2005年11月下旬

2005-11-16「キットキット!!遠く遠く!!」
今日もザザザッとお仕事。
で終業時間であっさり退社して京都の名ライブハウス「磔磔」へ。
「京都松虫通り」と題したゲントウキのライブ。
対バンはラリーパパ&カーネギーママ。
これは行っときゃなきゃと参戦。
もー、身軽な34歳妻子持ち、なんとでもなりやがれっ!
で10分ほど遅れて会場へ。
既にラリーパパ始まってたが、相変わらず渋いねぇ。
また磔磔が似合うバンドだ。
イスに座って、モスコミュール飲みつつ、磔磔で聴くラリーパパ。
これ以上の贅沢ってあるのか。
大人だからなー、たまにゃ贅沢もいーだろう。
で続いてはゲントウキ。
夏に出たアルバム「感情のタマゴ」は既に相当、愛聴してる。
ライブ観るのは、3〜4年ぶりか。
とにかく彼らは曲がいい。
リラックスした雰囲気の中、演奏が続く。
熱く燃えるって感じではなかったけど、自然に身体がリズムを刻み、笑みがこぼれるようなライブ。
やっぱ生はいいねぇ。
でアンコール。
ゲントウキとラリーパパが舞台に勢揃い。
そして呼び込まれたのがなんと、あがた森魚!
思わず「ぉおっ」と声が漏れた。
そして皆揃って「愛しの第六惑星」(!)。
これが良かった!
来たよ、ミラクルがっ!と大興奮。
ゲントウキファンにはどう映ったかはわからないが、両バンドともあがたさんへのリスペクトが感じられる演奏。
あがたさんは、いつものようにニコニコと飄々と。
世代を越えた音楽の絆。
もう、嬉しくなっちゃうな。
一人の帰り道。
足取り軽い。
やっぱ、俺、音楽好きだわ…と実感。
見上げた空には完璧な満月。
あー、ホント贅沢な夜だ。


2005-11-17「BCAD トラロックで踊れ!」
行っちゃったよ。
今日もライブだ!
まったく、この人仕事してないなってお思いでしょう。
そう、だってウォッチャーが本職ですから。
で今日のライブは、京都のメキシコ料理店、エル・ラティーノで行われたあがた森魚ライブ。
昨日入れると今年4回目。
追っかけですな。
30人も入れば一杯の店で、お酒飲んで、おいしいメキシコ料理食べて、目前にはあがたさん、というもう大贅沢な状態。
あがたさんの歌とギター、サポートはパーカスのみという編成。
これが素晴らしかった!!
歌が、ドーンと胸に響く。
あぁ俺、ホント音楽が好きだな。
結局ずっと音楽に恋してるんだ。
高校生の時、眠れない夜にヘッドフォンして何回も何回も聴いた「大寒町」。
カーテンを開けて、窓の外を眺める。
誰もいない道路、ぼんやりひかる街灯、屋根の向こうの星空。
ずっと音楽に恋してたんだ。
20年が過ぎて、ふと目を開ければ、あがたさんが「大寒町」唄ってる。
なんだよ、この気持ち。
たまんねーよ。
でライブ終了後、CD買ってあがたさんにサイン頂く。
「昨日も行きましたよ!」となぜか自己申告して握手もしてもらう。
もう中学生並みに嬉しい!
あぁ最高の夜だ。
いつまでも子供じみてて、バカみたいかもしれないけど。
うん、やっぱりこんな夜があるから生きてけるんだ。


