2007年4月上旬


2007-04-01「四月の魚」
夜中、一人でネット。
なんとなく精神的に悪いな。
孤独を紛らわそうとしてより孤独になるっつーか、やはり「夜になったら寝るんです!」という強さを持たねば。
とかよくわからんことを考えつつ結果夜更かしして今朝は10時起き。
休日の早寝・早起きを目標にしよう。
でこうなると1日ダラダラ。
「横丁へよーこちょ」のディランに爆笑してる場合ではないよ。
で家族で草津まで買い物に出て、半日。
夜はそのまま回転寿司へ。
うーなぜか体調と寿司が折り合いつかず。
酢飯で胸焼け、あまり喰えず。
あっ気付いたらもう4月だな。


2007-04-02「くせはなおらない」
あー眠い。
昨日はたっぷり寝たんだけどな。
春のぼやけた暖かさがだるさを誘う。
でモリモリ、モクモク仕事して帰宅。
4月だというのに、アスファルトの上を枯葉が舞ってる。
今日聴いてたのはマダムギター、長見順の「クーチークー」。
いやーいいねぇ。
何も言うことないでしょ。
楽しい、かっこいい!
ビッグバンド従えてブルースギターがジャンプする。
なんだかスッキリしないこんな日は、音楽に身をまかす。
そうしてやってきた。


2007-04-03「猫のあくび」
まぁな。
仕事を楽しむなんて遥か遠い。
とにかく、今は吠えるな。
そんな気持ちで。
で今日聴いてたのはゲントウキ「感情のタマゴ」。
名盤也。
全曲名曲。
ゲントウキは田中氏一人になってしまったようだが、これだけいい曲書いててもそうなってしまうんだな。
最近は毎日のようにバンドが解散したり、メンバーが脱退したり。
音楽性とかなんだとか言っても、経済的な理由がほとんどなんだろうけど。
バンドを運営し続けるのは至難の業なんだろな。
そう考えると30年サバイブしてきたムーンライダーズってバンドはスゲーな。
はぁー、食ってくって大変だなー。
…なんだ?この、ユーウツは。


2007-04-04「ドッグ・ソング」
今日は比較的落ち着いてたので中途半端に残していた仕事を一つ一つ片付けていく。
春先になると「仕事と私」的なことを考えがちだ。
昼休み「ほぼ日」の「今日のダーリン」に「知りあいの会社のリーダー役の人が、なにかともめているチームのメンバーに言った。『キミたち、おたがいに他のメンバーのことを批判してるけど、その批判そのものは、ぜんぶ当たってるんだよな。それぞれのメンバーの悪いところは、ぜんぶ他のヤツの指摘する通りなんだ。批判する能力だけは、研ぎすまされているよ。ただ、惜しいことに‥‥それ以上のことがなにもない』」とあって、ドキッとした。「で、オマエはどーなんだ!?」を常に自分に突きつけておかなきゃ。
とかいいつつ、さっさと退社。
タワーに直行。
ムーンライダーズ「1977.7.7 at 久保講堂」とシングル「Cool Dynamo,Right on」購入。
もう大人なんだから、何も発売日に買わなくても。
で話変わってここで宣伝。
いよいよ迫ってきました、4月8日。
そう「西村哲也 ハンナと怪物達 レコ発記念LIVE」@京都・拾得ですよ。
今や京都随一、最強にグルーヴィーなバンド、CLOCKWORK PORK PIE HATSを率いて西村さんが大暴れしますよ。
そしてゲストには、あの、新・ブルースの女王、大久保由希(レムスイム)さん!
祝、大久保さん初京都!
いやー、もー、ほんばにねー(板東英二風に)関西の良識ある音楽ファンなら見逃せないっしょ。
そしてお値段なんと1500円。
安すぎるって!そんな訳で是非4月8日は拾得へ。


