2007年9月下旬

2007-09-16「コズミック・シーのランチタイム」
無駄に夜更かしした上に、今朝は無理矢理5時半起き。
ちょいと会社へ。
別に行かんでもいいっちゃいいんだが、行っちゃうんだな。
無駄に真面目なんだから。
結果、軽くトラブリング発生で、行っといて良かった。
んでも大したことなく6時半には帰宅。
で二度寝。
次は9時起き。
アーカスまで行って、めんちかつさんとブツの引渡し。
この前のライブで買っといたカネのアナログとタマコの新作ね。
ご近所さんだとこういう時、便利っすね。
でブラッと本屋流して帰宅。
娘が宿題やってる間、昨日図書館で借りた高田文夫「笑味期限はいつ切れる?」をゲラゲラ笑いながら読む。
私生活が謎に包まれたマギー司郎の話とかオモロ。
なぜかマギー司郎氏と楳図かずお先生は仲良しなんだとか。
どーでもいい豆知識だな。
で家族で京都の実家へ。
兄から「皆で御飯食べよう」と呼び出しあって。
行きしなにショッピングモールで買い物。
明日は敬老の日ってんで娘、大好きなおばあちゃんにプレゼント購入。
で実家。
母、兄と近所の墓石屋へ。
しばらくはお骨そばに置いときたいってこともあって、どのタイミングで墓建てるかいろいろ話してきたが、そろそろ準備に。
しかしなかなか相場ってのがわからんね。
はっきり言って見た目違いが全然わからんのだが、安すぎてもなんか嫌だし、高すぎても予算ないし…みたいなね。
で夜は駅前で焼肉。
思うほどは食えないね。
それでも腹一杯までは行っちゃうんだけど。
みなで帰る予定だったが、娘、泊りたい!と言い出し結局娘残して帰宅。
WOWOWでウッディ・アレン監督「マッチポイント」観る。
劇場公開時に観損ねてたのでちょうど良かった。
主人公は、元テニスプレイヤーで野心家のクリス。
大金持ちの娘、クロエと出会い結婚、義父の会社で重要なポストを任されるなど理想の生活を手にしたクリスだったが、義兄の婚約者・ノラに心惹かれ、次第にノラに溺れていく。
そしてノラは妊娠。
離婚を迫るノラ。
窮地に立たされたクリスがとった行動とは!?ってなお話。
マンハッタンからロンドンへ舞台を移してのアレン作品だが、いやーオモロかったな。
ま、浮気してニッチもサッチもいかなくなった男の悲劇ということなんだが、キーワードの「運」が導いたラストが、もう笑っていいもんかどうかという。
いかにもウッディ・アレン、二重の皮肉っつーか、いや、さすが。
後半30分は目が離せなかったなぁ。
しかし浮気相手ノラを演じるスカーレット・ヨハンソンはエロすぎる!
ありゃ男なら誰でもコロッといく。
理屈でわかってても、コロッといく。
真面目一筋、西日本一の堅物として知られる僕でも、あの、スカーレット・ヨハンソンの、官能的にも程がある「唇」が、目の前1cmに迫ってきたとしたら理性を抑え切れないかもしれない。
…迫ってきてくんないもんかな?


2007-09-17「RESCUE」
なんというか、うまくいかない日。
朝6時半、不測の事態でまたも会社へ。
別に僕が行く必要ないっちゃないんだが、ま、近いからね。
モロモロの対応して7時半には帰宅。
また布団にもぐりこむのもなんだし、そのまま新聞読んでテレビ見てボケーッと。
結局、ソファでうたた寝してた。
お泊りしてた娘、母に連れられ帰宅。
で掃除の達人である母指揮のもと娘の部屋大掃除。
3時間ほどで随分片付いた。
後はこの部屋を娘がどれだけキープできるかだが、ちと心配だなぁ。
昼、またも会社へ。
まー、休みの日に限ってイロイロありますわ。
モロモロ関係各所に連絡とって数十分で帰宅。
なんか、休んでる気全然しないんだけど。
それから妻と電器屋へ。
掃除機を買い換えようと物色するも、結構高いのね…。
結局買えずにスゴスゴ帰宅。
情けなか。
にしても暑い。
夏に舞い戻ったかのようだ。
ソファで本読みながらまたもうたた寝。
完全に連休、無駄に過ごしちゃってるね。
風呂上りに「爽」温州みかんヨーグルト味。
あっ美味しいや。


