11.1
8時半起床。
目覚めの音楽ピチカートの「カップルズ」もう100回は聞いてる。
何回聞いても「皆笑った」には胸がときめく。
引き続き「プレイボーイプレイガール」カップルズから10年以上。
小西氏は相変わらず名曲を量産し続けている。
俺も聞き続けるぞ。
で妻と娘と実家へ。
娘の顔を見たくてしょうがない両親から遊びに来いと昨日電話があったので、とりあえずサービスしとく。
で実家で娘は大歓迎を受ける。
初孫は何かと徳だ。
結局夕食までご馳走になり、山のようにみやげを持たされ大津へ帰る。
で娘とお風呂。
そして夜ホームページをこっそりオープンする。
11.2
仕事、仕事で一日終わり。
昼会社のコンピュータでこっそり自分のHPを覗く。
文字だらけで読みにくいことこの上ない。
最悪・・。
で帰って飯食って、風呂入って早速手直し。
しかし時間なく途中で投げ出す。
11.3
今日は休日。
「ハッチポッチステーション」のグッチ祐三の声で目覚める。
娘は「ドレミファどーなっつ」のミド、ファド、レッシー、ソラオといっしょに踊っている。
その後ろで布団にくるまったままあゆみお姉さんを眺める。
で自転車で買い物して妻と娘の為にうどんとおにぎりとだし巻きの昼食を作る。
テレビ見ると深津絵里ちゃん。
タモリ出演のモンティパイソンのビデオを探してるって話。
広川太一郎が吹き替えしたりしておもしろかったんだよとタモリ。
しかしそんな話題、観客は理解できてるのだろうか?
僕はこの話聞いて深津絵里ちゃんさらに好きになったけど。
で妻と娘と南郷水産センターへ。
かって「探偵ナイトスクープ」で桂小枝のパラダイスシリーズにも取り上げられた滋賀の隠れた名所。
すさまじい鯉の量に驚く。
餌をまくと陸にあがってくるぐらいの勢いで集まってくる、その数が尋常じゃない。
娘もちょっと引いていた。
でひとしきり遊んで大津へ。
途中「シャトレーゼ工場直営店」でケーキ買って帰る。
娘はめちゃくちゃ元気でいっしょに風呂に入ってもなかなか出ようとしない。
湯船で遊ぶのが最近のお気に入りのようで、出ようといっても「いや」と答える。
のぼせつつもそんな娘がかわいくてしょうがないのだから俺も親バカだ。
しかしこの日記、ポップ中毒日記というより娘溺愛日記になってきたな。
11.4
仕事。これだけですよ、これだけ(竹村健一風に)。
で帰りの音楽、加藤千晶「ドロップ横丁」。
どこか懐かしいメロディに心癒される。
「あじさいの人」って曲が特に好き。
帰ってHPの直して就寝。
11.5
久々に仕事早く終える。
とはいっても7時前なんだけど。
帰りの音楽はいとうせいこう確か86年の作「建設的」。
高橋幸宏作曲、岡田徹編曲、鈴木茂のギターがむちゃくちゃかっこいい「なれた手つきでちゃんづけで」や大竹まことの若気のいたり的パンク「俺の背中に火をつけろ!」もいいがなんといってもラスト2曲が最高。
Jラップ(いやな呼び名だなぁ)の最初の一歩「東京ブロンクス」は何回聞いても鳥肌が立つ。
いとうせいこうのラップの切実さに胸が締め付けられる。
そして高木完作詞、ヤン冨田作曲「だいじょーぶ」は永遠に歌い継がれるべき名曲。
数年前チエコビューティーがやったカバーも良かったけどこれはぜひ「お母さんといっしょ」のあゆみお姉さんとけんたろうお兄さんにカバーして欲しい。
これマジで。
こういう曲を「メッセージソング」というのだと思う。
一人でも多くの人に聞いて欲しい。
ヤン氏の奏でるスティールパンの音色を聞いていると自分の中にあるいやなものがすっと抜けて宇宙と一体になったみたいな気がした。
帰るまでに4回もリピートしてしまう。
で帰って娘と風呂。
早速娘に歌ってやるが遊ぶのに夢中で全く聞いてない・・。
ダウンタウンDX見ようとテレビつけるが妻にキムタクのドラマにチャンネル変えられる。
どうもキムタクの「ナチュラルな」演技ってのが苦手なので志村けん著「変なおじさん」読む。
けっこう辛く口。
志村けん氏のお笑いバカ一代ぶりに頭の下がる思い。
11.6
金曜。
目覚ましテレビの芸能ニュースで起きる。
しかし松方弘樹の絶倫ぶりには頭が下がる。
だてにパイプカットしてないぜ。
でも映画スターはこうでなくっちゃ。
で仕事てきとうに流す。
今日も7時前に会社出て久々に梅田で寄り道。
三省堂でホームページの本とピチカート特集の「マーキー」誌に「コミックキュー」を購入。
