2006年12月下旬


2006-12-16「ヨジレアン・ツイスト」
ヘトヘトに疲れてたのに、結局昨晩は夜更かし。
なんか寝たくない感じで音楽聴いたり。
で聴いてたのは「ムーンライダーズのいい仕事!Sony Music編」。
鈴木慶一作の渡辺美奈代「ちょっとFallin' Love」はアイドルポップ史に残る名曲。
渚十吾こと黒田日出良ディレクターとのコンビで生み出されたポップに狂いきった作品群、当時ライダーズが休止状態だったこともあって追いかけたもんだ。
ライダーズ人脈総出のアルバム「My Boy」なんて良かったなぁ。
しかし当の渡辺美奈代は、多分ポップな資質0%。
確かにかわいかったが、なんつーか胃にもたれる感じで。
隠し切れない名古屋人特有の下世話さがどうも…(名古屋の方、スイマセン。勝手なイメージです)。
白井良明による「Who's gonna die first?」まんまのアレンジのOPDとか、かしぶちさんによるクールでファンキーな中原理恵とかおもしろい。
そして阿久悠作詞、細野晴臣作曲、岡田徹編曲の真鍋ちえみ「ナイトトレイン・美少女」がド名曲で感動する。
「アマチュア・アカデミー」に通じる陰りのあるアレンジが最高。
で8時半起床。
「ベリーベリーサタデー」(鈴木杏樹、萌え)で芝田山親方(第62代横綱・大乃国)がデパ地下スイーツを食べまくって横綱スイーツを選定するってのがおもろ。
あのモンブラン喰いてぇ〜。
しかし以前、プロ級の腕前でケーキを作る親方を見て、この人の甘いものにかける情熱はまさに横綱級だ!と気にしてはいたんだが、再注目だな。
で娘の朝ごはん作って、布団あげて、洗濯物干して、風呂掃除と一通り済ませてから娘とまったり過ごす。
いっしょに「リンカーン」見たり、「どうぶつの森」やったり。
午後から娘、映画「どうぶつの森」友達たちと観にいった。
でその間にクリスマスプレゼントを買いに「トイザラス」まで。
「サンタさんに“Wii”頼むねん!」と言われた時は焦ったが、最終的にソフトに落ち着いたので一安心。
ま、どこまでわかってるのか、全てわかって気を使ってくれたのか。
しかしさすがにトイザラス、凄い人。
無事にプレゼント購入。
隣の本屋でウロウロしてたら芝田山親方「第62代横綱・大乃国の全国スイーツ巡業」なる本を見つけてしばし立ち読み。
うっ、おもろい。
親方やるなぁ。
それからまたBOOK OFFに寄って沢村貞子さんの本を2冊購入。
昨日も車中、沢村さんのエッセイを読んでたんだけど、気持ちがいい文章ですっかり好きになってしまった。
身の丈にあった生活を丁寧に、美しく。
見習いたいもんだな。
夜、「めちゃイケ」杉田かおるの回にハズレなし。
80's趣味全開の素晴らしいバカバカしさ。
自分達がおもしろいと思うことをやり切ってるのが素晴らしい。
これが正しいと思う。
今、テレビにしろラジオにしろ、実際作ってる現場にいるのは30〜40ぐらいの世代だと思うのだが、もう自分達がオモロイって思うことを徹底的にやるべき。
「これは若い子たちにはわからないだろうから…」なんて遠慮はいらない。
ハッキリ言って10代のガキに合わそうとしても、合わせられるわけないんだから。
ましてや「合わしてやってる」なんて奢った考えで作ってるとしたら大間違い。
マーケティングなんて全部嘘なんだぜ。
しかし2006年の今「スリラー」って。
土曜8時、「ひょうきん族」でのウガンダ版「スリラー」へのオマージュか。
「フラッシュダンス」にも笑ったなぁ。


2006-12-17「電波塔」
昨晩も夜更かし。
なぜかYMOメンバーの歌謡曲仕事をまとめた「イエローマジック歌謡曲」聴いてたら止められず。
で今朝は9時起床。
娘は学校でもちつき大会だって。
もうそんな季節なんだな。
HPの更新とかしてたらあっという間にAM終了。
昼は鍋焼きうどん。
あとはいつもの調子でボケーっとテレビ。
「そこまで言って委員会」、今日も際どいネタやってたなぁ。
で年内最終ライブ、YUJI ONIKI & 鈴木祥子「A WINTER TRAVELER'S TALE」@拾得へ。
〜で只今帰宅。
詳しくは明日。


