2005年7月下旬

2005年7月下旬の話・・・
日記をブログ化して約半年。いろんな人からの反応があって、「書く」ことの意味を少し考えたり。
続けることで拡がっていく世界。


2005-07-16「どぉなっちゃってんだよ」
休前日は相変わらず夜更かし。
もう、限界ギリギリ、ギリギリガールズなとこまで起きている。
それで、もう完全に電池切れ間際のとこで就寝。
ま、3時過ぎには寝ちゃうんだけどね。
でそれでも今朝は7時半起き。
朝食は久しぶりにトースト。
薄焼き卵をはさんで食べる。
朝ドラ「ファイト」の本仮屋ユイカちゃんの健気な姿に、お父さん目線でグッときながら。
それから娘とトイザらスまで。
たまごっちの電池とぷちスーパーを買う。
娘は店頭においてあるデカたまごっちと通信。
もはやお父さんはよくわからないのであった。
昼から会社で仕事。
イベントの下準備をいろいろと地道に。
3連休なんて知らないよ。
夕方帰宅して、妻の実家で焼肉ご馳走に。
ウマし。
この前の日記で、槙原敬之と対比させた上で、岡村靖幸に共感大という旨書いた。
反響もあって、聴き直そうと昨日も聴いて、今日も通勤音楽として直枝政広や朝日美穂が参加した「岡村靖幸トリビュート」聴いてたんだが、夜ネット見ると「岡村靖幸、覚せい剤で逮捕」の報が。
なんか情報源はスポーツ紙一紙でどうも不確かなんだが、なんたる偶然。
妙に納得しちゃう自分もいるんだが・・・すっきりしない。


2005-07-17「コミック雑誌なんかいらない」
7時起床。
今日は朝からお仕事。
9時から5時半まできっちり働きましたよ。
それも屋外で汗だくになりながら、一人地道にね。
すっかり焼けてしまった・・。
明日はイベント本番。
6時起きでがんばります。
mixiで、「マンガバトン」が回ってきました。
MUSICAL BATONのマンガ版ですね。では、早速。
■あなたのコミックの所持数は?
中2の時、200冊になったのは覚えてるが、その後数えてないなぁ。実家に置いて来たりしたのも合わせて400ぐらいでしょうか
■今読んでいるコミックは?
この20年ぐらい次巻の発売を楽しみに待つ・・という感じはなくなりましたね。
25年の時を経て娘に譲り渡した「ドラえもん」を再読したりしてます。
ちなみに娘は今、鳥山明「Dr.スランプ」とさくらももこ「COJICOJI」に夢中
■最後に買ったコミックは?
吾妻ひでお「失踪日記」
■よく読む、または思い入れのあるコミックは?
-藤子F不二雄先生の短編集
 いまだにすぐ手に取れる場所に置いてます。まじに尊敬してます
-江口寿史「すすめ!パイレーツ」
 小4の時に読んであまりのオモロさにド肝を抜いた。
 以来、いまだに追い続けてる作家が江口寿史。
 もち、全作品持ってます。
-みうらじゅん「アイデン&ティティ」
 これ読んで何も感じない奴とは、口もききたくない!心の支えにしてます
-西原理恵子「ぼくんち」
 この人の凶暴な叙情性がたまらなく好き。何回読んでも感動。
-こうの史代「夕凪の街 桜の国」最近読んだ中ではダントツ。
 「原爆」という重いテーマながら、あくまで等身大で描かれる市井の人々の日常。
 ホントに一人でも多くの人に読んでもらいたい。


2005-07-18「男の滑走路」
今日はイベント。
朝6時半から夜9時半まで、屋外でみっちり働きました。
もう黒こげです。
明日はお片づけ。
おい、まだ月曜かよ!という気分ですが、でも、やるんだよ。


2005-07-19「風になりたい」
イベント最後のお仕事。
いつもより一時間早く通勤してお片づけ。
9時過ぎるとアチぃーなぁー(殿山泰司の声で)。
昼の定食、生玉子がついてて、久々に「たまごかけご飯」。
う、美味い。
夜、課の人たちと飲み。
ま、それなりに楽しく。
どーしてもこういう場だと冷静モードになっちゃうのが悪い癖だ。
不完全燃焼感は拭えないものの、それもまた良しとする。
今日は珍しく自転車通勤。
蒸し暑い空気を切り裂くように、街を駆け抜ける。
・・ってそんなカッコイイものじゃないんだろうけど、気持ちだけでもね。