2007-09-18「ジャンゴ」
夏休み。
今日は、いや今日もダラダラ過ごす。
朝から映画。
三池崇史監督「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」観る。
やりきったねぇ。
三池監督、大法螺吹ききった。
ここまでやってくれると、もはや批評とかどうでもよくなる。
これが映画だ!って感じ。
くだらねーテレビドラマを映画館でやるんじゃないよ。
まぁ、それはまた別の話で。
ストーリーは壇ノ浦の戦いから数百年後。
とある寒村で平家軍と源氏軍がお宝を巡って抗争を繰り広げていた。
そこに流れ者のガンマンが現れて…てな話。
とにかく男の子が大好きなドンパチ物。
小難しいことは言いっこなしで。
ノれるか、ノれないかだけが全てだから。
撮影監督・栗田豊通のザラザラした画がやたらかっこいい。
そしてまさにオールスターキャスト。
ずるくてバカな清盛を豪快に演じた佐藤浩市はギラギラした男臭さを撒き散らしてた。
クールな義経を演じた伊勢谷友介は過去ベストなんじゃないか。
全編英語ってのが逆に良かった。
日本語よりはるかに発音いいんだもん。
気狂いじみた安藤政信は凄い存在感。
そして香川照之はきっちり映画をかっさらっていく。
さすが。
あと地味ながら味のある存在を見せた松重豊が凄く良かったなぁ。
でも今回一番かっこいいのは桃井かおり。
ありゃ桃井かおりにしか出来ない役。
桃井かおりはこうでなくっちゃ。
しかし、主役の伊藤英明は…。
悪くないんだけど、周りが強烈すぎたからなぁ。
ま、いいや。
ラスト、北島三郎のスゲーかっこいい歌声が流れるまで十分大法螺の世界で楽しめた。


2007-09-19「午後4時のアメジスト」
休み明け。
机の上におかれた仕事を片付けるのに半日。
昼飯食えずに会社飛び出し会議の為、奈良へ。
何年ぶりだ奈良。
ゆっくりする間もなく、長い会議に突入。
うっ、眠い。
予定オーバーして会議終了。
で急いで京都に舞い戻りライブ。
あがた森魚@エルラティーノ。
小さなレストラン、ちょうど席の数の観客。
アットホームにライブは始まる。
サポートは美人のヴァイオリニスト(名前、失念)と我等がCLOCKWORK PORK PIE HATSの凄腕ドラマー五十川清さん。
五十川さん、今日はスティールギターにマンドリン、リズムマシンを駆使したパーカッションと大活躍。
あがたさんのギターはお世辞にも上手ってものではないが、音が奏でられ声が発せられた途端、そこにあがたワールドが広がる。
もはや、多少のチューニングの狂いはどうだっていいのだ。
明日発売の新作からの曲を中心に35年を行き来する選曲。
コロナビール飲みながら音楽の旅に出る。
素晴らしい時間がやって来ては過ぎて行く。
休憩をはさんで10曲ほどの小さなステージ。
あがたさんはやっぱりあがたさんで、オルタナティブでパンクでロマンチック。
じっくり耳を傾ける。
あがたさんが作る歌は一見無邪気に見えて、深い闇が横たわっている。
深い傷とその痛み。
その痛さの上に歌が生まれ、物語が綴られる時、無垢な美しさが萌芽するのだ。
本編ラスト「百合コレクション」良かったなぁ。
ライブ後、新作「タルホロジー」購入。
ちゃっかりサイン頂き店を出る。
蒸し暑い夜の京都を一人歩く。
音楽に救われる日々。