2006-12-18「Little Love」
そんな訳で昨日は、年内最終のライブ観戦。
YUJI ONIKI&鈴木祥子「A WINTER TRAVELER'S TALE」@拾得へ。
並んでるんだろうなーと開場30分前に行くと、案の定もうすでに数十人。
おなじみめんちかつさんの後ろに並び、どうもどうもと立ち話。
それにしても寒い。
入場時に並び順かメール受付順かでちょい揉め、一時騒然。
止めようよライブ前にって気分。
で入場。
畳敷きのとこに座って開演を待つ。
で鈴木祥子登場。
ウーリッツァーの音、相変わらず良し。
ピアノやギターもいいが、やっぱりウーリッツァーが一番好き。
ここんとこの定番「Blackbird」、呟くように噛み締めるように歌う様に毎回ながらグッとくる。
懐かしい「スティションワゴン」も嬉しかった。
もはやスタンダードだな。
ゲストに山本精一氏を迎えNeil Youngのカバー。
この辺の、ちょっとザラついた感触の曲が祥子さんには似合う。
本質的な部分で共鳴するのだろう。
でYUJI ONIKIバンド。
初めて聴いたが、これは洋楽だね。
英詞ってこともあるが、曲の生い立ちが完全に洋楽のそれで、アメリカのロックの歴史や深みを感じさせるものだった。
うまく言えないが一発で「あっ、本物」って思った。
引き続き数曲。
全てが見事にいい。
で祥子さん交えて「ラジオのように」。
がっつりバンド従えての鈴木祥子ライブを久しぶりに見たくなったな。
豊かなバンドサウンドは気持ちがいい。
アンコールにやったTHE BANDの「The Weight」がまた良かった。
僕は洋楽不得意なんだが、「MUSIC FROM BIG PINK」は高校時代によく聴いた。
あの特徴的なコーラスのとこ、これだよこれってな気分になる。
でラストはウーリッツァー弾き語りで「have yourself a merry little christmas」。
会場の一番後ろで、目を閉じて聴く。
一年の終わり、冬の夜。
今年起こった全ての出来事が、柔らかな光に包まれるような素晴らしい演奏。
今年も多くの素晴らしい音楽に出会えた事を感謝。
で一夜明けて今日。
月曜は容赦なくやってくる。
机の上のメモの山にへこたれる。
またドハードな1日。
うっ、腰が痛い。
っつーか重い。
一休みもせず一気に片付けていったら、案外早く処理できた。
残業もほどほどに帰宅。
頭リフレッシュすべく紀伊国屋巡回。
とりあえず本屋行くと気持ち落ち着く。
そして帰って娘とべたべたする。
これが一番心に効く。


2006-12-19「No」
それにしても森本レオ、暴露され上手なんだから。
しかし今日は寒い。
腰は痛いし、仕事もなんかズルズルって感じで調子出ず。
特になんてこともなく、甘からず、辛からず、美味からず…ってな1日。
クリスマスが近づいてきたが、何が辛いってやたらあのよくわからん二人組、某○'zのくっさいクリスマスソングを聴かされることだ。
仕事上、どうしても耳に入れざるを得ないのだが、ハッキリ言って0点だからね。
ほんとにもう(以下自粛)。


2006-12-20「私が死んでも」
今日も寒い。
冬だからな。
青島幸男氏死去。
昭和45年生まれの僕には、抜群に軽くて面白かった頃の氏は知らない。
小学生の頃、月曜の7時半(だったかな)にやってた「意地悪ばあさん」はよく観てたけど、「面白い!」って感覚ではなかった。
中学生の時、小林信彦「日本の喜劇人」を読んで興味を持った。
わずかな頁しか裂かれてないけど、それでもその「乾いた感性」で放送作家〜タレント〜政治家と飄々と渡り歩く青島幸男の姿は「トリックスター」ってイメージで、中学生だった僕はちょっと憧れた。
多分、多くの人が青島幸男の死を「一つの時代が終わった」って感じるんだろうな。
テレビつけたら下品な男がボクシング。
なんか、ヤダ。
そうそう「意地悪ばあさん」は太田光主演で再ドラマ化すればいいのに。
限りなく原作に近い感じで。
毎日5分でいいから。
岸田今日子さん死去。
追悼の意を込めて、97年作、ピチカート・ファイヴ featuring 岸田今日子「PORNO 3003 ep」聴く。
映画「黒い十人の女」リヴァイバル上映時に発売されたシングル。
いかにも小西康陽な曲。
岸田今日子さんのナレーションが全編。
個性的な声とは、こういう声だ。
とても魅力がある。
カンニング・中島氏死去。
35歳。
同い年だ。
同い年か。
いつかは僕も死ぬ。
全ての人は、いつか死ぬ。
明日も寒いかなぁ。


