物だけでは御座いません。
何よりお買い求め頂きたいものはそれに伴う「信頼」なのです。
同じ産地でも同じ石は一つとしてありません
だからこそ何十年先も見据えて石を選ぶ
それが我々石材店の役割なのです。
一言で廉価な大島石と言ってもサビが出たり変色する粗悪な大島石も御座いますが
当店で取り扱う大島石（並）の特徴は以下のようなものです。
（上の写真のサンプルは約8cm角、左が大島石（並）、右が大島石（特級）
●大島石の特級材と比べて目が少し粗い。
●表面に直径1～2cm程度（小指の爪～親指の爪大）の薄い黒玉や白玉が出ます。
（上の写真は「下台」の後側・2cm程度の白玉です）
特級も廉価な並も同じ愛媛県で採れる大島石ですので
上記の特徴をご理解頂ける施主様にはおすすめです。
尚、愛媛県産「大島石・特級」はこちらをご覧下さい。
石甚 小川石材店
大阪府東大阪市善根寺町２－２－７