12月上旬

99.12.1
今日もざくっと仕事。早めに切り上げ川口のホテルにさっさとチェックイン。ここ泊まるといつもいく近くの大型書店覗く。2時間かけ端から端までチェック。「ストレンジ・ディズ」第6号と彩流社のムック「一発屋外伝」、ハリウッドスキャンダルを特集した「ブルータス」誌、爆笑問題「日本原論2000」購入。で回転寿司の夕飯食べて部屋に。だらだら本読んだりテレビ見たり。


99.12.2
デニーズで朝食とってだらっと仕事。紅白出場歌手決定、「北海岸」がヒットした田川寿美ちゃんが落選してるのが腑に落ちない。どーでもいいか。昼は安楽亭で焼き肉ランチ。990円でカルビ250gにサラダ、スープ、ごはんにキムチ、デザートにみかん1個とはかなりお徳。しかし、一人で焼き肉は寂しいな。でざくっと仕事終了。明日は振替休日。東京に住む友人T君のとこに今晩は泊めてもらう。葛飾区に住むT君に錦糸町まで迎えに来て貰いそのままT君宅に。T君と会うのはちょうど1年ぶり。T君は夏に大火傷をおって3ヶ月も入院していたとのこと。今は職場復帰してるもののかなり大変だったよう。で部屋つくとさっそくセッション大会。キーボード、ギター、ベース、リズムマシーンと彼の家の一室はスタジオと化している。久々にエレキギター弾く。T君の弾くベースの上を適当にアドリブで。くーっ、気持ちいい。で近くのファミレスで夕食。かれこれT君との付き合いも20年。近況報告やら結婚、家庭、仕事などいろんな話を。まぁ抱えるものがだんだん多くなる年代だからな。でまた部屋に戻りなぜか台所に置いてある2台のコンピューターでいろいろ遊ぶ。ムーンライダーズのネット配信されてる新曲をダウンロードしてもらい聞く。二人して「おーっ、かっこいい」などといいながら。でもう遅いというのにまたセッション。高校生の時みたいに「曲作ろうぜ」なんつって。で高校生の時と同じ様に最初のフレーズから先、進まないでやんの。さすがに深夜1時過ぎなので近所迷惑考えセッション終了。こたつで就寝。


99.12.3
8時過ぎ目覚める。とりあえず顔洗い、朝のセッション。こればっかり。で昼までなんだかんだでギター弾いたりキーボードで遊んだり。いい大人が平日の午前中にやることじゃないが・・。で意味無く秋葉原まで出て楽器屋覗いたりしてそのまま東京駅まで送って貰う。で今晩はライブ見に行くので一旦、三軒茶屋のホテルにチェックイン。シャワー浴びてひと休みして渋谷まで。で今日のライブはというと新雑誌「Demagogue」の創刊ライブ。ちょっと雑誌について説明。知る人ぞ知るライター・吉原聖洋氏が満を期して放つ新雑誌。高校時代からいろんな雑誌で、例えば佐野元春やムーンライダーズのことを書いていた吉原氏の名前はよく知っていた。宝島やなんかのアルバムレビューで吉原氏が誉めてるレコードはまず買って間違いないって感じで、僕にとっては数少ない信頼できるライターだった。京都の片隅で氏の文章に勝手に共感していたのだ。であの驚異のライダーズ研究本「フライトレコーダー」を作ったのも吉原氏。そんなわけで僕にとっては「吉原聖洋」という人はちょっと特別な存在であったのだ。それが今年の始め頃、ネット上でひょんなことから氏と知り合うこととなった。で春頃、吉原氏直々に「デマゴーグ」という新雑誌を創刊します、また雑誌のサポーター組織「クラブ・デマゴーグ」というのが出来ますのでメンバーになりませんかというメールを頂いた。嘘か誠か、僕のしょうもない日記を読んで下さってるという一文にすっかり舞い上がり、もちろん一も二もなくクラブには参加させてもらうことに。とはいえ別に何をしたということはないんですが・・。そんなわけでクラブ員としては一人でも多くの人に「デマゴーグ」を買って、読んでいただきたい。詳しくはこのHPのトップページに貼ってある「club Demagogue」のバナーをクリックして下さい。そんなわけで日記に戻ります。でホテル街を抜け渋谷オンエアイーストへ。6時開場なのに5時半過ぎの段階で人がほとんどいず、ちょっと心配。でクラブデマゴーグの方たちと初対面。名前聞くと皆さん、ネット上のそこかしこでお見受けするビッグネームばかりで、末席のクラブ員としてはちょっと恐縮。しかし皆パワフルで圧倒される。で30分ほど遅れて開場。観客もいつのまにか増えてて良かった。ライブ会場で早速刷り立てほやほやの「デマゴーグ」購入。とデマゴーグディスクの第一弾、suzuki k1>>7.5cc「Yes,Paradise,Yes」も当然、購入。サイン入りポストカード付でラッキー。でライブの模様は後日、REVIEWSコーナーにて。いや、でもこのライブ、すごかった。青山陽一、松尾清憲、サエキけんぞう、伊藤銀次、PANTA、鈴木慶一、佐野元春がずらーっと並ぶエンディングは鳥肌もんだった。で4時間近くに及ぶライブ終了後、吉原編集長に「ライブ最高でした。OFFの小野です。」とご挨拶。初対面の編集長は金髪にサングラスというパンクな出で立ちとは裏腹に物腰やわらかな印象だった。でそのままクラブデマゴーグのオフ会に参加。パワフルな女性陣に圧倒され、端っこで飲む。でも話するとみなさすがにマニアックというか深い。で端っこに固まった男性陣はなぜか「マチャアキ」や「ベビースターラーメン」などの話で盛り上がる。しかしマチャアキファン、結構いるもんだね。で途中から吉原編集長はじめ編集部の方々も合流。しかし相変わらず端っこでレベルの低い話し続ける男性陣であった。で4時閉店の音楽とともに店出てみなと別れタクシーでホテルへ。