タワーレコードで高浪敬太郎と鈴木智文のユニットKC'Sのアルバムを購入。
タワーのフリーペーパー「bounce」で小西康陽氏の特集。
これHPでやろうと準備してたんだが先越された。
しかし安田謙一氏さすが。
これぞプロの仕事。
完璧な特集に感服。
私もいずれこのHPで極私的特集「ピチカートファイヴ」と「小西康陽ソングブック」ってのをやりたい。
おおいに参考にさせていただく。
帰りの音楽はPSY.S「ピクニック」。
大傑作。
高校生の頃、テープがへろへろになるまで聞いた。
「コペルニクス」に「ブランニューメニュー」「アナザーダイアリー」等などポップすぎるメロディーの数々にどんなにか胸おどらせたものか。
佐伯健三の詞も最高。
で帰ってコンピュータ立ち上げると HP見たってかたからメールが届いていた。
まだ友達2.3人しかURL教えてないし、全くどこにも登録してないのに。
むちゃくちゃうれしくて部屋で一人小踊りする。
11.7
昨晩3時過ぎまでおきてたにもかかわらず8時に娘に起こされる。
で午前中は娘と少し散歩して録画してたビデオをみる。
「たかじんワンマン」。
たかじんは好みじゃないけど鶴瓶師匠と15年ぶりにトークとあっては一応見とかなければ。
いやぁー実に深い話だった。
これは保存版だな。
「東京に来い。俺とお前が組めば怖いもんなしや・・。」と涙ながらに語る鶴瓶師匠に男を感じた。
東京での鶴瓶師匠しか知らない人にはこれは強烈だろうな。
前に何かでナンシー関さんが鶴瓶って本当はおもしろいの?みたいなこと書いてたけど「パペポTV」全盛期(東京でネットする前)に何度か師匠の話で腹筋きれかけたことのあるものとしてはおもろいに決まってるがなと言いたくなる。
あの笑顔の下に隠された「お笑いやくざ」な本性を俺は見逃さない。
で続けて「いろもん」なぜか鶴瓶師匠づいてる。
ゲストはバカルディー。
三村氏の突っ込み(見たままをそのまま言う実にわかりやすい突っ込み)は前から一部で話題になってたけどなんだかおかしい。
バカルディー、決して「お笑い史」に名を残すことないであろうコンビだけど、俺だけは憶えとくよ。
で妻はバイトなので娘とお留守番。
湖岸の公園で遊び、二人して芝生に腰をおろし琵琶湖を眺める。
なんて幸せな時間だろう。
で2時間ばかり遊んで家に変える途中、娘は俺の腕の中で寝てしまう。
で娘がねてる間に夕食の準備する。
今日はカレー。
で娘が起きたので妻を迎えに行く。
帰ってカレー仕上げ夕食。
でテレビ「少年頭脳カトリ」。
前回よりさらにナンセンス度アップ。
「家に金いれたくなーい」って歌に妻と二人で爆笑。
まんまモンティパイソンなネタがあったりこれはかなりお笑い濃度高い。
次回予告には大竹まこと氏登場。
ってシティボーイズショーじゃないか、ほとんど。
で続けて「めちゃイケ」。
得意のパターンで笑わせる。
和歌山の林夫婦をまねる極楽とんぼに爆笑させられる。
こういう不謹慎さは大好き。
11.8
なぜだか目覚めがめちゃくちゃ悪い。
9時過ぎだというのに身体が動かない。
しかし娘はようしゃなく俺を叩き起こすのだ。
布団にくるまる俺の手を引き、こっちに来いとしきりに手招き。
娘にこうまでされたら起きるしかない。
で朝から買い物して妻と娘を石山まで送る。
近くで空き缶フェスタとかいうイベントがあるらしくそれを見に行くとのこと。
私は昼からコンサートに行かなきゃなんないので一人大津へ戻り昨日の残りのカレー食べて出かける。
会社で仕入先の担当の人が出るという声楽のコンサートのチケットを貰ったので行くことになってしまった。
北山の京都コンサートホール。
一番近いということで次長直々に行って来てくれと頼まれたのだ。
で初めていったのだが立派なホールだった。
こういう静かで落ちついた公共施設のひんやりした感じは割と好き。
でコンサートの方はまぁ声楽ってことでよくはわからないんだが皆さんうまかったですとだけ記しておこう。
で終わって北山から北大路まで鴨川沿いを歩く。
高校が北大路にあったのでこの辺りは実に懐かしい。
美術の時間はこの辺りでいつもスケッチしてたし、冬のマラソン大会もここでやった。
乾いた秋の風に吹かれゆっくりと歩く。
やっぱ京都いいなぁとここに来ると思う。
水辺はなぜかひどく落ちつく。
風呂といい、眠る前に飲む一杯の冷たい水といい、水には人を癒す力があるんだなぁ。
で北大路の中古盤屋を覗く。