2007-04-05「マイ・ネーム・イズ・ジャック」
今日も地道にコツコツお仕事。
ガォー(意味はありません)。
あー、まともな音楽が聴きたいぜと思いながら錆び付いたラジオを見つめる。
ガォー。
それにしてもなんだかまた寒くなってるな。
コートはもうしまったのに。
肩すくめて帰り道。
ディスクマンからはまともな音楽が流れる。
ラジオからは流れない音楽、ムーンライダーズを聴く。
アーカイヴシリーズのVol.2は「1979.7.7アット久保講堂」。
30年前だよ。
今になってMCも含めほぼ完全な形でCD化されちゃうんだもんな。
ムーンライダーズしかできない芸当。
ゆるやかな雰囲気ながら、演奏は才気走ってる。
パンクでニューウェーヴィーな「ウスクダラ」がかっこいい!
曲ごとに表情が変わる。
その揺れ幅も嬉しくなる。
最近はどの曲聴いても同じじゃんなんてアーティストばっかりだからな。
アンジェラ○キとか。
曲そのものも魅力ねーし。
って、あっ言っちゃった。
まっいいか。
ガォー(意味はありません)。


2007-04-06「スイマー」
やっと金曜。
夜、会社で歓迎会。
あぁまたやってしまった。
醜い酒、全ては自分が悪い。
自分だけがいつまでも子供だ。
…なんて嘘だ。
子供ならもっと無邪気に楽しめる。
十分、大人なのに臆病なままなのだ。
何もないから吠える。
あぁ酷いな。
消えてしまいたくなる
とりあえず歩くのだ。
ムーンライダーズ1枚分ひたすら歩いてみる。
ダメだな、今日は。
ぐにゃりと歪んだままで元に戻らない。
夜更かしして「ディラン」でも見よっと。
あっ、ピーター出た!


2007-04-07「はじまりの季節」
いやー予想以上に面白かったな「ディラン&キャサリン ジャパンツアー」。
滝滝田栄て…ケンコバくだらなくて最高。
パーティー会場の「小林旭」に爆笑。
ディラン&キャサリンの漫才ネタも意外によく出来ててびっくりした。
でメインは「ビバリーヒルズ工業高校青春白書」。
くくっ、思い出し笑いしてまうなぁ。
バッファロー吾郎・木村氏演じるヘタレキャラ、ピーターはディラン&キャサリンにがっちり喰い込むナイスキャラ。
完成度高し。
期待以上でしたよ。
でも最高に笑ったのはやはり竹若氏のナッシュ!
くだらねー(最高級の褒め言葉)!
平等院鳳凰堂て…クククッ。
自分達の面白いと思うことだけを詰め込んでる潔さ。
Don't trust over 30、同世代ならではの笑いのツボをグイグイ押されたな。
「Beat It」の完コピに、大落ちが「クックロビン音頭」て!
素敵過ぎてクラクラしたなぁ〜。
それにしてもディラン&キャサリンを中心にサブキャラも充実。
毎週30分のシットコムとして作って欲しいなぁ。
そしてバッファロー吾郎の仕事振りを見てると「お笑い界のムーンライダーズ」と呼びたくなるな。
で久々にどっぷり落ち込んだ夜も笑い飛ばして切り替え。
今朝は9時起床。
あれっ「ベリーベリーサタデー」、新番組に替わってるやん。
ちぇっ、つまんねーの。
土曜の朝は鈴木杏樹でさわやかな気分になれたのに。
妻と娘は昨日から近所の奥さん&チビッコ軍団でキャンプ。
なので今日は一人の休日。
ピザトーストの朝食とって即外出。
電車乗り継いで、一乗寺の恵文社まで出かける。
叡山鉄道に揺られいい気分。
恵文社相変わらず居心地いい。
気になる本をパラパラ眺めながら店内くまなく。
滋賀では売ってなかったムーンライダーズ30周年記念目録「月光騎士団大辞典」、これもタワー大津店には置いてないあがた森魚の再発盤「乗物図鑑」購入。
ライダーズ本とかちゃんと中央のテーブルに平積みしてあるもんなぁ。
いいなぁ、恵文社。
そのままのんびり歩いてガケ書房へ。
ここでもくまなく店内散策。
それからまた歩いて百万遍へ。
マルホベーカリーでクロワッサンにぶどうパン、そして激ウマのクリームパンなど買い込む。
でそこから実家へ。
久しぶりにバスに乗って河原町まで。
昔々は市電が走ってたんだっけ。
遠い記憶、多分30年以上前。
母に手を引かれ、市電に乗って百万遍に住んでた祖母のとこに行った。
自分の中の最古の記憶だな。
それにしてもバス混み過ぎ。
この季節の京都はま、こうなる。
阪急電車で東向日まで。
マルホベーカリーのクロワッサンとぶどうパンは父も好物だったから、お供えして手を合わせる。
母と夕食。
生活は大分落ち着いてきたよう。
6月には兄も帰ってくることになったしまた賑やかになるだろう。
でJRで大津まで帰る、妻と娘も帰宅してる。
お土産はパン。
…だから、かぶってるって。