99.12.4
チェックアウトぎりぎりまで寝てホテル出る。とりあえず渋谷のタワーレコードに寄って、種ともこ「ヘテロ」あがた森魚「日本少年2000系」空気公団「空気公団」購入。東京駅まで出てかつサンド買って新幹線に。さすがに眠い。即寝る。で大津到着で娘と対面。いつもの週末は娘寝てから一人Macに向かうとこだが、今日はそのまま娘と寝る。


99.12.5
10時間ぐらい寝る。2000年問題を危惧し、西友までカセットコンロ買いに行く。2980円。でいろいろ買い物。最近、ペーパードライバーの妻に運転の練習させるべく、買い物には妻の運転で行くことにしてる。しかし、なんというか余計つかれる。で久々に娘といろいろ遊ぶがあれだけ寝たにもかかわらず、昼寝。


99.12.6〜99.12.10
7時半に家を出て11時家に帰りつく。そんな訳で日記はこんなんになっちゃいました・・。とりあえず帰りに聞いたCD。種ともこ「ヘテロ」。この人も過小評価されてるなぁ。はっきりいってソングライターとしてはユーミンとかはるかに超えてるんだけど。で僕この人の作る曲、大好きなんだけど、今回のアルバムは全曲男性ソングライターの作品で彼女はシンガーに徹しているという異色作。カーネーションの直枝氏作品とかいいんだが、やっぱり彼女の作品が聞きたい。前作も実験的なアルバムだったし、そろそろガツンとその天才ぶりを全開にさせたアルバムを作ってほしい。次、あがた森魚「日本少年2000系」。あがた森魚、ちゃんと聞くの実は初めてなんだけど、いい。2日に渡って2枚組聞く、うん、傑作かもしれん。で次、空気公団「空気公団」。このバンド、いいよ。自主製作カセットの音源中心に構成されたアルバムで、その音の悪さも含めいい。何にしろ曲そのものがすばらしい。で次、唯一見たテレビが「ナイトインナイト ナンバ一番館」。2000年にブレイクする芸人ベスト3という特集。3位、「リットン調査団」って、その時点で笑う。2位は「しましまんず」。関東人は知らんやろなぁ。突っ込み池山の愛情のかけらもない冷たい突っ込みに爆笑。で一位はあのカルト芸人・テント。僕が初めてテント氏の存在を知ったのは小学生の時。つボイノリオ氏の深夜ラジオで。当時は大空テントという名前だったが芸風は今といっしょで当時からすでにカルトだった。ほとんど解読不明な漫談の途中で言う「わからん人は置いていきますよ、義務教育やないんやからね」という台詞は一時、友達の間ではやった。また僕が中学生ぐらいの時、テント氏は「ざっと31」という漫才コンビを結成していたのだが、その時のネタ「私、生まれる前はブラブラしてました。父親の股間で。そのころは男前だったんです。睾丸の美少年」というのがあって結構使っていたもんだ。で金曜、やっと起きている娘と対面。ずっと娘が起きる前に家出て、帰ってきたら娘は寝てるという状態だったからなぁ。娘からしたら「とうちゃんは、どこ?」って感じだろうな。でかなりハイテンションの娘と遊びつつ明日からの出張の準備する。えっ、明日から。