探してたワールドスタンダードのノンスタ時代のアルバム「 アロー!」が見つかり早速購入。
ついでに前から気になってた人物・団しん也のアルバムを発見、これも運命と思い合わせて購入する。
で大津に帰って石山まで妻と娘を迎えに行く。
娘は車中で寝てしまった。
で「ガキの使い〜」ビデオで見つつ夕食。
久々に一人ゆっくり風呂につかる。
11.9
仕事だけの一日。
帰りの音楽は藤原ヒロシのベスト。
心地よい音に身を委ねる。
それにしてもこの人、本当にセンスいいなぁ。
中学生の時、アディダスのジャージに身をつつみ(もちろんスニーカーは紐なしだった)スクラッチするこの人を見てなんてかっこいいんだ!と思ったもんである。
その時、私は中学の名が入ったジャージをはいていた。
で全くださださで、洋服はニチイで買っていた私であったが(DCブランドとかブームだった頃だが、私のこづかいはレコード一枚買うとチロルチョコも買えないぐらいだった・・。)宝島で連載されてたタイニーパンクスの「ラストオージー」は一応チェックしてた。
そんなわけで氏は相変わらず格好良く、私は相変わらずさえないという話。
11.10
もう仕事のことはいいか。
愚痴にしかならん。
帰りの音楽はKC'S「バンガロウ・メタルヘッズ」。
これはいい。
高浪敬太郎、鈴木智文二人のポップ職人が自身のレーベルから放つ、実にポップなアルバム。
リラックスした中で作られた音楽は音楽そのものの楽しさに満ちている。
もはやベテランと言える二人だけどまるで学生サークルみたいな若々しい雰囲気でポップスはこうでなきゃ。
永遠の音楽少年ぶりにしびれた。
断固支持する。
で帰ると娘は熱心に「くまのプーさん」のビデオを見てる。
「ただいま」といってもまるで知らん顔。よっぽどおもしろいらしい。
11.11
帰りの音楽、青山陽一「Ah」。
ここにはロックの音がある。
渋いっすよ。メジャーデビューの噂もあったけどどうなったのかな?
こういう音だせる人なかなかいない。
ねばっこいギターの音が最高。
それに声がまたいいんだ。
男性ボーカルでは一番好きかも。
で帰ると娘はまた「くまのプーさん」。もう何回見てるのか。
11.12
淀川長治氏死去。
アーノルドシュワルツネガーに向かって「いっしょにお風呂入りましょうね」とにこやかにほほえむ氏の姿が思い出される。
冥福を祈る。
そういえば小森のおばちゃま最近見ないなぁ。
えっ、もしかして次?・・なんて不謹慎なことを考える。
で仕事。
帰りの音楽、朝日美穂「オリオン」。
表現手段を手にした才能ある女性は本当怖い物なしだな。
男どもが束になってもかなわないぐらいの力がある。
才気走った音と歌声に完全にノックアウトだ。
帰ると娘は「くまのプーさん」。
ここんとこテレビを独占されてる。
11.13
朝のニュースで淀川さんの弔問に訪れる車イスの小森のおばちゃまが映る。
めったなこと考えるものじゃないな。
昼休みにお笑い通の先輩とお笑い談義。
話は「笑う犬の生活」はちょっと・・から始まり、大映テレビからテレビ版「跳んだカップル」の思い出話、あゆみお姉さんは27才だとかクロード・チアリの娘はどうなのかまで多岐に渡るが全く実生活においては不必要な知識ばかりでお互いあきれる。
で後は真面目に仕事。
帰りの音楽はプリファブ・スプラウト「アンドロメダ・ハイツ」。
この完璧主義のロマンチストが作り出す音楽を聴いてると「変わらないものの美しさ」を感じる。
一曲目の硬質な輝きを持つギターの音色にパディマクレーンの癖のある歌声が重なる瞬間が聴きたくてもう何度も聴いてる。
ラストナンバー「アンドロメダハイツ」を聴きながら夜道を歩く。
空を見上げると無数の星。
この星の上で営まれてる様々な人々の暮らし。
どこかで彼は音楽を作り、遠い場所でその音楽に心動かされる僕がいる。
そんなこと考えるとなんか感動するんだ。
で帰って膝の上に娘を乗せ「くまのプーさん」。
妻いわく「今日3回目のプーさん・・」
11.14
朝から娘が「プータン、プータン」とうるさい。
またしても「くまのプーさん」。
で私は今日も仕事。
土曜なのでやる気なしモードで仕事に挑む。
帰りの音楽、小沢健二「犬は吠えるがキャラバンは進む」。
「ライフ」も「球体の奏でる音楽」もいいがこの青臭いファーストも大好き。
このアルバムが発表された時、確かにここにはこれから先の時代を生きていく為の指針があった。