2006-12-21「それは一瞬の出来事だった」
めまぐるしく一日が過ぎる。
何でも屋的な仕事ゆえ、脳みその様々な場所を使う。
煙が出そうだ。
だから帰り道はゆっくりポップソングを聴く。
堂島孝平「smiles」が今日のBGM。
よくもまぁこんなに…ってぐらい100点満点のポップソングが並ぶ。
今日は「それは一瞬の出来事だった」のメロウネスにやられる。
「変わらないつもりでいたいのは/変われない自分だろう」ってフレーズにドキッとする。
1年が終わり、また一つ歳をとる。
「いつのまにかもう大人になった/それは一瞬の出来事だった/何ひとつできずに時が経ったんだよ」家に帰って、甘い蜜柑を口に放り込む。
ちょっとほっこりする。
さて明日は金曜だ。


2006-12-22「おくりもの」
金曜。
今日もがっつり働いた。
これで良し。
残業もほどほどに会社出る。
とにかく小難しいことを考えるのはよそう。
タワーに寄って、自分にご褒美だ。
野本かりあ featuring エイジアエンジニア「自由度。」、空気公団「おくりもの」、長見順「超スローブルース」購入。
バラバラと言えばバラバラ。
一貫してると言えば一貫してる。
しかしタワー、ムーンライダーズの「CMワークス」は置いてないでやんの。
ほんと、痒いところに手が届かないんだから…。
娘、今日終業式。
通信簿を見せてもらう。
先生からの言葉でとても嬉しいことが書いてあった。
「〜誠実でおだやか。その人柄はみんなに認められていますよ」だって。
この前、学級委員に選ばれたんだってことは聞いてたが、そうなのか。
なんか嬉しいな。
僕の知らないとこでちゃんとやってんだな。
「誠実でおだやか」か。
この先、損することも多いかもしれないけど、それでもそこを大切にしていって欲しい。
僕も君みたいに「誠実でおだやか」でありたいと思ってんだ。
いっしょにお風呂に入って、髪を洗ってあげる。
風呂上りにプッチンプリンを食べよう。
今日は蜜柑を乗っけたスペシャル版。


2006-12-23「Back to the street」
9時起床。
昨晩セッセと作った年賀状のデザインは家族からダメ出し。
うー。
娘、通ってるそろばん教室のクリスマス会。
送っていって、その間買い物。
昼はメンドーだからマクドで済ます。
ま、たまに食べたくなるんだな。
「TV Bros」誌の爆笑問題×伊集院光対談が面白い。
言葉が分かり合ってる者同志の濃密な会話。
特に「東京タワー」を巡って交わされる、王道/サブカル論。
伊集院光氏に強く共感を憶える。
「物事を横あるいはナナメから見る」ことが身に染み付いてる。
それはある意味大切にしてきた部分なんだけど、30も半ばになってそのタガを外したいと思い始めたとこがある。
10代の頃、ひねくれたものの見方を憶えた。
資質としても持ってたのだろう、そのやり方は自分に合ってると思ったし、自分そのもののようにも感じた。
好きなものを追いかけていくと、そこに行き着いてたとも言える。
20代、そんな自分にどこか優越感を持つ。
「流行」や「王道」に対して、常に異を唱えられる準備はあったし、自分の見方に自信も持ってた。
眼や耳から入ってきた情報を、頭に中の取り入れて「良い」「悪い」あるいは「好き」「嫌い」と判断する。
その回路が完全に構築されより強固なものになっていく。
30代半ば、気付けば、もはやそういう見方しかできなくなっている自分がいる。
もちろん、好きなのだ。
やっぱり自分の見方は正しいとも思ってるし、選択眼に自信もあるよ。
でも、もっと自由になってもいいんじゃないか。
出来上がった回路をぶち壊したい。
もう一度、自分の直感に素直に向き合いたい。
たぶんね、40が一つのポイントだな。
そこがちょっと見えてきたかな…なんて思う。