2005-11-19「猫のあくび」
まずは昨日の話から。
いつものように会社に出て、一仕事。
で今日は会議出席の為、東京へ。
昼の新幹線に飛び乗り、一路東京へ。
駅で買ったサンドウィッチとコーヒーの昼食を車中で。
相変わらず、居心地いいな新幹線。
すっかりリラックスモード。
で先頃話題になった某放送局へ。
さすがにデカイなぁ。
地方で働いている人間からすると、この巨大さだけで萎縮しちゃうよ。
中央はスゲーッ!とかなんとか。
世界が違うよって圧倒されちゃう。
ま、仕事の話はそんなとこ。
で金曜。
折角の東京。
っつーことで終了後、即地下鉄に飛び乗り新宿へ。
行っちゃったよ、新宿末廣亭。
そんな訳で、ネクタイ外して、桟敷席で落語鑑賞。
これまた居心地良し。
で気になった人をあげておくと、まずは音曲師・柳家紫文。
三味線を手に「火付け盗賊改め方の長谷川平蔵が、いつものように両国橋のたもとを歩いておりますと…」から始まる、実にくだらないダジャレネタなんだが、これがスマートな風貌と飄々とした間で、やたら可笑しい。
目当てだった柳家喬太郎師のネタはCDで何度も聞いた「夜の慣用句」。
下世話なサラリーマン課長、やっぱりオモロ。
安心して噺に身を任せられるなぁ。
それから古今亭菊乃丞に大注目。
上手い!流れるような心地よい口跡は僕好み。
もう、追いかけますよ。
で漫才の「笑組」は、今こんなんになっちゃってんだ!と驚いた。
20年ほど前、ちょうどデビュー当時の彼らはシュールな大ボケ高校生コンビってことで、「宝島」なんかでラジカルとかダウンタウンとかといっしょに紹介されてたもんだが、それがもうすっかりヨゴレな感じに。
どハデなスーツを着て、いかにもな東京の中堅漫才コンビって風貌でベッタベタなネタになっちゃってて、逆にオモロかったけど。
しかしこの変貌ぶりには驚いたな。
それから三遊亭小円歌。
日本に、いや世界に二人しかいない女流三味線漫談。
いや、この人、華があって、色っぽくて、カッコイイ!
舞台がぱぁーっと明るくなったね。
これ、例えば小学生の女の子とかが見たら、憧れるんじゃないの。
34のおっさんが見てもカッコイイなぁって素直に思ったもんね。
うん、やっぱり生で触れる演芸は良いな。
もう東京に住んでたら毎週通っちゃうだろうな。
しかし今週はまさにpopholicなポップ中毒な一週間だったな。
ちょっと遊びすぎかね。
ま、先々月、先月と忙しかったから、明らかにその反動だな。
でもちろん一泊できるほどの余裕もないので、そのまま深夜バスへ乗り込む。
初・深夜バス。
ちょっとテンション上がるな。
10時半新宿発で翌朝6時過ぎには京都着。
しかしなかなか寝られず。
真っ暗な車内で持ってったCD(あがた森魚に、aoに、種ともこに、ゲントウキに大貫妙子)を聴きつつ、羊を数えたり、ライブを思い出してにまにましながら。
ま、最終的には寝てたけど。
でここから今日の日記ね。
7時前帰宅。
とりあえず風呂に入ってそのまま起きとく。
バイトの妻を見送って、娘を起して朝ごはん。
娘と「ぼのぼの」ビデオ観て、やっぱりちょっとウトウト。
二人して猫に餌やったり、大騒ぎしてマリオしたりして、結局またまた娘とダラダラの一日。
夜は大根と油揚げの煮物、鶏肉とガシューナッツの炒め物。
もう息切れだ。


2005-11-20「それでも一緒に」
10時起床。
起きれねー。
娘にせかされて、目玉焼きの朝食。
久しぶりにシュガートーストにしたら、美味しかった。
朝から、昨日借りてきた「リチャード・ホール」のDVDを娘と。
「はねる〜」や「ワンナイ」が続いててどうして「リチャード・ホール」が早々に終了したのかわからない。
それからこの前ビデオ録画した「平成紅梅亭」。
春風亭昇太師の「壺算」。
実に明るく、バカバカしくて最高だなぁ。
昼からは家族で買い物。
ホームセンターやらペットショップやら、トイザらスやらイロイロと覗く。
買い物はほとんどせずに覗くだけというとこが、小市民。
気づいたらもう夕方。
ご飯炊くのメンドーだねぇということで、近所のラーメン屋に。
家族3人、ズルズルとラーメンをすする日曜の夜。
実に小市民だねぇ。
でも子供の頃、たまに連れてってもらうラーメン屋、嬉しかったな。


2005-11-21「砂のプリン」
昨日「行列のできる法律相談所」にエアギター世界4位の金剛地武志が出てた。
しかしまさかこんな形で彼がドメジャーな番組に進出してくるとは。
思えば95年だったっけ、渋谷系の荒地に生まれたちょっと小洒落て、いかにもな雰囲気のバンド、Yes,mama OKを聴いたのは。
女性ヴォーカルをフロントに男性2人というピチカートスタイルのこのバンド、全ての曲を書き、プロデュースからプログラミング、ミックスまでこなしていたリーダーが、この金剛地氏だった。
96年のアルバム「modern living」は結構愛聴してたし、特にこの表題曲は大好きで今でも鼻歌にでてくる。
数年前に東京ローカルのバラエティで彼が人気だという噂を聞いた。
どこでどうなるかわからないもんだね。
で今日は仕事。
なんだか恐ろしいほどに仕事がたまってるじゃないか…。
ま、とにかくやっつけて9時前退社。
先週遊びすぎたからなぁ。