僕はこれから先もこのアルバムを時々思い出した様に聞き返す事だろう。
帰って娘とまた「プーさん」。
この一週間で軽く10回は見てるはずなのに娘はビデオが終わってもすぐテレビを指さし「プータン、プータン」と叫ぶ。
なんとかなだめて「少年頭脳カトリ」見る。
大竹まこと登場でさらにシティボーイズショー状態。
出るとこが異常に小さいマヨネーズとか切り口が変な風に切れてるセロテープとかもう完全にシティボーイズのり。
これはここ数年のテレビの中でも最高におもしろい。
で娘と風呂でさんざん遊んだ後、「爆笑大問題」「これがキャイーンだろ」「いろもん」と立て続けにビデオ見る。
11.15
今日も「プーさん」で起こされる。
2回連続で見て、買い物。
5%還元セールだけあっていつもより人が多い。
で帰って娘が昼寝してる隙に「ガキの使い〜」「雷波少年」ビデオで。
娘が起きたので自転車でビデオ屋まで行く。
プーさんのビデオ「プーさんとティガー」にトムとジェリーを借りる。
そしてそのまま湖岸で遊ぶ。
娘は噴水に突っ込んでいった。
で帰って早速娘にビデオ見せる。
が、反応悪し。
トムとジェリーに至っては俺のほうが熱心に見てた。
やはり「プーさんとはちみつ」がいいらしい。
「プータン、プータン」とビデオチェンジを求められる。
夜「知ってるつもり〜松田優作」見る。
38才ぐらいから僕より少し下ぐらいの男子は皆彼に対して何らかの想いを持ってるんじゃないだろうか。
単なる俳優ではない特別な存在なのだ。
彼が死んだ日のことははっきり憶えてる。
僕は学校をサボって「探偵物語」の最終回をビデオで繰り返し見た。
でも最近の松田優作ブームってのはどうも苦手だ。
例えばキムタクみたいな人が真似したりするのはちょっと勘弁して欲しい。
気持ちはわかるけどやっぱり侵してほしくない聖域なんだ。
そこは。
で番組はというと、関口宏ごときが語れる存在じゃないよ。
11.16
会社出たのが9時過ぎ。
やってられない。
帰りの地下鉄で後輩に愚痴りまくる。
ちょっと反省。
で帰りの音楽はブライアン・ウィルソン「イマジネーション」。
彼の歌声はそれだけでメッセージである。
彼の作り出すメロディーは美しく、悲しく、いつでも僕の魂を揺さぶる。
で家に着いたのはもう11時。
娘は寝ている。
明日は出張。
5時には起きなきゃならない。
あぁ昼過ぎまで寝てられるような男になりたい。
で新聞見ると疲れた私に思わぬニュースが舞い込んだ。
なんと10年ぶりに大平シロー氏が吉本復帰とのこと。
10月の日記に書いてる様、シロー復活を意味なく熱望していた私には喜ばしいことこの上ない。
これでサブシロ再結成も夢ではなくなるのだ。
すぐにとは言わないとりあえず来年の「ホリデーワイド」もしくは読売で年末あたりやるであろう「思い出の漫才ベストテン」でサブローと「やすきよ」のものまねかなんかで肩慣らしして、そして本格的に漫才を復活させて欲しい。
世紀の終わりにサブシロ再結成なんていいじゃないか。(・・どーでもいいって人がほとんどなんだろうな。)
で寝る前なぜか妻とポンキッキーズでおなじみのチャカポコチャカポコやる。
テーマは「お笑いスター誕生」出身の芸人。
かなりの好ラリーが続いたがキザ漫談の「でんでん」の名をどうしても思い出せなかった妻にかろうじて勝利する。
ちなみに僕は九十九一が好きだった。
テレビの前にラジカセ置いてネタを録音したりしていた。
後、アゴ&キンゾーも好きだったなぁ。
昔から笑いの好みはあまり変わってないかもしれない。
11.17
朝5時起きで出張。
娘にキスをして出かけるいつものパターン。
車中でおにぎりの朝食。
妻に無理言って作って貰ったのだ。
で東京駅で車借り、茨城県へ。
一件目からひたすら会社の文句言われ最悪の気分。
「知らんがな、わし」と心で叫びつつとりあえず口では「申し訳ございません」。
やりきれない気持ち抱えて車に乗り込みラジオ「ビバリー〜」。
で道に迷ったり、渋滞に捕まったりで飯食う時間もなく、コンビニの赤飯おにぎりと肉まんをとりあえず腹に入れる。
7時過ぎやっと最後の商談終え、水戸から日立まで激走。
吉野屋の牛鮭定食の夕食。
今日、食費1000円かかってないな。
でホテルでテレビ。
「ジャングルテレビ」は終わり時を逃したな。
ロンブーの「スキヤキ」。
企画はおもしろいがロンブーはおもしろいのか?俺がおっさんになっただけなのか?