2007-09-20「骨」
ライブやっぱ良かったなぁと思いつつ、あがた森魚「タルホロジー」聴き通勤。
プロデュースは久保田麻琴!世界中の音楽を知り尽くした氏のプロデュースで、土臭くて開放感のある音が拡がる。
なんてアルバム半ばでディスクマンのバッテリーが切れちゃったんでまだ全部聞けてないんだけどね。
もう一曲目「東京節」であがた森魚-鈴木慶一-細野晴臣とヴォーカル回していくとこで既に感激。
なんだろう目指すべき大人達ってんだろうか、彼らが今も希望を与えてくれてることに感動しつつ、あぁ俺もちゃんとしなきゃって気分になる。
しかし週の前半休んだつけがドバッときてるな。
やってもやっても仕事終わる気しない。
とりあえずエネルギー0になるまで頑張ったが…。
ま、明日は明日の風が吹くってか。


2007-09-21「あともう一回だけ」
果たして、風は吹いたのか?
そんな訳で今日も働いたぞ。
ガォー。
明日から3連休。
しっかり休むぞ。
昼に大阪まで行かなきゃならなかったこともあり、車中であがた森魚「タルホロジー」聴きこむ。
3回聴いたが、凄く良いぞ、これは。
大正-昭和-平成、東京-南米-アラブ-フランス、時空を越え音楽の旅が始まる。
あがた森魚×久保田麻琴の化学反応の素晴らしさよ。
あがた森魚の果てしなく拡がる想像力、世界中の音楽を知り尽くした久保田麻琴の創造力。
昨日も書いたが、鈴木慶一、細野晴臣をゲストに迎え歌い飛ばす「東京節」のカッコよさったらない。
続く「百合コレクション」、ライブでもお馴染みの「サブマリン」のセルフカバー2曲もまさにニュースタンダードな出来。
この時点で僕はもうここではないどこか、遠いところにいる。
あがた作詞、光永巌作曲「いとこ同志」は切り取られた夏の風景。
乾いたロマンティシズムが切なさを倍増させる。
名曲なり。
で「Taruphology」〜「雪ヶ谷日記」〜「弥勒」と続く、アルバムタイトルの由来となった稲垣足穂的な組曲がとんでもなく素晴らしい。
感動しちまった。
稲垣足穂の日記をリーディングし歌う「雪ヶ谷日記」はもはや音楽を越えている。
日常から宇宙へと続く浪漫。
孤独の痛みとその崇高さ。
あがた森魚は孤独をわかっている。
だからこその美しさなのだ。
そして今作で思い知ったのが、あがた森魚のヴォーカリストとしての凄み。
表現者としての稀有な才能。
唯一無比の存在。
素晴らしいアルバム。
で今日、4回目聴いてる。