2005-07-20「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」
昼、中華屋で冷し中華。
子供の頃、いや大人になってからも苦手だったんだが、この数年夏になるとふと食べたくなる。
さっぱりしておいしい。
帰り道の音楽は岡村靖幸。
そう、例の。
誰かのことを想って、気が狂いそうな夜を過ごしたり、ちょっとした言葉やしぐさに、胸の奥を焦がしてみたり。
そんな感情は、とっくの昔に(意識的に)窓の外に投げ捨てた、そう、もうすっかり忘れた。
「不気味な」色をしたイビツな月を横目に、坂道を下りながら岡村靖幸の歌を聴く。
踏み切りに捕まってる間に、ふいに「ある感情」が僕を襲う。
これは「そう、もうすっかり忘れた」つもりだった感情。
岡村靖幸のあの声が生々しく僕に思い出させる。
窓の外に投げ捨てたなんて嘘だ。
ホントは今でもここにある。
なんてね。
「カルアミルク」聴いてたら、こんなどうしようもないことを書きたくなってしまった。
音楽の前では、嘘つけないもんなんだな。


2005-07-21「ニュー・ソウル」
昼は回転寿司。
冷やしうどんと4皿で安くあげる。
にしても今日は暑い。
今日の仕事は試写会仕切り。
午後からいろいろ仕込みして夜本番。
上映中は一人受け付けで待機。
これがまた孤独なんだ。
文庫本持ってくりゃ良かったとか思いつつ、「妖怪大戦争」のフライヤー眺めて過ごす。
いやぁ、あきらかにやり過ぎてるなぁ「妖怪大戦争」。
それにしても豆腐小僧って・・・。
ま、絶対観るけどね。
なんやかんやで仕事終了。
蒸し暑い夜道を歩く。
音楽はノーナ・リーブス「THE SPHYNX」。
キラキラしたポップソングがたっぷり入った名盤。
ノーナの新曲「透明ガール」も素晴らしい。
早く買いにいこぉっと。


2005-07-22「リズム・ナイト」
昼、またもや冷やしうどん。
とにかく、冷たいうどんを食わせろ!そんな暑さなのだ。
やっと金曜。
仕事後、映画でもと思ってたのが、夜になって急に仕事が。
それも「そんなことまで、しなきゃなんねぇーのかよっ!」というような、なんつーか、もう厳しい感じの仕事でして・・。
あぁーストレスが見る見る溜まっていくよ。
いろいろあって、明日にも持ち越し。
くーっ。
でも、やるんだよ!
なんとなくモヤモヤした気分のまま、まっすぐ帰ることに。
途中のコンビニでシュークリームでも買って、気持ちを鎮めようと思ったら、売り切れてやんの。
で腹すかせて帰ったら、ご飯はあるけど、オカズ無し状況。
なんだよ、もう。
しょうがないのでおにぎり作って、じゃことネギの卵焼き、ウインナーがあったのでとりあえずボイル。
ホント、なんだよ、もう。
そういえば、今朝のめざましテレビの占いでやぎ座は最悪だったっけ。
なんだよ、悪い時だけ当たりやがる。
100人のガールフレンドに慰めてもらいたいとこだが、現実は残酷なもんだ。
でも、大丈夫。
NONA REEVESの「透明ガール」入手したから。
ポップミュージックの逆襲だ。
何もかもを突き抜けていくような音楽の力を見せてくれよ!
もしナイアガラトライアングルVol.3があるとしたら、堂島孝平氏と西寺郷太氏に参加して欲しいな。


2005-07-23「まばたきの間に」
午後から仕事。
昨日から持ち越しの。
ま、どぉーってことねぇですよ!ってことで、確かになんとかなりそうであっさり終了。
でちょうど、びわ湖ホールで「スズキコージ・ライブペインティング」をやってたので観にいく。
ロビーに設置された巨大キャンバスにスズキコージ氏が絵を描いていくってやつ。
スズキコージさんって実は知らなかったんだ。
この前、友達が絵本貸してくれたからばっちり予習済み。
大胆に見えて繊細な描きっぷり。
結局2時間ぐらい観てたんだけど、見る見るうちに絵に魂が吹き込まれていく感じ。
ちょっとびっくりしたな。
明日もあるんでまた行こう。
夕方には「ダンスピクニック」ってのが始まる。
湖岸が見渡せる大きな窓のあるエントランスでのダンスパフォーマンス。
正直、見てるほうが気恥ずかしいって感もあるんだけどね。
庭園でパフォーマンスした人は笑ったなぁ。
唄いながら階段を駆け下りてきたと思ったら、ドレスを脱ぎ捨て豹柄のビキニで、なんともいえないダンスを披露。
なんちゅーか、「ダンス甲子園時代の山本太郎」チックな、メロリンキュ〜的なダンスと言えばわかってもらえるでしょうか。
でタワーに寄って真心ブラザーズの新曲「Dear,Summer Friend」、半野喜弘「アンジェラス」、高野寛の音楽絵本「おさるのナターシャ」購入。
真心の新曲良い。
素晴らしい。
「君とキスしたら/楽勝で世界は/笑うほど変わった」この最初のワンフレーズにマジックを感じる。
夏らしいポップなメロディーだけどロックな気骨がある。
そしてそんな桜井氏の曲にのっかるYO-KINGの歌声、これがやっぱいい。
切ないんだよ、この人の声は。
だから響く。
名曲です。


