2007年4月下旬

2007-04-16「血を吸うカメラ」
ぼんやりとした雨が降る朝。
よく寝たのに頭にもやがかかったまま。
ま、月曜はいつもこうなのだけど。
で今日は鈴木さえ子「科学と神秘」聴く。
オリジナルリリースは84年。
これも僕にとっては完璧なレコード。
少女が無邪気さと残酷さを併せ持つように、キュートでポップな音の裏に深い闇に通じるドアがある。
「科学と神秘」、なんてロマンティックなタイトル。
そのタイトルに相応しい音楽。
ここではないどこか。
イマジネーションの扉を開け、聴く人を別の世界に誘う。
夢を見るように音楽を聴く。
子供達にこういう音楽があるんだよって教えてあげたい。


2007-04-17「風船」
自分はひどく憂鬱な人間だなと思うことがある。
いつでも曇り空みたいな顔をしてアスファルトを蹴飛ばしている。
そんなことはさておき。
今日聴いていたのはソワレ「CHANSONCHIC soiree」。
02年作品。
ソワレは戸川昌子がオーナーを務める「青い部屋」のプロデューサー兼専属歌手(当時)、新世代シャンソン歌手とでも言えばいいのだろうか。
これがめちゃめちゃいいアルバムなんだよね。
シャンソンと言えばこの曲「愛の賛歌」から始まりカヴァー曲、オリジナル曲、ライブとミニアルバムながら濃度は高い。
でオリジナル曲がやたらいいんだ。
ポップ中毒の僕が気に入るぐらいだから(なんつっても店でかかってるのを聴いて、店員さんに「これ誰のアルバムですか!」と聞いて即買ったぐらい)シャンソンと言ってもとっつきにくいものではなくて、鶴来正基氏をはじめとしたメンバーが生み出す音はロックを通過した音で、歌謡曲的でもありジャズ的でもあり、なんつーかグッとくる。
でもやはりソワレの歌がパンチが効いてて繊細でドラマチックで最高なのである。
「僕は笑う」という曲は特にその繊細さとドラマチック具合が絶妙で胸にグッサリ突き刺さる。
「果てのない/足音で/歩き出す/この僕の果てはどこにあるのさ」なんてフレーズがまたいい。
ちなみに歌聴くと女性としか思えないのだけど、男性歌手。
でクレジット見るとコーラスに浜野謙太、星野源が参加してたりもする。


2007-04-18「マイクロ・チップ」
午後から会議で神戸へ。
つっても行って会議してそのまま帰ってお終い。
外は雨、身体がひたすらだるい。
で今日聴いてたのは福間未紗「モールス」。
96年作品。
福間未紗はこのアルバム以降4枚のアルバムを残し現在活動休止中。
復活が望まれるが、それはないような気がする。
なんとなく。
天才肌の音楽家であることは確か。
それ故に。
音はエレクトロニカ・フォークとでも言えばいいだろうか。
ま、ジャンルはあまり関係ない。
時に童女のような奔放なヴォーカルは、決して巧くはないが、その不安定さが物凄く魅力的である。
一曲目「押し花」という曲が好き。
最初に聴いた96年、何度も何度もリピートした記憶がある。
ポップなんだけど、ギリギリの痛みが感じられる。
テキトーに作られた歌じゃないことがすぐにわかる。
替えがきかない音楽。