2007-04-08「京都アンダーグラウンド」
そんな訳で、西村哲也「“ハンナと怪物達”レコ発記念LIVE」@拾得に行ってきました!
で今帰ってきたとこ。
もうね、またまた良かった。
大久保由希さんのライブも久々に観れて大満足。
でも今日は寝ます。
詳しくは明日!!


2007-04-09「モンキー・ラブズ・イット」
そんな訳で昨日の話。
24時間たってもまだ興奮気味で。
待ちに待った西村哲也「“ハンナと怪物達”レコ発記念LIVE」@拾得。
なんつっても西村さんがメンバーの日程を聞きつつ拾得テリーさんに予約入れてた時から楽しみにしてたんだから。
その上、ゲストは大久保由希さん(レムスイム)!
これも「大久保由希さんを呼んでください!」とお願いした張本人だもんね。
そんな訳で気合を込めて一番乗り5時半ぴったりに拾得到着。
入り口でリハを終え出てきた西村さんとバッタリ。
いろいろ立ち話、レコ発ならぬレコ配布ライブになるなんてことを聞く。
そんなとこに颯爽と自転車で現れたのがつかさん。
で拾得入り。
早速梅酒のソーダ割り飲んでテンション上げにかかる。
とお次はお馴染みけすいけさん。
ライブ会場ではしょっちゅうお見かけしてたたまたさん、前回のレムスイム@マーサの仕掛け人megさん、おぉ、大久保さんもニコニコとテーブルまで来てくれる。
うー会いたかったすよ!
拾得に大久保さんは絶対ハマると前回のライブ観た時から思ってたもんね。
でその後めんちかつさんも登場。
とりあえず漬物ピラフを全員でかっ込み、客の入りをやたら心配しつつ開演を待つ。
開演時間まで30分を切った時点で中央丸テーブルに陣取った我々だけだったので若干焦ったが、ジワジワと客足が伸びる。
良かったと一安心。
ってナニ心配してんだか。
で開演!
大久保由希さん&okyonさんがついに拾得のステージに。
いきなり「スマトラマンデリン」だ!
どんどんグルーヴが生まれてくるギターカッティングにクールな歌声がカッコイイ。
okyonさんの小技が効いたパーカッションも素晴らしい。
今、拾得に鳴り響いてる。
これぞ音楽のマジックだな。
今回、改めて大久保さんの声の良さ、歌の力を思い知った。
なんつーか、アンプラグドな声。
いや、そりゃアンプラグドに決まってんだが、テクニックに溺れてたり、カラオケで歌ってるみたいな、なんか不純物満載な歌とはまるで違う。
大久保さんから湧き出てくるリズム、ギターも歌も、ちゃんと大久保さん自身から発されている。
それはブルースってことなんだと思う。
天然モノのリズム&ブルースの女王。
でokyonさんのかわいい低音コーラスが最高な「OLマフィア」は、思わぬアクシデントで観客みんなで「OLマフィア!」合いの手で締め。