2005-11-22「冬来たりなば」
今日もお仕事。
明日休みなのでイロイロ、コマゴマと。
結局9時前退社。
別に何があったって訳でもないけど、組織の中で働いてると、なんつーかな、人間のイヤな部分を見てしまったりするもんだな。
知らず知らずの内に、人は人を欺いたり、陥れたりしてしまうもんだ。
それは多分、僕も含めて、無自覚の上に。
なんとなくすっきりしない気分で、ついつい足は映画館へ。
アーカスシネマでレイトショーだ。
パク・チャヌク監督「親切なクムジャさん」観る。
前作「オールド・ボーイ」も唸ったが、これまたやっちゃってますな。
いや、やりすぎです。
残酷で美しい寓話。
とにかく、パク・チャヌクという人はもの凄い才能の持ち主です。
めちゃめちゃにテクニシャンなんだもん、またまた唸っちゃった。
復讐三部作の最終作、主演は韓国の美人女優、イ・ヨンエ。
「オールド・ボーイ」で壮絶な復讐を遂げたチェ・ミンシクが、今作ではえげつない復讐をうける側に。
よく、まぁこんな話を思いつく、そしてこの巧妙な語り口は一体なんだ。
心臓の弱い人には勧めませんが、それでもこの監督の凄まじいまでの映画力ってんですか、それには触れて欲しいなぁ。
無駄だなと思うカットが全くないんだもん。
しかしなんちゅう上手い監督なんや!
激しい映画なんだけど、それをここまでクールに映画として仕上げてしまう手腕。
もう一回言っとこう、パク・チャヌク監督は凄いよ。
で帰ったら12時。
そりゃ家族も寝てるって。


2005-11-23「Walk On」
昨日は結局、夜更かし。
東京チョコバナナとか食べながら。
夜中に食べるおやつは美味しい。
で今朝は8時半起き。
近々、小学校でやるバザーの準備とかで、娘と妻を大量のバザー商品とともに学校まで送る。
もはや、休日は俺が一番ヒマ。
で開店と同時にパルコへ行って、タワーでNONA REEVESのシングル「LOVE ALIVE」とakiko「LITTLE MISS JAZZ&JIVE」購入。
紀伊国屋で雑誌をパラパラと立ち読み。
カッコイイ冬のアウターが欲しいなぁとか思い服眺めるも、もはや洋服代はCD代に消えている。
もしこの20年CD買ってなかったら、外車の一台でも買えただろうか、マンションの頭金ぐらいにはなってたんじゃないか…考えるの怖いので止めとこう。
帰宅して、冷ご飯と醤油をいっぱいかけた炒り卵の昼食。
なんとも侘しいが、この組み合わせ大好きなんだよ。
で後は録画したままのビデオをチェックしたりしてるうちに、妻と娘帰ってくる。
そのまま買い物に出かける。
夕飯は豆乳鍋。
初めて食べたが、どーなんでしょうか、これは。
で最近はまっている京都・七味屋本舗の七味かけて食べてみると、これがイケる。
鍋に投入(豆乳だけに)した男前豆腐(半額になってたので買った)が美味し。


2005-11-24「THE MUSIC GOES 'ROUND AND 'ROUND」
昨日は娘と10時には寝てしまう。
なんだか寝すぎで体調悪し。
なんとなく頭が痛い。
で仕事、午後から会議のため大阪へ。
行きの電車でうたた寝も、目覚め悪し。
風邪のひきはじめか。
で約3時間の会議終えると外はもう真っ暗。
今日は直帰なので、思わず茶屋町に出来た新しいタワーに寄る。
多少しんどくても、こればっかりは。
西日本最大だけあって品揃え豊富。
マルビルのタワーはいつも人でごった返してるので、なんとなく落ち着かないが、こっちは通路も広くて人も少ないからゆっくり探索。
滋賀では売ってない福岡史朗&ボックスコックス「サンタイガー」購入。
これも信頼するブロガーさんたちが勧めてたので。
で今日、聞いてたのはakiko「LITTLE MISS JAZZ&JIVE」。
めちゃめちゃ気持ちいい。
今日だけで3回も聴いちゃう。
「I WANT YOU TO BE MY BABY」のワクワクする感じ。
たまんねーな。
キュートにスウィングするakikoのヴォーカルが素晴らしい。
胸躍る音楽、これぞ音楽。
帰って、娘とマリオ。
もう、俺より上手になってる!