変な東京弁ばかり気になって笑えない。
ところで読売テレビの名プロデューサー白岩久弥氏は吉本に引き抜かれたのか?
ワイズビジョンって吉本の作った子会社かな?
どーでもいいことが気になる。
11.18
獅子座流星群は結局見なかった。
流れ星にサブシロ再結成を願おうかとも思ったがさすがに熟睡していた。
でもなぜか流星群見る夢は見た。
ホテルの窓から見上げると花火があがっている。
こんな時に紛らわしいことしやがるなぁとか思ってるという夢。
で8時ホテル発で北茨城へ。
今日もまたコンビニの昼食。
それも移動しながら。
大子町まで紅葉の美しい山道をひたすら激走。
「ビバリー」乾貴美子ちゃんの声もノイズで消され気味。
で昼から3件。
移動中はずっとニッポン放送。
「テリーとうえちゃんのってけラジオ」DX東寺で逮捕者が出たって話は笑ったなぁ。
京都が誇るストリップ劇場DX東寺で客にジャンケンさせて勝ったらストリップ嬢と本番ってのをやってる最中、警察が踏み込んだらしい。
それも真っ昼間の出来事ってんだから凄い。
逮捕された客は「靴下男爵」状態(素っ裸に靴下のみ着用の状態)だったに違いないとテリー伊藤氏は指摘していた。
で仕事終え水戸の常宿「ホテルサトー」に。
例のごとく近くの天ぷら屋で定食。
つくづく自分は保守的だなと思う。
必ず同じ行動パターンをとってしまう。
というか同じパターンをとるのが割と好き。
ホテルでテレビ見るもつまんない。
ふと古い友達に電話したくなる。
東京在住の小学校時代からの友人T君に久々に電話する。
彼とであったのは小学4年生の時。
やたら気があっていつも遊んでた。
中学の時、彼は引っ越したけど夏休みや冬休みにはいつも家に泊まりに来て二人でギターを弾いた。
彼は僕のギターの師匠なのだ。
で20才の時、彼は東京へ。
それから去年までずっと音信不通だったのだが再び出会い、またこうして連絡しあえる様になった。
今まで多くの人と出会い、別れてきたけど縁があれば再び出会うことが出来る。
これだから人生は楽しい。
11.19
9時前ホテル出る。
寒い。
車に乗り込み早速暖房入れる。
で仕事。
今日もコンビニの昼食。
そうしたい訳じゃないのだが、なぜか昼時時間なくなりそうなってしまう。
で昼から一件回って茨城県八千代町から千葉県船橋市まで。
2時間ぐらいで着くだろうと思ってたが、実に4時間かかる。
渋滞中トイレに行きたくなりどうなることかと思う。
出張中、1回は膀胱が破裂しそうになる瞬間がある。
そんな時、信号に捕まったら窓からちんちんだして放出もやむなしかって気になる。
しかし大人なのでなんとかがまんし、やっとトイレ発見。
膀胱に目一杯たまった尿を一気に放出する時の清々しさよ。
この瞬間を味わうと我慢するのもいいかなって思う。
そんなこんなで船橋着いた時にはあたり真っ暗。
しょうがないのでそのままホテルに入る。
前に泊まった「第一ホテル」、で前と同じ定食屋でカキフライと生姜焼き定食。
でさっさとホテルに入りテレビ。
グルメ番組にシティボーイズの3人が出てる。
いいなぁ。