2007-04-19「大事なこと」
ここんとこ、ふいに夜中、目が覚める。
うすボンヤリした灯りの下、天井を見つめたまま1時間、2時間…まんじりとして眠れない。
そんな時、浮かんでくることはロクなことじゃない。
恨み、妬み、嫉みetc。
漠然とした不安と不満が胸の奥の球体を歪に押しつぶす。
押入れで眠る黒猫が顔をあげて2、3度辺りを見回しふわりと布団の上に降りる。
僕の上をそっと通り抜け部屋をぐるりと一回り。
お前も眠れないのか。
で今日聴いてたのはサラダ「meat the salad」。
97年作品。
プロデュースは高浪敬太郎。
彼のプロデュース作の中でも1、2を争う傑作だと思う。
仲村有紀、笠鳥高生の男女デュオ。
二人ともにソングライターでありヴォーカリスト。
伸びやかな歌声と心躍るポップス。
自然と足取りが軽くなっていく。
全曲シングルを切りたいぐらい粒揃いの楽曲。
割とこういう音楽って軽く見られがちだけど、胸躍るメロディ、これ以上のメッセージはない。
しかし今日はド残業。
家帰ったら日付が替わっている。
台所でたまごかけご飯をかっ込む。
あっ、久しぶりに食べたけど、美味い。
そんな日。


2007-04-20「そして今でも」
金曜。
ま、イロイロあるがまずはお仕事。
で今日聴いてたのは松江潤「SUNNY POP GENERATION」。
今週は隠れた名盤特集ですな。
93年作品。
プロデュースはカーネーション直枝さんでカーネーション全員参加。
っつーか音はもう当時のカーネーションそのまま。
当時は各レコード会社、ポスト・フリッパーズ作りにやっきになっていた頃で、これなんかはモロにそう。
松江潤はいまや売れっ子のギタリストでありプロデューサーであるが、当時は新進気鋭のギタリストで、このアルバムではバックはカーネーションに任せてシンガーソングライターに徹しているという感じ。
後に「オーバープロデュースだった…」とは本人の弁。
確かに後のネオニューウェーヴィーな活躍ぶりからすると軽やかなサウンド、キャッチーなメロディ、もろ「フリッパーズ風」な詞…と狙いすぎだったかも。
が当時5人体制で上り調子真っ最中だったカーネーションの演奏はさすがに完璧。
聴いててめちゃめちゃ気持ちいい。
ここに直枝さんの歌がのると一気に濃度が高まるだろうが、アクの無い松江氏の歌がのるとさわやかさ全開。
直枝さんプロデュース作としては、青山陽一「SINGS WITH THE BLUEMOUNTAINS」がマッドでダークであるのに対して、こちらはまさにサニーサイドというところか。
で話変わって、会社帰りに映画。
松岡錠司監督「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」観る。
とても丁寧に愛情をもって作られた映画で、ホッとした。
あぁこういう映画になって良かったなぁという気持ち。
内容については今更何も言うことはないだろう。
見事なまでに消費されきったこの作品。
ボクはへそ曲がりだからリリー氏の文章は相当初期から大好きだったが、原作本はなかなか手を出せずにいた。
結局は読んだんだけど、「泣ける」なんて言われるたびに冷めていくような気分だった。
でも、この映画は素直に良かったと言いたい。
松尾スズキ氏の脚本は、おいしいエピソードをつまみ食いするようなことは一切せず、その行間や頁と頁の間の部分を掬い取った見事なものだった。
そして松岡監督もまた、一歩引いた目線で淡々と物語を紡いでいく。
いや、これは物語じゃない。
風景だ。
僕たちが生きている、この世界の風景を描いている。
リリーフランキー氏の徹底的に私的な話、マーケティングされた「みんな」に向けてではなく「個」の想いだけが生み出した言葉は、それ故に誰しもの胸の奥の一番深いところに響いたのだと思う。
そこをちゃんと理解して映画は撮られていて、とても嬉しかった。
淡々とリアルなその風景は、ボクにはとても生々しいものだった。
例えば、病室のオカンがボクに向かって朦朧とした意識で幻覚とも思えるような言葉を吐くシーン。
ボクはその言葉に動揺し、涙が溢れ出し、ただ受け入れるしかない。
このリアル。
父が死ぬ数週間前、外泊許可をとって家に帰ってきたことがあった。
その夜、僕が父の様子を見に行くと父は夢の中にいるように意味不明のことを僕に向かって話し始めた。
父の目を見つめてただ「わかった、わかったよ」と受け入れるしかなかった。
あの時の気持ち。
あぁ父は現実とは違う世界にもう一歩踏み出してしまったのだという諦めのような気持ち。
その後、僕は二階に上がる階段の途中で泣き崩れてしまった。
とそんな風に誰もが自分自身の想いと重なり合わせる。
そういうことだ。
でだ。
オカンの若い頃を演じた内田也哉子がいい。
全然演技してないんだもん。
思い出の中に住むオカンの姿。お見事。
でオカンが樹木希林に替わったところで若干違和感生まれちゃうんだが、さすがに樹木希林は凄いな。
数分後にはもう「オカン」でしかないのである。
確かな演技力は突き抜けると演技じゃなくなるんだな。
それとオトン役の小林薫も抜群。
意外に良かったのが、若手の勝池涼。
あっ、そうそうまた出てたよ、光石研。
光石研、見つけるたびにもう正の字をつけていきたいぐらいだ。
で最後にこれ言っとこう。
やっぱりあの主題歌はないやろ。
福山某が歌う主題歌。
曲のまずさは今更言うまでも無いが、詞が酷い。
「東京」「涙」「ありがとう」etc、それはね、NGワードなの!
なぜ、それがわからん。
あの映画の後に流れちゃ台無しだろーがよ。
すいませんね、捻くれてて。
でもね…以下自粛。