2006-12-24「Smiles」
昨日も夜更かし。
寝たくねーってだけで。
結局今朝は寝坊して娘共々10時起き。
オムレツの朝食の後、娘と本屋デート。
昼はサンドイッチを作って食べる。
昨晩、ゆで卵作っておいたのだ。
玉子サンドとハムサンド。
午後はダラダラテレビ。
「マルコポロリ」、山崎邦正がツボ。
あと今イチオシの新垣結衣ちゃんには、東野同様メロメロ。
で夜は「M-1」。
希望も込めて本命・チュート!と友達にも言っていたのだが、その通りになって良かった。
昨年のブラマヨに続くカタチでちゃんと実力のあるものが制したという結果。
チュートは1本目開始1分で「あっ、優勝」ってみんなが感じたと思う。
今年は決勝進出者が決まった時点で、なんというか「小さくまとまったなぁ」という印象。
順当過ぎて面白みにかける感じ。
確かに技術的なレベルは凄く上がってると思う。
トータルテンボスですら技術力は相当高いものがあったし。
実力的にはフット-チュート-麒麟-笑い飯の順。
チュートは巧さを越える爆発力があった。
結果は順当。
プラン9はやっぱり漫才ではないんだな。
おもしろいし、好きだけど、あくまで「漫才」を演じるコントだから。
アマチュアの「変ホ長調」も漫才ではない。
笑えたし、おもしろいけど、やっぱり漫才か?と問われれば違う。
なんつーか、エッセイマンガみたいなもの。
でチュートリアル。
やっとだなぁ。
ブラマヨもそうだけど、自分達のスタイル、漫才の構造を一つ持つと強いな。
昨年には出来てた構造をさらにブラッシュアップしてた。
2本目の持っていき方、あれは巧い。
そして文句なく笑えた。
来年は麒麟。
無駄をどれだけ省いていけるかが勝負。
笑い飯は迷い込んだなぁ。
技術を持ちすぎてしまった感がある。
ラフファイトの瞬発力を押さえ込んじゃうのが惜しい。
フットボールアワーはあえて出なくてもいいんじゃないか。
今回観て、若手No1の実力と改めて思った。
一つの構造に落ち着かず技術革新を進めていこうという手法は、実力と自信があってこそ。
って毎年、M-1後はエラソーに語ってしまうなぁ。
何ものだ、俺。


2006-12-25「見下ろすだけ」
月曜。
なんだかやる気が出ない。
年末ということでエンジンブレーキかけてる状態。
やる気ダダ漏れ。
友達にタダ券もらったので、早速帰りに映画館へ。
ま、これもタイミングで。
マイケル・アニアス監督「鉄コン筋クリート」見る。
うーこれは評論しづらい映画。
評論する意味が無い。
これは「感じる」映画だから。
観念的で哲学的、じゃ退屈な映画かと言われれば、全然そうじゃなくって一瞬も目を離せない。
シロとクロという主人公二人の名前が象徴しているように、善と悪、聖と邪、光と闇、あらゆる相反する観念の話。
そしてその相反するものは混ざり合い、絡み合う。
投げ出される混沌、矛盾。
感じ、考える映画。
良い-悪い、おもしろい-おもしろくないを越えた場所に訴えてくる物語である。
で特筆すべきは、蒼井優の恐るべき才能。
シロの声。
多分、あの声が答え。
ちょっと怖いぐらいに良かった。
蒼井優ちゃんが声やってるって情報持って聴いても、あれはシロの声にほかならない。
参った。
素晴らしい!
それとさすがの本木雅弘、意外にクドカン良し。
帰ってJB死去の報。
合掌。