2007-09-22「HILAND」
休日。
ド快晴。
今日は娘の運動会。
ビデオカメラ片手に朝から小学校へ。
オープニングは金管クラブの演奏で入場行進。
娘は金管クラブのメンバーでトランペット担当。
目指せ!クワマン。
但し引ったくりには注意して欲しい。
そして運動会スタート。
にしても暑い。
熱中症対策でこまめに水分補給の休憩時間がとられながら競技。
ま、一学年一クラスの小さな学校なのでのんびりしたものではあるが。
娘、徒競走でダントツの一位!
スポーツ音痴の両親から生まれたとは思えない華麗な走り。
かっこいい。
クラス全員で踊るダンスは関ジャニの曲に合わせて。
ド派手に鳴り響くギター、アレンジは白井良明 from ムーンライダーズ!って言っても彼らにはわかんないか。
で毎年の運動会、娘の成長も楽しみながら、も一つ僕が大いに楽しみにしていることがある。
娘の同級生、Kちゃんの活躍を見ることだ。
Kちゃんはお地蔵さんのように愛嬌ある男の子。
幼稚園の最初の運動会で、ほとんど球体に近い体で一生懸命がんばる姿を見て以来、すっかりファンになったのだ。
事前に見せてもらった学級通信。
クラスの子たちが運動会に向けて一言書いてる。
ほとんどの子たちは「全力」とか「勝利」と書いてる中で、Kちゃんだけは一言「愛」と書いていた。
おぉ深い。
勝利よりも「愛」をテーマに運動会に挑む男、Kちゃん。
Kちゃんを先頭に配したムカデ競走は今年の運動会、一番のハイライトだった。
相手チームが早々とゴールを決めている中、コース半ばで七転八倒しながらも懸命に進むムカデ。
子供達、先生、父兄がみな一体となって声援を送る。
みのもんたにナレーションつけて欲しいぐらいの状況が続く。
コースを外れ、斜め45度。
客席に突っ込まんとするKちゃん率いるムカデ。
いいなぁ。
笑っちゃうんだけど、ひたむきさがその先に幸せな感動を呼ぶんだよね。
で昼休み。
子供達は教室に戻ってお弁当。
さすがに今日は暑いので一旦家に帰って、母、義父母と食事。
卵焼きに鶏の唐揚げにおにぎりの弁当メニュー。
でここでちょっと抜け出し、近くの公開スタジオへ。
生放送のラジオ番組、ゲストである琴を弾きながら歌うシンガーソングライター、真依子さんのサポートに我等が西村哲也さんが登場と聞きつけ、駆けつける。
伸びやかな歌声の真依子さん、琴の音色とアコースティックギターの組み合わせは意外に良い。
ふわっとした感じの曲だが、西村さんのギターが入るとロックな風が吹く。
演奏終わられた西村さんにどうもどうもとご挨拶。
東京のライブ良かったみたいっすねぇなどイロイロと話。
そして周りにいたスタッフにいかに西村さんが凄いギタリストかを熱弁。
真依子さんはこの前のあがた森魚ライブに来られてて挨拶してたので、あがたさん話を少し。
何者なんだ、俺という感じだが。
でまた小学校に戻り午後の部。
リレーでは娘のチームが劇的な逆転勝利で大いに盛り上がる。
そうそう校庭の周りに子供達が描いた運動会の絵が張られていて見てた。
走ってる姿、綱引きしてる姿、踊ってる姿など皆上手にかわいく描かれている。
でその中に「運動場の真ん中にサングラスの男が一人」という絵が一枚。
そのサングラスの男に矢印がひかれ「タモさん」と書かれていた。
なぜにタモさん?
どういう意図があってこの絵を描いたのだ、小4男子よ。
妻とヒィヒィ笑ってしもたやないか。
小学生男子はバカでいい。
娘の白組の勝利で運動会終了。
みなさん、暑い中、よく頑張りました。


2007-09-23「PISTOL PACKIN’ MAMA」
9時起床。
朝からボケーっと旅番組とか見てダラダラ。妻と娘はキッズクラブのボーリング大会に出かけたので、一人自転車でパルコまで。
先週、忙しくって寄り道できなかったので紀伊国屋、タワーなどを巡回。
しかし、小遣い日前で財布には既にお札が入ってないという情けない状況。
とりあえず紀伊国屋で「映画秘宝」「Cut」「キネマ旬報」「ストレンジディズ」「invitation」などなど手当たり次第に立ち読み。
さらっと情報仕入れ何も買わずに帰宅。
昼は昼で一袋だけ残っていた「サッポロ一番塩ラーメン」。
寂しすぎるが、たまに食べるとやけに美味い。
妻と娘はボーリングの後、皆で食事するんだと。
くーっ。
しかし小遣い制度のサラリーマン、ビシビシに残業して働いても、給料は目の前をスルーして与えられる小遣いは寂しい限り。
自由に使えるお金だけを考えたら、もはや時給100円切ってるのだ。
それでも続けてるのは、家族への愛だと軽く言っておこう。
にしても暑いな。
ソファで「マルコポロリ」見ながらヘタってたら、ドヤドヤとチビッコ軍団が帰宅。
どうして毎回、我が家に集うよ。
本を返しがてら図書館へ避難。
図書館も人、多いな。
パラパラと数冊チェックして帰宅。
チビ軍団は別の家に移動した模様。
その間に、妻と買い物。
出たら出たで夕立。
激しい雨に直撃。
そういえば今日は結婚記念日。
丸12年になる。
「結婚記念日やし、ステーキでも買うか!」「…いらん」。
ま、12年も経つとこんなもんである。
夕食は鮭のムニエルのみ。