2007-04-21「君の魂 大事な魂」
麻生久美子に萌え死につつ就寝。
で今朝は9時起き。
すぐに実家へ。
四十九日法要。
「もう」という気もするし「まだ」という気もする。
これで忌明け。
一応、喪主代行。
お経をあげてもらって、来てくれた親戚達と「筍亭」で食事。
筍づくし美味い。
無事全て終了。
これでとにかく一区切りだ。
6月には兄が香港人妻を連れて帰ってくることも決まった。
母もまた新しい生活が始まる。
「来年は別れの年になる」。
去年の後半から、そう強く感じていた。
それは父のことがあってという訳じゃなくて、もっと漠然とした予感みたいなものだった。
その後父が入院し、実際今年に入ってそれは実感に近いものになっていった。
そして父との別れが来る。
それは僕にとってはとても大きな別れで決定的なものだったが、それ以外にも具体的なもの、抽象的なもの、とにかく「別れ」が訪れた。
でもそれは多分、訪れる「別れ」に堪えられるタフさを自分自身が身に付けたからなんだと思う。
別れは成長の証でもある。
ま、成長してるかはともかく、「別れ」はやっぱり辛いし悲しいけど、それでもそれを乗り越えられるだけの自分になってるはずなんだ。
でね。
今日で「別れの年」は終わり。
終わりの季節から始まりの季節へ。
全ての関係はいつか終りが来る。
でもそこで全てがなくなってしまうわけじゃない。
それは新しい始まりの為の下準備に過ぎない。
まぁ、全く具体的なことは何もないんだけどね。
それでも今、そんな気分でいる。
とにかく何かが始まろうとしてるんだ。
変な話だけど、そう感じることも含めて、父が導いてくれたんだな…なんて思ったりもする。


2007-04-22「イワンのバカ」
なんだか、どんよりした日。
娘と猫とダラダラ寝過ごす。
午前中は娘とトイザらスに行って、ウダウダおもちゃ見て回る。
何も買わないんだけど。
午後はバイトから帰ってきた妻と合流し、選挙行って、パスポート取りに行って、妻の実家行って、ブックオフでイロイロ物色して終了。
車中のBGMは鈴木さえ子「科学と神秘」。
娘に「ケロロ軍曹」の音楽を作ってるのが彼女で、このアルバムは20年以上前に出た作品で、「鍵とスタンプ」は僕のお気に入りなのだよとか言いつつ。
物凄く面倒臭そうにあしらわれたが…。