これぞライブの楽しさだな。
そして西村哲也率いるCLOCKWORK PORK PIE HATS登場。
ステージ上の賑やかなこと。
大久保由希&OkyonにC.P.P.H.で、「アーティスティックな女」「Baby, Please Knock My Door」を。
めちゃめちゃかっこいいんだ、これが。
京都が誇る最強にグルーヴィーなバンドに東京からやって来たR&Bの刺客。
「今日リハで初めて合わした」とは思えないはまりっぷり。
西村さんのスライドギターがこれまた渋いんだ。
もうこのメンバーでレコーディングしてくれ!
っつーかツアー回っちゃってよって感じだ。
いや、この現場に立ち会えて良かったと心底思ったね。
そしてそのままC.P.P.H.のライブがスタート。
一気に突っ走るステージ。
前回のライブで京都最強と称したグルーヴが更に更に進化してる。
西日本最強でしょう、間違いなく。
抜群のテクニックはもちろん凄いのだが、それを越えるバンドでしか出せない熱気、衝動がある。
メンバーそれぞれの技が有機的に結びつき絡み合っていく。
コーラスワークの充実ぶりが、今まさにこのバンドがさらなる進化をしているのだということを感じさせる。
アメリカンロック、ブリティッシュポップ、ソウル、ファンクetc混沌とした中にC.P.P.H.の音が芽生え怪物になっていく。
この瞬間、ゾクゾクとするようなこの感じ、だからライブに来てる。
「ハープのしょうちゃんでーす」と登場したゲストの北条しょうじさんがド渋いブルースハープでバンドに風を吹かせる。
本編ラストは「electric rubber」。
パンクなギタリスト・西村さんの白熱のギタープレイを堪能。
そしてアンコールはしっとりと新曲で。
こりゃもうこのバンド、全ライブ追っかけるしかないでしょ。
実に気持ちのいいライブ終了。
ふと見ると観客は前回の5倍は居たな。
もう動員も倍倍ゲームっすよ。
ライブ後も皆で飲み&談笑。
で西村さんの新作「ハンナと怪物達」は訳あって現在再プレス中、ビッグなプレゼントとしてサンプル盤となった初回プレス盤が全員に配布される。
もちろん完成盤も買わしてもらいますよ。
西村さんに「次はMio Fou呼んでくださいよ〜」とか「メトロトロンワークス京都で是非」などとむちゃを言ったり、北条さんと京都人話したり、okyonさんのかわいさに度肝を抜かれたり、相変わらず素敵な大久保さんと久々にお話したりと楽しい一時。
大久保さんに店の外までお見送り頂き大感激。
ホントにもうこっちが接待したいぐらいなのに。
絶対また京都に来て欲しいっす。
っつーか、もういつか絶対俺が呼ぶ。
いつものごとくけすいけさん、めんちかつさんと音楽話しながら帰り道。
いやーいい夜だったなぁ。