2006-12-26「暮らしのリズム」
仕事する気がせんなぁ…。
月末、年末、嫌な感じで仕事貯まってきたところだが、ま、どうせ金曜まであるしと残業もほどほどに。
会社出ると激しい雨。
歩いて帰るのもさすがにキツイ。
ちょうどバスが来たので乗る。
そうそう娘へのクリスマスプレゼントはゲームソフト「リズム天国」。
おもちゃ屋のデモ機で遊んだのがおもしろかったらしくずっと欲しがってたし、僕もちょうど「ほぼ日」で興味持ってたとこだったので。
帰って娘と遊ぶ。
なかなか楽し。
娘、昨日、今日で既に相当やり込んでるよう。
JBも逝ったとこだし、リズム感を鍛えるのだ。


2006-12-27「どこかでだれかが」
激しい雨も夜中にはあがったようだ。
12月も27日。
2006年ももうすぐ終わりか。
仕事は変わらず忙しい。
人の尻拭いに奔走するような仕事はヤだね。
結局、黙々コツコツ大真面目に仕事したところで、誰も見てないし評価されない。
あーやめとこう。
自分が惨めになるだけだ。
で今日聴いていたのは曽我部恵一「ラブシティ」。
等身大のポップアルバム。
生きるってことは、いいことばかりじゃないし、悪いことばかりじゃない。
世界中の憂鬱に襲われたり、孤独をこじらせて死にそうになったり、でも友達とのちょっとした笑い話に救われることもあるし、甘いケーキ一口で幸せを感じることもある。
小さな喜びや悲しみが歌を連れてくる。
柔らかなメロディー、音楽の魔法が、ささやかな生活に降り注ぐ。
そこに生まれるのが「ラブ」だ。
そういうことだろう。
なんて甘ったるいことの一つも言っちゃいたくなる様なアルバム。
ポップで悲しくて、ロマンティックな「どこかでだれかが」が特に好きだな。
まるでピチカートみたいな曲と詞だけど。
「僕は君に会いたいだけ/僕は君に会いたいだけ/君がちょっと微笑むのを/僕は見たいだけ」。
これが「ラブ」ってやつだろう。
思い出したよ。ここんとこすぐに忘れちゃうんだ。


2006-12-28「いいことあるさ」
28日。
年の瀬。
の感じがまるでない。
ただ身体はもう休みたがってる。
夜、会社の忘年会。
相変わらず苦手。
大人になれ、俺!と言いきかせるけどうまくいかない。
かる〜く流しゃいいんだけどな。
話したい人とゆっくり話せないのもストレスたまる。
ま、幹事さんの苦労に比べりゃ何言ってんだかってとこもあるので後片付けと荷物運びだけお手伝いして帰宅。
風が痛いぐらいに冷たい。
やっと冬らしくなってきた。
用あって、母にTEL。
すると「駅前の抽選で何かコンピューターで音楽聴くやつ当ったから持ってっといたし」とのこと。
なんだろうと家帰ると、なんと「iPod Shuffle」!
一気にテンションあがる。
ちっちぇー!うれしー!よくやってくれた母よ!そう言えば学生の頃、「なんや商店街のクジ引きで当った」とウォークマンを持って帰ってきたこともあったな。
その時もずっと使ってたのが壊れてて欲しかったとこだったんだ。
う〜ん、何気にクジ運強いな、母。
しかし、問題が一つ。
我が家のPCはまだMeでitunesに対応してないのだった…。
思い切ってノートPC買っちゃう?
買えってこと?


2006-12-29「WINDY」
29日、金曜。
朝起きてカーテンを開けると、外は雪。
寒いわけだ。
でやっと仕事納め。
残ってる仕事して、大掃除して、納会して終了。
今年も目一杯働いたな。
なんつーかイロイロ心折れることもあったけど「でも、やるんだよ」ってことで。
帰りに映画観にいく。
時間までフードコートでチキンバーガーにポテトとコーラ。
テーブルに座り、人もまばらなフードコート。
ハリセンボン・近藤似の店員がだるそうにバーガーを作ってる。
携帯片手にカレー食ってる髪の長い女性。
足の太い女の子たちが楽しげに喋ってる。
そしてこの年の瀬に、一人チキンバーガー食ってるスーツの男が俺。
どんな風に見える?
リストラにあったダメサラリーマン?
家族に逃げられた甲斐性なし?
待ち人来たらずな寂しいおっさん?
当らずも遠からずってとこか。
それにしても久しぶりに食べるモスのチキンバーガーは美味しい。
でクリント・イーストウッド監督「硫黄島からの手紙」観る。
ちょっと重いかなぁなんて思いながら観始めたが、確かに重い。
ずっしりくる。
でも目をそらすことは出来ない。
カメラは決して情に溺れることなく淡々と映し出していく。
どんな人間ドラマも一発の砲弾に打ち砕かれる。
人間と人間がただ殺しあう。
それが戦争の現実。
なにもかもが狂ってる。
狂気が支配する世界。
ほんの数年前の出来事。
大切な人たちの事を思い浮かべる。
いつか死はやってくる。
でも、急にね、死ぬのが怖いと思った。
死にたくないって思った。
渡辺謙、貫禄。
狂気の世界にあって、冷静に「生きる」ことを考える理知的な栗林中将役にはぴったり。
そして主役を演じきった二宮和也が素晴らしくって驚いた。
誰の為に戦うのか。
誰の為に殺しあうのか。
生きるために殺しあうなんてナンセンスだろう。