2005-11-25「パレードはなぜ急ぐ」
今日はがっつりお仕事ディという感じ。
昼食もままならず、10時帰宅。
ま、先週遊びすぎたからね。
今日、聴いてた音楽は、キリンジ兄、堀込高樹「Home Ground」。
ほんとに、もう…とニヤリとさせられるアルバム。
毒とユーモア、シニカルでセンチメンタルで、メロウで緻密で、相変わらず一筋縄ではいかない。
ハッキリ言って大好きです。
「風邪引きの女性は美しすぎる!」と妄想炸裂で唄う「クレゾールの魔法」なんて最高!
この世界観、あんた、相当捻くれてるよ。
でも、いや、だからこそ共感。
青山陽一氏のギターソロが決まるインスト「AIR GUITAR」もいかれてて好き。
そして「Soft focus」のクールなロマンティストぶりがたまらない。
「ああ、今日は/さらさらの血液が/とめどなく湧いてくる」こういう言葉の使い方をされると唸っちゃうな。
等身大の自分を見てるような気になる音楽。
こんな、何もない日の夜にはぴったり。


2005-11-26「GONG SHOW」
いつものように休前日は寝る気がしない。
音楽聴いたり、NHKで相武紗季ちゃんのおもしろくもないドラマ見たり。
こんな風に夜中を過ごすと、時間の外側にいるような気になる。
で9時起床。
土曜はいつものように主夫になる。
娘の朝食を作り、布団を上げ、洗濯物を干したり。
同じマンションのチビッコ兄妹が娘のとこに遊びに来る。
いっしょになってマリオしたりして午前中が過ぎる。
昼は娘のリクエストもあって久しぶりにオムライスを作る。
いつものように吉本みながら昼食。
それにしても今、新喜劇は層が厚い。
小籔や安尾、川畑といった若手の台頭、今になって浅香あき恵、島田一の介というベテランがいい笑いドコロになってる。
小籔の島田に対するハゲいじりネタのベタさ具合がオモロ。
夜は実家でバイトの妻を迎えに行ってそのまま皆でお好み焼きすることに。
義母と俺による抜群のコンビネーションで生地作り。
ネギを刻む義母、山芋をする俺、みたいな。
なんだそりゃ。
帰って、娘と風呂。
風呂上り、いつも娘の髪をドライヤーで乾かしてあげる。
櫛を手に、鏡に映る自分を見ながらあーでもない、こーでもないと髪型を思案する娘を見てると、やっぱり女の子だなと思う。
ところで姉歯建築士は髪の毛まで偽造してやがるな。
NHKの「子どもニュース」で解説してたんだが、イラストの姉歯建築士、髪の毛の上部と下部が微妙に色変えて描かれてて笑った。
このイラスト書いた人、やるなぁ。
いや、事件は笑い事じゃ済まされないんだけどね。