2007-04-23「眠そうな二人」
夜、なんか重いなぁと目を覚ますと、黒猫が布団の上にのっかってやがる。
ここんとこ、妙に馴れ馴れしくて困る。
で月曜。
なんだかぼんやりした1日。
ひらすら働いて、寄り道せず帰宅。給料日前で小遣いが底を尽きた。
それに腹が減った。
昨日出した塩昆布、いやなんてことのないゴマ塩昆布なのだが、ご飯にのっけて早く食べたい!と帰りの道すがら思う。
安い舌だな、どうも。
ま、そんなぼんやりした1日。
なんだ、この日記。


2007-04-24「目覚め」
まぁ、なんてことのない1日。
面白い日常なんてないんだよ!と逆切れ。
で今日はサッサと仕事終了しパルコ寄り道。
タワーでの買い物はWポイントまで我慢しよう。
で、今日聴いてたのはKC's「Bungalow Metalheads」。
KC'sとは元・ピチカートファイヴ、高浪敬太郎と元・ポータブルロック、鈴木智文のユニットでこれは98年作品。
ポップ職人が楽しみながら作った、手作り感溢れるアットホームな好盤。
でなぜこのアルバムを聴いてたかと言うと、しばらく裏方仕事に徹していた高浪敬太郎氏が新ユニット「arcorhyme」を立ち上げてポップ前線に復帰したのである。[http://www.arcorhyme.com]で「甘い日々」という曲のプロモが観れるのだが、実に高浪氏らしいポップソングで嬉しくなった。
イントロのコーラスとかハーモニカの音とか、こういうの無条件に好きなんだよねぇ。
アルバム早く出ないかなぁ。


2007-04-25「SMILE AWAY」
今日もパッとしない1日。
いや、36年パッとしないんだけどね。
せめて音楽でもと、今日はPaul&Linda McCartney「RAM」聴く。
僕はビートルズのCD一枚も持ってない(学生の時にコピーしたカセットテープが数本あるだけ)モグリのポップファンなのだけど、このアルバムはなぜか持ってる。
日本のポール・マッカートニー、高浪敬太郎氏聴いてたら急に聴きたくなって。
しかし完璧なアルバムっすね。
アレンジがイチイチこれしか考えられないというぐらいお見事。
って僕が今更言わなくても世界中の人がわかってるよね。
すいません。
熱心なファンでもないので語れません。
でもこういう音楽の魔法に満ちた基準となるアルバムをたまにちゃんと聴いて耳の精度を上げておかないと。


2007-04-26「Baby! it’s all right」
わーって叫びたい日もある。
でも、やめとこう。
答えなんて出やしない、誰も見てやしない、出来ることしか出来ない。
バカといわれて不器用にやってくしか出来ないからな。
いつかそれが力になると信じたいのだ、僕は。
で今日はPiccadilly Circus「Piccadilly Circus」聴く。
99年、心のベストワンアルバム。
最高にドリーミーなロックンロールサーカス。
「人生は/愛にあふれる/サーカス/優しく/見守る/人がいるよ/そうさ/信じて/飛び乗る/その勇気が/世界を/やがて/変えていく」甘いぜ、でも救われる。
小ズルイ野郎やイジワルおばさん、まわりはいつでも手ごわい敵キャラばかり。
「たとえオンボロでも/笑われても/見放されても」音楽が見守ってくれてる。
だから大丈夫。
でだ。
僕は強く無いし、バカでマヌケだけど、それでも必要なら力を貸すぜ。
なんてな。