2007-04-10「music from kitchen」
良かったなぁ、西村さんのライブ…ってまだ言ってる。
けすいけさんの完璧なレポやC.P.P.H.大前さんのブログに写る大久保さんの勇姿を見つつ思い出し興奮。
でもはや中学生のように連日聴き倒してるのが当日配布された西村哲也「ハンナと怪物達」(激レア!サンプル盤)。
とにかく1曲目の「ひまわり」でノックアウト状態。
ソウルでオリエンタルなイントロのギター、西村流AORにクラクラしてしまう。
最新作が最高作!
これは間違いなく名盤!!
ハッキリ言って、現時点での今年度No1アルバム。
全ての音楽ファンにモーレツにお勧めしたい。
いや、贔屓目を差し引いてもまだおつりが出るぐらい傑作です。
正規盤が出たらまた詳しく紹介しますが、古くからの西村さんファンもさらなる進化&深化を遂げている音に驚くだろうし、初めて聴く人も、こんな音楽家がいたんだ!と目からウロコでしょう。
で僕は音もさることながら、今作で詩人・西村哲也の凄みを再発見しかなり興奮している。
「君のママには/内緒にしておけよ/僕らがかつて/少しいがみ合っていた事を」この一節に溢れるロッキンな詩情。
アメリカ文学を思わせる乾いたダンディズム。
ハードボイルドな大人の言葉。
絶品と言っていい。
ぜひ注目頂きたい。
詳しくは[コチラ]


2007-04-11「北はどっちだ!」
人にはそれぞれルールがある。
ボクにもあるし、キミにもある。
そしてそれは同じじゃない。
だからおもしろいとも言えるが、やっぱりそう思えない日のほうが多い。
人の行動や言動に「ナニやってやがんだ」と思う。
それはボクのルールから外れているからだ。
裏を返せば、その人のルールからボクは外れている。
難しいな。
結局はルールを押し付けあうしかないのかな。
なるべく人のルールに対して吠えない、自分のルールを押し付けない。
それもまたボクのルールなのだけど。
あーなんか疲れた。
とりあえず美味しいカレーが食べたい。
気分を変えて、この前のライブで買ったレムスイム「Diver's Music」を聴く。
うん、やはり大久保さんの歌好きだな。
サラッとクール、なのに聴くと胸が熱くなる。
言葉の乗り具合、そのリズム。
ひたすらカッコイイな。
「ブルース明るい未来」最高!
シンプルなギターカッティングがどんどんグルーヴを生み出していく様、そこに身を委ねる快感。
今から新作が待ち遠しい。


2007-04-12「ブリキ・ロックンロール」
昨晩、テレビで「笑激!よしもとライブ〜兵動大樹のおしゃべり大好き」観る。
漫才コンビ「矢野・兵動」は関西以外の方には馴染み薄いと思うが、先日上方漫才大賞で奨励賞を受賞した実力派コンビ。
ナイナイなんかと同世代になるコンビだが、そのもっちゃりとしたセンスは大阪的でクールやおしゃれとは程遠い。
がこのコンビ、めちゃおもろいのである。
ボケの兵動が一人でウダウダとひたすら面白話しまくる「おしゃべり大好き」。
鶴瓶イズムを引き継ぐ日常のオモロ話の達人ぶりに笑い転げる。
「エ○タの神様」なんかとは180度ベクトルが違う笑い。
ボクはこっちを支持する。
それにしても映画「東京タワー」。
あの主題歌で台無しだなぁ〜。
そう思うの俺だけかなぁ、ダメなんだよな、どーにも。
今日はあがた森魚「乗物図鑑」聴く。
わー!スゲーかっこいい!
79年、たった二日で録音、ミックスダウンまで行い300枚限定でゲリラ的に発売されたアルバムの再発。
どこまでもパンクでロマンティックでオリジナル。
これぞ、音楽の力だなぁ。
一般的には「赤色エレジー」すらフォークと言われたりするけど、一体何を聴いてるんだと思う。
バチバチと火花を飛ばしながら転がり続ける音楽。
どこにもない誰にも似ていない音楽。
いつでもここではない何処かに連れてってくれる音楽なんだ、あがたさんの音楽は。