2005-07-24「GONG SHOW」
深夜25時間テレビで明石家さんま、島田紳助久々の2ショット。
25年〜20年ぐらい前は、関西では定番のコンビだったものだ。
昔々、土曜日の夕方に6チャンネルで、紳助・竜介司会の「ヤング・プラザ」って番組があった。
今でいう「Hey!Hey!Hey!」みたいな音楽番組。
ゲストは結構充実してて、Boφwyをテレビで最初に見たのは確かこの番組だったな。
でその番組で司会の紳竜を中心にゲストを交えてのトークコーナーがあって、さんまやのりおなど当時の若手が交代で出てたのだが、とにかく、さんまがゲストの時が抜群におもしろかった。
紳助×さんまが喋り倒してゲストはただ笑ってるだけって状態。
これが好きでね。
なんか思い出したな。
実質、今のテレビにおいては2トップだもんね。
で「かま騒ぎ」はビデオ録画しといて寝る。
10時起床。
朝から買い物。
ジャスコの本屋で「ドラえもん プラス」2巻購入。
いや、娘の為にね。
そうめんの昼食食べて、ちょっと仕事絡みで出かける。
ま、1時間ほどで終わらせて帰宅。
「スズキ・コージライブペインティング」観に、びわ湖ホールへ。
今日は娘といっしょに。
昨日から大分進んでるなぁ。
子供の頃は絵ばかり描いてた。
模写が好きで、それこそドラえもんからウルトラマンに仮面ライダー、昆虫や動物などなどマンガや図鑑に載ってるものをかたっぱしから描いてた。
スポーツは苦手だったし、外で元気に遊ぶより、家の中で絵を描いたりねんどやブロックで遊んぶほうが好きという根っからのインドア小僧だった。
小学3年の時から近くの絵画教室に通うようになった。
なんとなく絵のほうに進みたいという夢はあった。
高校受験の時、実はちょっと美術系の高校に行きたいと思ってたんだけど、結局大学までエスカレーター式に行ける私立高校に受かったのでそのままそこに通った。
でも、やっぱりどっか引っかかってたんだろうな、高校3年になって、美術大学を受けることにした。
幸い普通の大学へは高校からの流れでいけるし、もし落ちても別にいいか、ま、試しに受けてみるかって軽い気持ちだった。
でもその一年、絵の勉強をして凄く疲れてしまった。
デッサンは得意だったんだけど、なんつーか創造力が乏しく自分の才能のなさ、センスのなさにドーンと落ち込むことばかりだった。
いつしか、もし落ちたらもう絵は完全にあきらめよう、それが答えなんだという気持ちになっていた。
で案の定、僕は美大受験失敗。
何食わぬ顔して普通の私立大学に通うことになった。
人生にifはないけど、ついつい考えてしまうのはこの頃のことだ。
もし、絵の方向へ進んでいたらって。
うん、でもやっぱり人生にifはない。
今ここにある人生もまんざらじゃない。
今でも「ドラえもん」を描くのが得意だ。
娘に「うまいなぁ」と言われるだけで十分なのかもしれない。
だいぶ、横道に逸れた。
絵が出来ていくのっておもしろいね。
なんか久しぶりに描きたくなったな。
で今日もロビーで「ダンス・ピクニック」。
全身白塗りに薄い布を身にまとった女性二人と黒服の女性が一人。
ギターの音に合わせてのダンス。
コンテンポラリーダンスって、はっきりいってわけわかりませんな。
エンターティメントとしては最低。
言いすぎか。
なんか意味ありげな感じがやなんだよね。
なんだか難しい顔しちゃってね。
横で娘、完全に引いている。