99.12.11
という訳で土曜だというのに5時起きで出張。それも5泊6日。土日は夏、冬恒例の群馬でのガラクタ市。在庫処分品をハイエナのようなおばはん達に売りさばくという仕事。で会場に到着すると先に乗り込んでいた課長が青い顔してとびだしてきた。「おはようございます」と車から挨拶すると「警察まで乗せてって」とのこと。「どうしたんすか?」と聞くと「財布ごとカバン盗まれた・・」の返事。とりあえず近くの交番で課長降ろして会場へ。と「見つかったから呼んできて!」。客のおばはんが間違って持って帰っちゃったんだと。しかし、確認。で寒い中、外のテントで処分品やらサンプル品やらを超格安で売りさばく。10円とか50円とかのガラクタをダンボール箱いっぱい買って帰るばあさん、一体何に使うのか?で暗くなるまで働いてこれまた恒例の食べ放題の焼肉屋へ。ビールで乾杯し課長と「一体これから会社はどうなるのか?」と不安を語りつつ焼肉を貪り食う。しかしこの店、肉だけじゃなく寿司もあればケーキやフルーツ、アイスまで。1900円で食べ放題ってんだからすごい。店内は家族連れですごい賑わい。制限時間いっぱいの90分きっちり食べ、最後はソフトクリームでしめる。前回はこのままフィリピンパブに連れてかれたのだが、さすがに5時起きの身にはきついので「今日はおとなしく帰らせて下さい」と課長に告げホテルへ。部屋帰って即寝る。


99.12.12
今日も昨日に引き続き販売。今日も寒い中、ひたすら売りつづける。定価の一割とかで売ってる商品をさらに値切るおばはんにはうんざり。毎回のことながら、ここ来ると女性恐怖症になるよ。で夕方終了。大阪に帰る課長と別れホテルへ。途中、久々にとんかつ屋で夕飯。コンビニでモンブラン。日曜のビジネスホテルはひっそりしてる。ホテルのコインランドリーで洗濯。わびしい。


99.12.13
今日からは営業まわり。12月のくそ忙しい時だけあってどこいっても迷惑そうな顔される。俺だっていやだよ、全く。今夜はいつもの群馬県富岡のホテルに宿泊。ホカ弁の夕飯。しかし疲れた。人間の身体は正直なもんで口内炎が3つもできてる。で雅子様ご懐妊の兆候とかでマスコミは大騒ぎ。しかしこの騒ぎ振りはもはや暴力だな。丁寧な言葉と笑顔で振りかざされる暴力。実に性質が悪い。そんなこと考えながらたまたま見た「スマスマ」。香取慎吾のドキュメンタリー風ドラマ。奇しくもテーマがそんな暴力とリンクしてる。


99.12.14
ひたすら真面目に仕事。バーミヤンで夕飯とって飯能のホテルにチェックイン。ふとテレビつけると小林幸子と五代夏子と長山洋子が「LOVEマシーン」を歌っていた。続いて五木ひろし、冠二郎、鳥羽一郎、香田晋が「ゴールドフィンガー99」を熱唱。こういう演歌系の人集めてコント作ったらおもしろいんじゃないか。シュールかつナンセンスなのを大真面目に演じさせたらどうだろう。ホテル近くのコンビニでこれだけは手を出してはいけないと思っていた「モンブランプリン」をつい買ってしまう。甘いプリンにさらに甘いマロンペーストがたっぷり。高カロリー間違いなしの逆ヘルシー食品。しかしたまらなくうまい・・。


99.12.15
今日もちゃんと仕事。最後の商談、7時過ぎに終了。大宮のホテルにチェックインして後は寝るだけ。

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