2006-12-30「HELLO IT’S ME」
昨晩の「すべらない話」。
麒麟・田村に神風吹いてたなぁ。
関西では割とお馴染みな話ではあるんだが、それでも笑った。
あのメンバーの中では逆に異色である関根勤氏の反射神経の良さ、器の大きさにも感心。
水道橋博士が日記に「硫黄島に送られる日本兵のような気分」と書いていたが、まさに笑いの激戦区。
芸人という存在に畏敬の念を抱かずにおれない。
で8時半起床。
娘を起して、妻の実家まで送り届ける。
年末恒例の餅つき。
ま、餅つき機回すだけだけど。
で僕はすぐに家に戻って、風呂の湯沸し機の取替え工事立会い。
さすがに10年過ぎるといろんなとこにガタがくる。
工事の間、HDDチェック。
先日NHKでやった「パーソナルコメディー・伊武さんルート外れてます」。
伊武雅刀が伊武雅刀を演じる、なんとも形容しがたいコメディー。
NHK、マニアックすぎるだろ。
でも好き。
こういうのは民放からは絶対出てこないからなぁ。
それから深夜にやってた「爆チュー問題のX'masパーティー」。
ビッグバンドを交えてのコントライブ。
全くもってナンセンスで楽しい!大好き。
ピエール瀧と太田のバカバカしいやり取りなんて最高。
爆チュー問題はねぇ、もう絶対にやり続けるべき。
45分ぐらいの映画にして全世界の子供や大人に観てもらいたい。
コメディーチーム・爆笑問題の真骨頂だと思うな。
そしてこれジャリズム・渡辺鐘の作家仕事の大傑作でもある。
で工事も無事終了。
なんとなく風呂掃除。
で一人、鍋焼きうどん作って昼食。
具材が鶏肉、ねぎ、玉子だけというなんとも不安な鍋焼き。
でも美味しいなぁ。
酒とみりんと鳥のダシ。
でバイトから帰ってきた妻をまた実家まで送って、僕は車走らせ京都へ。
大事をとってまた入院した父を見舞いに病院へ。
どうしても食べられないよう。
母と電話で話したとき、ちょっと声のトーンが落ちてたので心配したのだが、今日は割りと調子が良さそう。
顔色も悪くない。
病院にいると確かに安心する部分もあるのだろう。
点滴打ちもってだが、お粥もちょっとづつまた食べられるようになったとのこと。
明日、一旦帰宅して元旦は家で過ごすことに。
大変だけど病気と付き合っていくしかない。
しばし病院で両親と過ごし、母連れて実家へ戻る。
車中で今後の治療をどうしていくかなどぼそぼそと話。
まだまだ先は長い。
で夕食は母と二人で。
一人の食卓も味気ないものだろうから。
そう36年前の今日、12月30日、僕はこの人に生んでもらった。
この歳になって思う。
誕生日おめでとうじゃない。
誕生日、ありがとうだ。
で大津に帰宅。
それにしても我が家の妻と娘。
完全に俺の誕生日を忘れているようだ。
ま、いつものことだけどね。
友達がくれたバースディ餅を一人むしゃむしゃ食べる。
甘くて美味しいや。


2006-12-31「何をするでも話すでもなく」
しまった。
「ガキ使」見てたら、完全に年越してしまった。
そんな訳で06年も終わり。
2007年もよろしくお願いしまっす!ということで。


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