2007-04-27「What Time?」
連休前、週末、月末。
社内はドス黒い空気に満ちているが、ひたすらやるべきことをやる。
僕はバカで愚鈍だからな、裏工作や腹の探りあいには興味が無いんだ。
愚痴りたいことは山ほどあるが、それはみんなも同じだろう。
今は吐き散らす以外のやり方を考えるんだ。
愛と叡智とユーモアが必要だよ。
全部が足りてないけど、そこに行きたい。
そんなこんなで残業もわずかで終了。
随分日が長くなった。
空は淡い灰色をしている。
「人生は乾いたままのコーンフレーク」イヤフォンからそんなフレーズが聴こえる。
全くだ。
踏み潰され粉々になったコーンフレークが風に飛ばされる。
それにしても、真っ直ぐに帰る気がしない。
人気の無いフードコートでチキンバーガーとコーラと文庫本。
鏡に映った僕の髪に白髪が4本。
まったく。こんな日は、一人暗闇の中で夢を見よう。
2時間で終わる夢。
映画を一本。
マーク・ローレンス監督「ラブソングができるまで」観る。
ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア主演のロマンティック・コメディ。
らしくないかもしれないけど、ほんとはロマンティック・コメディ大好きなんだよ。
ただあまりにもロマンティックとかけ離れた生活してるので、あえて避けてたんだ。
でも今年はロマンティックで行くぞー。
なんてな。
で映画の話。
ヒュー・グラント演じるアレックスは、80年代に一世を風靡したバンド(バンド名が“POP”だなんて)の元ヴォーカル。
ソロになって大成功を収めているもう一人のヴォーカルと違って、地方の遊園地や同窓会パーティーなんかで、かってのヒット曲を歌って小金を稼ぐ落ちぶれぶり。
いまや忘れ去られたポップスター。
そんな彼にチャンスが舞い込むも、作詞が出来ない彼は苦戦。
そんな時、彼の部屋の植木の水遣りに来た女性ソフィー(ドリュー・バリモア)。
ひょんなことから彼女の「言葉」の才能を知るアレックス。
そして二人は…てなお話。
まぁね。
ロマンティック・コメディですよ。
もうね、ハッキリ言って大好き!これ。
スゲー、ハッピーな気持ちになっちゃったよ。
冒頭、いきなり流れる80年代の人気バンド「POP」のプロモビデオがとにかく最高。
あの80年代半ばのニューロマンティックなバンドのPVを見事に再現。
チープなセットに合成、ださ懐かしい髪型をしたメンバーが歌い踊るダメな感じ(ヒュー・グラントの“腰振りダンス”は必見、ちなみに彼が弾いてるのは「YAMAHAのDX-7」!)、歌いながらのベタな芝居と、いちいちツボ。
MTV世代なら爆笑間違いなし。
それにしてもヒュー・グラント、やるなぁ。
愛すべきダメな優男ぶり。
ドリュー・バリモアも…か、かわいいっ!
典型的なロマンティックコメディながら、音楽産業への皮肉、そして音楽そのものへの愛、音楽小ネタも満載。
原題は「music and lyrics」。
実に気の利いたタイトル。
エンドロールもまた最高。
名作だとも傑作だとも言わないが、キュートな愛すべき映画で大満足。
すっかり気が晴れた。
そう、先に進もう。