こんな50才になりたい。
大竹まこと氏はきたろう、斎木しげる両氏といる時が一番いきいきしてる。
で暇なので持ってた西村繁男著「さらばわが青春の少年ジャンプ」読む。
あまりにおもしろく結局1時過ぎ読了。
いやぁハードな内容ですなぁ。
ジャンプ創刊から編集者として関わり最盛期に編集長を勤めた氏が新社長体制のもと不合理な人事の末、退職するまでをがんがん実名出して描く問題作。
人を見る目の厳しいこと。
この人上司だったらいやだろうなぁ。
11.20
やっと最終日。
地図片手に新規回り。
ひたすら車に乗り続け腰が痛い。
これといったこともなく仕事終了。
船橋で車返し、東京駅へ。
大丸の地下でおにぎりとコロッケの夕食を買い、新幹線に乗り込む。
久々に娘と対面と思ったらもう寝ていた。
明日も仕事なので即寝る。
11.21
仕事。
出張の後片付けと来週の出張の準備で残業3時間。
さすがに消耗する。
帰り梅田のタワーで買い物。
ピチカートのシングル「プレイボーイプレイガール」、小西康陽とふかわりょうのユニット・ロケットマンのアルバム、クレモンティーヌの新譜と小西康陽がらみで3枚。
それにムーンライダーズのシングル「スイートビターキャンディー」奥田民生がゲストボーカル。
欲しいレコードはまだまだあるがとりあえずどうしても必要なものだけに押さえる。
帰って娘と久々に風呂。
のぼせるまで遊ぶ。
風呂上がりはいつもの「プーさん」ビデオで。
11.22
やっと休日。
9時までゆっくり寝る。
昼から「紳助の人間マンダラ」。
太平シロー氏復帰一本目ということでチェック。
吉本復帰前から放送作家として名を連ねていた番組だけにスムーズに登場。
変な東京弁使ってたらどうしようかと少し心配だったがそれはなくてほっとした。
内容的にはまだリハビリ段階だがこうして画面に出ることによってシロー健在をアピールしてってほしい。
夜、妻と娘と久々の外食。
初の「びっくりドンキー」へ。
ハンバーグおいしい。
娘がちゃんとおとなしくしてられるか心配だったがお子さまランチをきっちり食べていい子にしていた。
我が娘ながら手のかからないかわい子ちゃんだと感心する。
帰りに西武でモロゾフのプリンを買う。
久々に食べたプリンはおいしかった。
無心にプリンを食べてるときが一番幸せだなぁ。
11.23
風邪気味で一日寝ている。
全く連休というのに。
娘と妻は実家に遊びに行ったので一人毛布にくるまり寝る。
テレビでホリデーワイド「漫才パレード」見る。
思わぬ拾い物は「ちゃらんぽらん」。
「中途半端やなぁ〜」ネタで笑わせる。
客の反応も一番良かったんじゃないか。
思えばこのコンビも古い。
素人コンビとして「お笑いスター誕生」に登場したのは20年近く前。
確かチャンピオンにはならなかったが途中でプロに転向。
あえて吉本には入らずがんばっていたようだが、結局泣かず飛ばすで吉本入り。
しかし彼らの話題はたまに「八方の楽屋ニュース」で聞く程度でいまいち伸び悩んでいたようにも思えたが着実に力をつけていたようだ。
来年はちゃらんぽらん飛躍の年になるのでは?