2007-09-24「MORGAN BOOGIE」
夜中、YouTubeで懐かしいCMとか歌謡ポップス観てたらすっかり気持ちが80年代に行ってしまった。
タイムマシンだな、こりゃ。
当時入れあげていた斉藤由貴がベストテンで歌ってるのとか観てたら甘酸っぱい気持ちになっちゃったよ。
いかんいかん。
過去に逃避しすぎるのは。
で今日も一日ダラダラと。
HDDチェックはWOWOWでやった伊東四朗生誕70周年記念「社長放浪記」。
脚本は三谷幸喜、共演は三宅祐司に佐藤B作。
軽くてハートウォーミングで難しくないザッツ軽演劇。
これぞ正しい日本の喜劇。
三谷お得意の勘違いが勘違いを呼ぶシチュエーションコメディー。
適度にゆるくてストーリーで見せるというよりも演者の芸を見せることに重点を置いてるよう。
四朗さん、動き、表情、台詞さばき、さすがの名人芸なり。
あらゆるパターンで笑わせてくれる。
衰え知らずだなぁ。
なんかね、全てがスマートなんだよな。
三宅、佐藤の好サポートは言わずもがなだが、それより全編出ずっぱりの伊東孝明(四郎さんの息子さん)、小技が効いた山口良一が良い。
そして四朗さんとは30年ぶりの共演という中村メイコさんの素晴らしいコメディエンヌぶりが最高。
巧すぎる!
誰よりも若々しくて、華やかで、リズムがあって。
ちょっと感動した。


2007-09-25「幸せハッピー」
連休明け。
娘は運動会の振り替え休日で今日は休み。
チビッ子&奥様軍団で毎年恒例のUSJに出かけていった。
でお父さんは黙々とお仕事。
ホント黙々とやってるのに全然片付かないでやんの。
でそんなことより今日聴いてたのはHARRY HOSONO & THE WORLD SHYNESS「FLYING SAUCER 1947」。
待ちに待った歌う細野さん。
なんだろう、この気負いの無さは。
拍子抜けしちゃうぐらい呑気な音。
そこがもう最高!
ユーモアに溢れててチャーミング。
これを待ってた!
小難しいことは抜き。
批評なんていらない。
そこには楽しい音楽があるだけ。
細野さんの歌が実にいい塩梅なのだ。
思わずいっしょに口ずさみたくなる歌。
さぁもう一回聴こう。


2007-09-26「FOCAL MIND」
うぅ月末ハードになってきたにゃー。
ほぼ日の「おとなの小論文教室」で「自立」と「自己表現」と「幸福」について書いてある。
読みつつ、自分はどうかなぁとか思う。
客観的に見ると割とバランス良さげだが、実のところはどうなのか?
むーん。
あぁダメだ。
考えるのはしばらく休み。
もうそれはいいんだ。
で今日も細野さん。
このリズムが気持ちいいんだなぁ。
無条件に身体が喜ぶ。
音の隙間からいい風が吹いてる。
そういえば朝晩涼しくなってきた。
頭蓋骨を開けて、横隔膜を広げて、風を吹きいれよう。
あれこれ考えるのは、もういいんだ。