2007-04-28「スポーツマン」
8時起床。
朝一からHDDチェック。
昨日の「爆笑問題のニッポンの教養」中沢新一。
30分じゃ物足りないなぁ。
話がドンドン転がっていくその全てに頭ン中が刺激される。
そうそう読売新聞土曜朝刊に連載中の中沢新一「無人島のミミ」は毎週楽しみにしてる。
それから「アメトーーク」Boφwy芸人。
はじめて行ったコンサートはBoφwyだった-というと意外でしょ。
京都会館第二ホール、15歳だったな。
僕が熱心に聴いてたのはセカンドの「インスタント・ラブ」から東芝移籍第一弾の「Boφwy」、それから「Just A Hero」まで。
以降Boφwyは大ブレイク、僕の興味は失せた。
でも中坊だった頃アルバム「Boφwy」はそりゃもう聴いたなぁ。
布袋さんのギターはかっこよかったもの。
ブリティッシュポップのセンスを持った強面のロックバンドなんて当時いなかったし。
で娘の朝食作って、掃除。
天気もいいから娘と湖岸デート。
水筒にカルピス入れて、ボール持って。
学校ではドッジボールがはやってるんだという娘とボール遊び。
ベンチに座ってカルピス飲んでお喋り。
この前買った「ちびまる子ちゃん」の漫画おもろかったねぇとかそういうたわいのない話。
時間がゆっくり流れてる。
しばらく遊んでたら急に雲行きが変わる。
雨が降り出したのでパルコへ。
クレープ食べて、タワーに寄り道。
Wポイントだ。
「細野晴臣トリビュート・アルバム」、「吉野金次の復帰を願う緊急コンサート〜音楽のちから」DVD購入。
昼食の後、部屋の掃除しようと話してたが、娘は遊び疲れたのか昼寝。
なので借りたままのDVD観たり、読めてない雑誌読んだり。美女特集の「BRUTUS」誌。
芸妓でシンガーのMAKOTOさんの写真の後ろに見覚えのあるピンクのテレキャス。
おぉ、西村哲也さんのじゃないか。
さらに左端の小さな写真、歌うMAKOTOさんの横にぼんやり写る西村さんの姿が!
おぉ!


2007-04-29「Crazy Afternoon」
昨晩は、なぜか「スパイダーマン」それも1作目をDVDで観る。
ちょうど今出てる「TV Bros.」誌はD.T特集(みうらじゅん氏命名のま、童貞ってことですわ)だが、スパイダーマンに漂うDT臭が素晴らしい。
で今朝は9時起床。
今日は家族で「京都国際マンガミュージアム」に行く。
京都のど真ん中、元々小学校だった建物で20万冊の蔵書がある。
入場料は大人500円で、その日なら何度も再入場可能で漫画読み放題というシステム。
今日は漫画アシスタント体験なんてのもあって、娘も初ペン入れに挑戦。
2、3時間観てあとは京都をブラブラという予定だったが、家族そろって漫画についつい没頭。
天気も素晴らしく良かったこともあって、烏丸通りに面した芝生をひいた大きな広場はウッドストック状態で老若男女リラックスしまくりの漫画読みまくりと言う異様な光景。
青空漫画喫茶、アウトドアで思いっきりインドアなことしてる。
かくいうわが親子もウッドデッキのベンチで、ふりそそぐ太陽光を浴びて漫画読み。
娘は「ハイスクール奇面組」、家には無い9巻以降ラスト20巻まで読了。
僕は手塚治虫、石森章太郎からさくらももこ、泉昌之(「キッチョメン石神井先生」に爆笑)などをザクッと読み進み、最終、妻共々、楳図かずお「漂流教室」を全巻制覇。
楳図かずお天才だぜ。
気付けば昼前に入ったのにもう6時を回っていた。
何をしてるんだという感じだが、妙な充足感有り。
皆で夕食をとり三条まで歩いて京阪で帰宅。
漫画好きの娘は早速「また来たい!」と言っていたが、僕もまた行きたい!


2007-04-30「三時の子守唄」
9時起床。
朝から娘の宿題に付き合ってそれから部屋の掃除。
WOWOWで「志の輔落語」。
「新版・しじみ売り」に感動。
あーまた生で聴きたいなぁ。
午後から妻の実家へ。
明るいうちからチューハイ一缶で酔いまわる。
座ったまま寝てた。
義父、義兄もぐったり昼寝状態。
でそのまま夜は焼肉。
久々の焼肉、嬉しい。
ま、立場上なかなか自分のペースで食えないんだけどね。
で連休第一弾終了。
明日、会社行きたくねー。
そうそう、ほぼ日の「味写」に写真採用された。
嬉しい!って何をしてるんだ…オレ。


2007年5月上旬の日記へ


今あなたがご覧になっているHPは「OFF! 音楽と笑いの日々」です。
引き続きお楽しみ下さい。