94年の後半「こだま・ひびき」に感じたような「何か」を今日感じた。
現時点で断言するのは危険だが、あえて言っておこう。
「ちゃらんぽらんブレイク必至!」と。
11.24
今日からまた出張。
風邪気味で体調最悪。
もう「身体持ちましぇーん」(「オレたちひょうきん族」明石家さんま師匠のセリフより)。
カーラジオで聞く「ビバリー〜」だけが唯一の支え。
講談師・神田北陽氏おもしろい。
本芸をぜひ見たい。
しかし関西にいると東京の芸人さんを見る機会がほとんどなく、寂しい限り。
で8時過ぎホテル着。
定食屋でさんまの夕食。
部屋でテレビ「人気者でいこう」。
前に「テレビバラエティにおいてのビートたけしの後継者は浜田雅功である」ということを書いてた人がいたが、確かにそうかもしれない。
あくまでテレビバラエティという枠のみであるがかってビートたけしがいた位置に今一番近いのは間違いなく浜田雅功だと思う。
ガッツ石松に突っ込む氏を見て確信した。
11.25
だるー。
8時半ホテル出発。
相模原から川崎、横浜と回る。
今日もカーラジオつけっぱなし。
それにしても広末涼子早大合格ってそんな大したニュースか?ラジオでよくかかってる都はるみの新曲「深夜劇場」いい。
つい車の中で口ずさんでしまう。
「テリーと〜」ゲストなぎら健壱氏。
氏の「間」をものにしたいと真剣に思う。
で今日もきっちり仕事して東京・調布のホテルへ。
ホテル一階の中華屋で麻婆豆腐。
からいがむちゃくちゃうまい。
で部屋でテレビ。
「ウンナンのほんとのところ」ウンナンは癖がないからすっと見れる。
この癖のなさは芸人としていいのか悪いのかわからないが、確実に3割打ってるって感じはある。
安定した力量があるし他の芸人との絡みも無理がない。
「ここが変だよ日本人」どこまで噛んでるのかわからないがビートたけしの企画力はさすがだ。
「万物創世記」「誰でのピカソ」など趣味と実益を兼ねた番組作りにたけしの余裕を感じる。
思えば今のテレビバラエティの基本はビートたけしがつくったものだ。
コント物「オレたちひょうきん族」、ロケ物「元気が出るテレビ」、ゲーム物「風雲たけし城」という様に。
でたけしは一人また新しい番組を作っていく。
お笑い芸人としては自分はもう4番ではないと公言している氏ではあるがプロデューサーとしての感覚は今もって他の追随を許さない。
11.26
最終日。
適当にすます。
昼休みスーパーの駐車場に車止め、イスを倒してぼんやりラジオ。
空は嫌みなぐらいに青く、全く俺はこんなとこでなにしてるんだって気になる。
で午後も適当に済まして仕事終了。
やっと帰れる。
東京駅の大丸地下で夕食を買う。
いつものおにぎり屋で幻の「ゆかりおにぎり」発見。
いつも売り切れてないんだよ。
でもちろん購入。
9時前大津着。
久々に娘と逢えると思って早足で帰ったが家には誰もいない。
留守電に「実家に泊まるんで宜しく!」と妻の声。
・・まぁいいんだけどね。
一人シャワー浴び、即寝る。
11.27
仕事。
昼休みHPを見た先輩から「サブシロ再結成はどうかな・・。B&Bみたいになるんじゃないか?」との意見。
うーん、そういう見方もあるか。
元々の質が違うからそれはないと思うのだが・・。
ただ確かに再結成して寒かったらどうしよう?という不安はある。
ってこれまた本当にどうでもいいことを考える。
会社の売り上げよりサブシロについて考えてることのほうが多い。
まぁ会社なんてどうなろうがもういいんだけどね。
で会議やらなんやらして夜、飲み会。
辛い。頭の上を通り過ぎてく会話に入っていくこともできず、飲めない酒を飲んでただ時間が流れてくのを見てた。
どうしてこうも「飲みながら行われる何でもない会話」ってのができないのか。
スムーズに場を盛り上げていく先輩たちを見ながら大人だなぁと感じる。
みんなどっか無理してるんだろうけど俺はそこまで大人にはなれないなぁ。
目の前で行われる様々な応酬話法に耳を傾けながら考え込んでしまう。
思えば昔からこうだった。
クラスの人気者にはなれないタイプだ。
隣り、近所数名だけをこっそり笑わせるのを得意としてきた。
今だに4人以上の飲み会になるともうだめ。
飲んではめをはずして大騒ぎなんて信じられない。
結局、自分が悪いんだが・・・えーい、はっきり言おう、くだらないよ!俺はひねくれてるからこういう「楽しい雰囲気」ってのがうそにしか見えないんだよ。
上っ面だけのコミニュケーションはもういらない。
とかなんとかまぁ酒飲むと他者と自分との溝をいやって程感じてしまう。
でカラオケの途中で抜けだし、最終の地下鉄に乗り込む。
音楽はクレモンティーヌ「エル・デテ」。
おだやかな音楽を一人で聞いてる方がよっぽど性に合ってる。
12時過ぎの大阪駅は酔っぱらいでごった返してる。