2007-09-27「オンボロ」
今日もハードコア。
ヘトヘトの帰り道で友達とばったり。
おぉ久しぶりと立ち話。
「老けましたねぇ」と言われる…。
いや、確かに。
自分でも思う。
この数ヶ月で一気に。
そうなんだよ、最近風呂で髪の毛洗ってふと鏡見ると、…ハゲカケタールやん…。
泣けてくるにゃー。
しかし、伊東四朗さん70歳(亡くなった親父と同い年)、細野さんは60歳(母と同い年)。まだまだ老け込むには早いぜ。
で今日は、アチラやコチラで話題のジャック達「HILAND」聴く。
金なくてもこういうのはキッチリ買ってる。
でまだ全部聴き終えてないけど、いやー正しい“ひねくれポップ”だなぁ。
もはや絶滅品種と言われる分野だが、ジャック達がいるじゃないか!という気持ち。
やりきれない想いとか埋まらない渇きとか、全部ひっくるめて、なんだかなーとポップに吹き飛ばす。
自虐的に笑いながらも、譲れない一線がある。
そのユーモアの裏のダンディズム。
ジャック達は男だぜ。


2007-09-28「キャンセル」
月末、週末。
イロイロあって苛つきMAX!
あーなんだろなー、このやり場のない感じは。
落ち着けよと自分に言いきかせつつ、収まんない。
収まりゃそれでいいのか?っつー問題もあるけどな。
それにしても、若い相撲取りが死んだ事件。
ありゃハッキリ殺人だろ。
ビッキーズ解散!ってちっちゃいニュースながら、漫才コンビの解散ってなんか切なくなる。
木部ちゃん、嫌いじゃなかったんだけどな。
芸人辞めちゃうんだね。
ま、それぞれの人生っすから。
この前、伊東四朗さんの「社長放浪記」観て、小林信彦「喜劇人に花束を」を数年ぶりに読み返す。
最後の喜劇人・伊東四朗、てんぷくトリオ“第三の男”が、元祖テレビ屋・井原高志氏の下で歌やダンス、楽器を徹底的に仕込まれ、花開いていく様が描かれる。
徹底した批評眼、冷徹に事実だけを書いていく小林信彦であるが、伊東四朗に対する「愛」が感じられてなんだか嬉しい。
Perfumeの「チョコレイト・ディスコ」はカッコよくて、かわいくて好きだなぁ。
朝、めざましテレビに沢尻エリカが出てたが、実に不機嫌そうで、肩肘ついちゃって偉そう。
ヘコヘコするキャスター陣がまた情けない。
イメージ通りっちゃそうなんだが、ハッキリいってそれほどの女優か。
ま、もし横に沢尻エリカが居たら、大塚さんよりヘコヘコヘラヘラしてしまう自信はあるが…。
そうそう明日は西村哲也さんのライブ。
完全に追っかけですな。