2005-11-28「Soft focus」
昨日は疲れて日記書かずに寝てしまった。
でまずは昨日の話から 9時起床。
妻と娘は子供会のリクリエーションに、で10時には一人、滋賀会館シネマホールの座席に座ってる。
犬童一心監督「メゾン・ド・ヒミコ」観る。
犬童監督作品は、もうそのリズム感といい映像の捉え方といい、フィルムに映された空気感といい、生理的に好きとしか言えない。
肌が合うというか、しっくりくるのだ。
今作はゲイの為の老人ホームを舞台にした、なんというかなラブストーリーだな、やっぱり。
人は誰でも悲しみを抱えている。
胸に空いた穴を埋めたいと思ってる。
目の前の壁を乗り越えたいと思ってる。
傷つけあいたい訳じゃないのに、知らぬ間に傷つけあってしまう。
いつでも空回ったり、こんがらがったりしながら生きてる。
でも、だからこそ、人間を愛しく思う。
渡辺あやによる脚本が素晴らしい。
メロウでスィートな犬童監督(もちろんそこに陥り過ぎないクールさも持った監督だけど)は優しくなりすぎるきらいもあるのだが、そこに渡辺あやの言葉が加わることで、客観性が生まれ、より登場人物たちに深みが増す。
ビターな本質を突きつつ、それを越える言葉を生み出す才能には舌を巻く。
はっきりいって今、一番の書き手だと思うな。
「女性にはかなわないなー」っていつも思うんだけど、この人の脚本もまさにその感じ。
かなわないなー。
で役者陣はゲイの切なさを優しく演じた青山吉良が素晴らしい。
柴咲コウは苦手な女優なんだけど、終始ブサイクでうまくはまっていた。
途中のダンスシーンの彼女にはちょっと魅力を感じたが。
オダギリジョーは、男の僕から見ても柴咲コウより魅力的。
上手いとは思わないけど、ちゃんと演じれる役者さんだ。
でやはりとんでもない存在感を見せ付けたのが田中泯。
この役は彼にしかできないと思わせるオーラが出てた。
でこの映画、父と娘の物語でもあるのだけれど、それを象徴する田中泯のたった一言の台詞があって、そこで思わずボロボロ泣いてしまう。
どんな状況でもね、娘に対する想いって一つに集約されるんだよな。
で帰ると、妻と娘もちょうど帰ってきたので、昼食。
煮込みうどん作る。
当たり前のように台所に立ってるってのもどうなんだろう。
夕方、知人の結婚パーティーへ。
若い新郎・新婦。
お似合いのカップル。
友人達に凄く愛され祝福されてて、とてもいいパーティー。
しかし、もはや俺は父親目線で見てるな。
いつか時が過ぎて、僕も花嫁の父になる日が来るのかな。
空回ったり、こんがらがったりして生きてる父親だけどね。
少しビールを飲みすぎたみたいだ。
家に帰って、まっさきに娘を抱きしめて頬にチュウする。
「やめてくれ〜」って逃げる娘、わかってるよ、でももうちょっとの間、君の頬にチュウしてたいんだ。
そのまま布団の中で、娘とお喋りしながら寝てしまう。
でここから、今日の話。
いや、ひたすら12時間ばかり仕事。
それでおしまい。


2005-11-29「So Far,So Close」
今日も一日、バッタバッタと仕事片付ける。
で夜、招待券をもらったので、びわ湖ホールへコンサート観にいく。
それもクラシックですよ。
なんと、珍しい。
大阪フィルハーモニー交響楽団とジャズピアニスト松永貴志の共演。
びわ湖ホールはそれはもう立派なホールで、そこでクラシック聴くってのもなかなかオモシロイ体験。
クラシックに関しては全くの門外漢。
でもこうして聴いてみると、100年以上も残ってる音楽だけあって、良いね。
繊細で大胆なオーケストラの音。
普段聴きなれてないから新鮮。
ロックにしろクラシックにしろ、音楽ってのは人間の魂から生み出されるもんなんだなぁと実感す。
心の中を覗いて、頭の中に響いたメロディーを音楽に紡いだ“人”が確かにそこにいた。
やっぱり、音楽は素晴らしいのである。


2005-11-30「昨日・今日・明日」
本格的に寒くなってきたな。
で今日もひたすらお仕事。
仕事後、久しぶりに上司、先輩と軽く飲みに。
既に9時回ってたのであくまで軽く。
で今日、聴いてた音楽は福岡史朗&BOXCOX「SUN TIGER」。
福岡史朗氏については以前、プロデューサーを勤めていた鈴木惣一郎氏が自身の日記の中で紹介していたので気にはなっていたのだが、その時は結局聴けず終いだった。
けすいけさん、moonlightdriveさんという信頼すべき耳利きさんが絶賛してたので、今回は躊躇なく購入。
1曲目「サン・タイガー」、その音像、歌声を聴いて思わず笑みがこぼれる。
やっぱり彼らは信頼できる。
このヴォーカル、凄い好き。
生活から生まれてきた音、その佇まい。
ここにあるのは音楽そのもの。
出会えて嬉しい。
ロックってなんでこんなに優しいんだろうね。
冬の街を白い息吐きながら歩く、ポケットにはいつでもロックミュージックがあんだ。
出会えて嬉しいよ。


2005年12月上旬の日記へ


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