プラットホームで風に吹かれる紙屑みたく俺の真実が転がっていった。
大津に着いたのは1時。
もちろん妻も娘も眠っている。
娘にキスをして疲れを落とす。
なんだか寝られずにネットサーフィン。
高野寛氏のページでギタリスト大村憲司氏の死を知る。
CDラックを見ると彼が参加してるアルバムも多数ある。
特別意識して聞いてた訳ではないがリアルタイムで聞いてきた音楽家の死に初めて直面し、死というものをなんだかやけに生々しく感じる。
ご冥福を心からお祈りいたします。
11.28
娘に頭突きで起こされる。
その上、髪の毛を引っ張られふとんから引きずり出される。
とりあえず「お母さんといっしょ」のあいうえお体操をいっしょに踊れ!と要求を突きつける娘であった。
で今日は妻がバイトなので昼から娘とデート。
パルコのタワーレコードでムーンライダーズのライブビデオ「月面賛画」、カーネーションが全面参加してるブレッド&バターのアルバム「BBC」(今、聴きながらこれ書いてるんだけどめちゃくちゃかっこいい!)と手塚治虫トリビュートアルバム「アトムキッズ」(これには細野さんとか佐野元春が参加、楽しみ)購入。
湖岸に出て追いかけっこしたり、芝生に寝転がったりして遊ぶ。
むちゃくちゃ寒いがはしゃぐ娘に帰ろうとは言い出せず寒空のもと2時間近く。
それにしても俺の娘は何故こんなにもかわいいのか。
世界中に自慢して歩きたいくらいだ。
で帰って早速ライダーズのビデオ。
すごいおっさん達だ。
過激なロックバンド・ムーンライダーズは不滅だ。
娘も踊っていた。
で夕食の準備。
クリームシチューを作る。
「まんま、まんま」と娘にせかされ妻が帰ってくるのを待たずに娘に食べさせる。
無理矢理「おいちい!」と言わせる。
で妻が帰ってきたので我々も食事。
テレビで「少年頭脳カトリ」きたろう、大竹に続き斎木しげる登場。
シティボーイズライブにおける毎度の快演ぶりが最高の氏のおもしろさをもっと多くの人にわかってもらいたい。
それにしても「海苔でお腹一杯になる人」とは・・。
妻と二人で爆笑してしまった。
凄いとこ突いてくるなぁ。
11.29
両親が来宅。
皆で日吉神社まで紅葉を見に行く。俺もこんなことをする年になったんだなぁ。
娘はおおはしゃぎでじいさんとばあさんに甘えている。
そばの昼飯食って大津に戻る。で今日は久々のライブ。
妻と娘を残しJRに乗り込む。
「・・・なんか相談事があるらしい・・。」と嫁はんにうそついて出てきた大学時代からの友人Mと梅田で待ち合わせ。
お好み焼きを食べつつしばし談笑。
Mは息子がうまれたばかり。
子育ての話やHPについてなどひとしきり近況を報告しあう。
それにしてもお互い一児の父親だとは何とも・・。
でライブ会場であるバナナホールへ。
15歳のときゼルダのライブ以来だから実に12年ぶりのバナナホール。
ライブは鈴木祥子。
学生の時、Mと何度か彼女のライブには行ったのだが最後にいってからもう5年ほどたってる。
アルバム「私小説」が非常に良く出来たアルバムだったのでいやがうえにも期待は膨らむ。
6時会場で早速前のほうに陣取り、開演を待つ。
この開演前の感じ、好きだなぁ。
でついにライブスタート。
そんな訳でくわしくはこちら(ここでさっとライブレポートにリンクさせるはずだったのだが・・もう少しお待ち下さい。今書いてます)。
いやぁ、良かった。
ここ数年いったライブの中でもベスト。
「かなり良かったんちゃう」とMとしみじみ語り会い梅田で別れる。
一人今日のライブを思い返しながら大津に戻る。
家に帰ると娘が「大阪ほんわかテレビ」の円広志の小芝居をなぜか熱心に見ていた。
11・30
仕事。眠い目をこすり2本会議し、なんとか仕事終了。
そういえば昨日Mから「仕事の愚痴多いぞ」とこの日記について指摘されたとこなのだが・・・。
で帰りの音楽は鈴木祥子「私小説」。
ライブの余韻覚めやらず。
ロックをものにしてる数少ない女性アーティストっていう言い方はあまり良くないかな。
女性って限定せずとも一アーティストとしてこの人にはロックを感じる。
歌のうまいシンガーは多いけど深みが違う。
いかにロックに魂をゆさぶられてきたか、いかにロックと誠実に向き合ってるか。
小手先だけのテクニックで飾られたロックなんて名ばかりで金の匂いしかしない、カラオケ対応の音楽はもういらない。
このアルバムからは彼女の息遣い、やわらかな産毛、その下のしなやかな筋肉までもが浮かび上がってくる。
鈴木祥子でしか作れない音楽がここにはある。
ロックとは人間のコアの部分にまで触れてくるものじゃなきゃいけない。
そういう意味でもこれはまぎれもなく本物です。
1998年12月の日記へ
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