2007-09-29「ようこそ」
昨日もタイムスリップして夜更かし。
でも今朝は7時過ぎに目が覚める。
眠いんだけど、眠れない。
ゆっくり朝食をとってぼんやり。
結局、午後になって「漫才アワード」見ながらウトウト。
で今日は夕方から京都。
西村哲也/藤井貴子@京都はちはちinfinity cafeへ。
京都駅から市バスに乗って千本丸太町。
少し早めに着いたので、近くの商店街なんかをプラプラ散策。
おっ、懐かしいな「京都こども文化会館」。
大学の頃、僕はクラシックギタークラブに所属してたんだけど、年に何回か演奏会があって、中でもメインの定期演奏会の会場がここだった。
演奏会の裏方仕事してる時、会館の担当舞台監督のことを「こどものおっさん」と仲間内で呼んでたものだ。
今思えば時間がたっぷりあった学生の頃、もっともっと町歩きしとけばよかったと思う。
京都はやっぱり魅力的だ。
この辺りもフラフラ歩きたくなる町。
父はずっと西陣の繊維会社に勤めてたので、きっとこの辺りよく歩いたんだろうな、なんて思ったり。
ではちはちinfinity cafeへ。
本格的なドイツパンが食べられるパン屋さん。
めちゃ美味しいと評判聞いてたので楽しみ。
町の真ん中、細い舗装されてない路地に入り込むと森が広がる。
そこにある古い民家。
玄関で靴を脱いで上がり、畳敷きの大広間へ。
西村さんリハ中、テーブルには既にけいすけさん、ほぼ同時に入店はつかさんといつもの西村追っかけ組。
いやいや、どうもと挨拶してまずは皆で食事タイム。
スープとサンドイッチにオーガニックビール。
重みがあるけど口に入れるとしっとり柔らか。
なるほど、ドイツパン。
うん、美味しい!
しかしまた店の雰囲気がいい。
おばあちゃんの家に来たみたい。
今から法事みたいな。
でまさにアットホームなライブスタート。
まずは藤井貴子さん+DANさん。
アコースティックギターとアコーディオン。
伸びやかな歌声が心地よい。
現在は東京で活動する藤井さんは「西村さんの音楽は自分にとってのビートルズでありストーンズ」と言う西村さん直系のシンガーソングライター。
素直なメロディも悪くないし、とにかく声が美しいので、すっと耳に馴染む。
明るいMCも楽しい。
サポートのDANさんもソロとして活動されてるとかで一曲ご披露。
これが実に良かった。
アコーディオンの音色って独特の哀愁があって好きだなぁ。
そして西村さん登場。
久々のアコースティック弾き語り。
ヴォーカルがグンと耳に入ってきて、改めてヴォーカリスト西村哲也の良さを認識。
名曲「ひまわり」の弾き語りヴァージョンが最高に素晴らしかった。
めちゃめちゃグルーヴィーなバンドヴァージョンもかっこいいが、それがギター一本でこんな風になるんだという新鮮な驚きがあった。
そして先日急逝したHONZIさんに捧げられた「キッチンミュージック」は胸に迫るものがあってちょっと泣きそうになった。
ギターとヴォーカルだけという剥き出しの状態、それでここまで聴かせられるということは、曲そのものに力があるということ。
そして表現者としてのテクニックとプラスアルファのなんていうのか音楽に対する熱情があって、音楽は聴くものの耳に、胸に届くのだ。
改めてそんなことを思う。
実にしみじみいいライブだった。
で、もひとつ言っときたいのが、今回MCが最高におもしろかったってこと。
なんやろう、あの独特の可笑しみは。
演奏時の緊張とMCでの緩和が絶妙なバランスで、妙な気持ち良さがあった。
客席もみんななんかニコニコしちゃうようなライブでいい雰囲気だったなぁ。
ライブ後、ドイツパンをお土産に買って、西村さん、藤井さんとも少しお話。
うーん、今日はつくづく良いライブだった。


2007-09-30「Garden City Life」
昨日買ったドイツパンを朝からモソモソ食ってだらけた一日。
娘は朝から子供料理教室に友達と出かけたので、妻と買い物。
雨だからか、まだ10時過ぎだというのにジャスコはすんごい人。
レジなんか長蛇の列。
小市民のそこそこの幸せ具合。
結局、自分もこの感じが分相応ってやつなんだろう。
HDDチェックはちょい前、深夜にやったヨーロッパ企画の「ロケコメ2」。
友近や小籔千豊とのコラボを観て、やはり芸人と役者は別物だと思う。
どっちが上とかいう問題じゃないけど、芸人さんは作、演出を瞬時にやってなおかつそれを演じちゃうんだから凄いな。
恐ろしい特殊技能だ。
それからボケーっと吉本の旅番組。
日曜の午後はこれだよね。
石田靖の仕切りで未知やすえと山田花子と浅香秋恵が長崎を旅するやつ。
このゆるさ、嫌いじゃない。
前の会社の時、九州の営業してたから多分50回ぐらいは長崎、それも市内はもちろん、島原から佐世保あらゆる町に行ったけど、観光は全くしてないからなぁ。
そうだもう13年ぐらい前かな、初めて島原に行った時レストランが見つからなくてね。
コンビニも全然なくてホテル前の酒屋でやっとカステラだけ見つけて、それを夕飯にしたっけ。
また長崎行きたいナー。


2007年10月上旬の日記へ


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