2007-04-13「サブマリン」
さて金曜。
だからなんてこともないのだが。
さっさと仕事終わって、久々に映画。
滋賀会館シネマホールへ。
オムニバス映画「ユメ十夜」観る。
夏目漱石の原作を、実相寺昭雄、市川崑、松尾スズキ、山下敦弘、西川美和など錚々たるメンツが一話ずつ監督。
10分程度の短編が10話続くんだけど、ちょっと疲れたかな。
短編、それも「ユメ」話なのでどうしてアヴァンギャルドになる。
松尾スズキと小泉今日子が夫婦を演じる実相寺昭雄監督の一夜からして神経に突き刺さるような色彩感覚が炸裂(これぞ実相寺監督!ではあるのだが)、山下監督作ですら「…」な展開を見せる。
疲れた脳にはちときつかったな。
気に入ったのは意外に清水崇監督のじわっと怖い3話(堀部圭壱が好演)、肉体的でナンセンスな松尾スズキ監督作(思ったんだけど松尾さんは80年代サブカルのあの独特の匂いをいまなおプンプン放っている。あの時代の毒やユーモアや衝動を煮詰めたような作品を作り続けているような気がする)、バカバカしさに満ちた山口雄大監督作(脚色は漫☆画太郎!そして本上まなみが最高)あたり。
さて今夜は「時効警察」だ!


2007-04-14「DAYDREAM PARK」
うーん、やはりオモロかったな「帰ってきた時効警察」。
三木聡ワールド全開。
ふせえり&岩松了コンビはもはや名人芸の域だな。
そして前シリーズから更にパワーアップした麻生久美子嬢のコメディエンヌぶりに感激。
かわいいにも程があるぜ。
「一人阿波踊りを小躍りする」姿に「萌え死ぬ」とはこのことかというぐらいグッときた。
で8時半起床。
娘とサンドイッチの朝食。
それから二人で山中越えで京都へ。
百万遍の親戚が家を改築。
母がその引越しを手伝いに行ってるとのことで僕もちょっと手伝いに。
ついでに娘と百万遍周辺を散歩。
満月本店で出来たての阿闍梨餅を買い食い。
まだ温かくてとろふわな阿闍梨餅の感触、味最高!
娘も大絶賛。
二人で「美味すぎるっ!」と叫びあう。
それからタカラダベーカリーでクロワッサンまた購入。
絶品のクリームパンは既に完売でがっかり。
で母といっしょに京都の実家へ。
早いもので来週は四十九日法要。
夕方には大津に帰る。
「めちゃイケ」の特番、相変わらず細部までちゃんと作りこんであって、凄まじいものがある。
この偏執的な演出、編集。
片岡飛鳥氏のお笑い魂にはいつもながら感服。


2007-04-15「鍵とスタンプ」
今日は穏やかな休日となる日。
ゆっくりクロワッサンの朝食。
大型ショッピングセンターで買い物。
最近の娘は「ケロロ軍曹」がお気に入り。
さっと「ケロロ軍曹」オリジナルサウンドトラックをCD棚から出してやる。
「とうちゃん、なんでこんなの持ってるの?」と娘。
そうこのアルバムは鈴木さえ子の復帰作でもあるのだよ。
はっきり言って僕自身は「ケロロ軍曹」見たこともないのだけど。
早速聞かせてみる。
娘がここから鈴木さえ子に興味を持って、ムーンライダーズに流れていって…なんて展開は無さそうだが。
で後はHDDチェック。
「ガキの使い〜」板尾のシリーズ、「板尾の嫁」を「波乱万丈」風に紹介するネタ。
久々に腹筋がちぎれるぐらい笑った。
グズグズぶりを見せつける秀逸な小ネタの数々。
板尾がVTR紹介の度に、いちいちビデオデッキにVHSビデオをセットするネタ振りがあって、ラストのVTR後、重ね撮りされた「モノマネ番組」がちらと流れるとこで(…言葉ではうまく伝わらん)もう腹筋がちぎれた。
妻と10分ほど笑い転げる。
あーもう今日はこれで終了。
それで十分という気持ち。


2007年4月下旬の日記へ


今あなたがご覧になっているHPは「OFF! 音楽と笑いの日々」です。
引き続きお楽しみ下さい。