2005-07-25「サヨナラ、はらいそ」
空気が暑く、重い。
たまらんなぁ・・。
昼は久しぶりに「ザ・めしや」。
この店名を考えた人は偉いかアホかどっちかだ。
さばの煮付けをメインに青菜の煮びたし、温泉卵にしじみ汁。
価格的にはお得なのかどうなのか。
夜、彦根まで行って「ビアトレイン」の試乗会。
電車の揺れが酔いを早くするなぁ。
今日の通勤音楽は半野喜弘「アンジェラス」。
原田郁子やハナレグミ、あの細野さんまでもがヴォーカルに参加。
ヴォーカリスト・細野さんの渋くてソウルな歌声、これが最高。
細野さんが歌いまくるアルバムなんかあったら聞きまくるのに。
でこの「アンジェラス」だが、もうメロメロにメロウなアルバムで気に入った。
半野喜弘は音響系のアーティストということだが、言葉づかいが素晴らしい。
ハナレグミが唄う「夢の匂い」という曲の詞作なんて絶品。
音にこだわるのは当然。
そして「歌」である以上、言葉に気を使うべき。
だいたい「詞にこだわってます」とか「詞を聞いて欲しい」とかいうアーティストに限って、ろくな詞じゃなかったりするもんだ。
例えば矢野顕子なんか「詞なんていらない」とか言いつつ、その詞は完璧だったりするもんだ。
そういうもんだ。


2005-07-26「はらいそ」
台風が近づいている。
今日も空気が重いな。
昼はラーメン。
熱いそして暑い。
ラジオから井上陽水「リバーサイドホテル」。
この詞も絶品ですな。
「川沿いリバ〜サ〜イッ」って!
「毎日、エブリディ」みたいな「消しゴム、イレーサー」みたいなことでしょ。
この強引さ。
でもメロディーに乗ると、ちゃんとグッとくるとこが素晴らしい。
しかし今や井上陽水を思い出そうとすると、「神無月扮する井上陽水」しか浮かんでこないよ。
昨日書き忘れたのだけれど、杉浦日向子死去の報に軽くショック受ける。
まだ40代。
早すぎるよねぇ。
で今日は岡八郎死去の報。
僕が子供の頃、吉本新喜劇と言えば花紀京であり岡八郎であった。
僕等の世代なら「どこからでもかかってこんかい〜くっさ〜」の一連の流れは一度はマネしたことあるはず。
ご冥福をお祈りします。
そして今日は、中島らもの一周忌でもあるんだな。
もうすぐお盆ですねぇ。


2005-07-27「ベステンダンク」
いやはや、何気に書いてる訳ですが、読んでくれている人がいるというのは、やはり嬉しいですね。
今のところ、生きてる間は続けるつもりです。
ま、相変わらずな感じで。
さて7/23に5年ぶりの新作「ウォーターメロン砦」を発表された西村哲也さん。
元グランドファーザーズのとかいう説明は、ここ読んでくれてる人には必要ないでしょうが、とにかく素晴らしいギタリストでありヴォーカリストなのですよ。
で今日はその西村さんと色々お話させて頂く。
あまりここでは仕事の話はイロイロまずいかなと思って書かないようにしてるんだけど、今日だけはちょっと書いちゃおう。
私、2年ほど前に転職して地元の某FMラジオ局で営業として働いてるんですよ。
もう20年とか音楽ファンで、音楽聴き続けてきて、なんか「大好きな音楽を伝えたい」って気持ちが止められないんですね。
こうしてHPなんかやってるのも、そこに突き動かされてる訳です。
僕は「音楽こそが希望だ」って今でも信じてるから。
でも実際なんの力も僕にはないし、現実ってのは厳しかったりする。
「売れてる」ことが全ての尺度だったり、また「売れる」ってことは「音楽の力」以外の要素があまりに多いのが現状で、音楽ファンとしてやりきれない時も多い。
でも、でも音楽という希望を伝えたいって想いを捨てきれないんです。
甘っちょろい話だってことも判ってる。
そんな想い、巨大な経済の前では、取るに足らないものだってことも判ってる。
でもやっぱり捨てきれないんだよ。
もう、どうしようもなくね。
で、なんでこんな話になったかっていうと、今日うちの局に西村さんにゲストとして来て頂いた訳です。
数ヶ月前にライブ会場でお話させてもらって、サンプル盤頂戴して聴いてみると、やっぱりいいんですよ。
なんとか紹介したい、と思って、まぁ僕は営業なのでそんな立場でもないんですが、仲良くしてもらってるディレクターさんとかに聴いてもらったりして。
それで今日、それが形になったんです。
新作「ウォーターメロン砦」から2曲流れました。
西村さんの声が流れ、ライブの情報なんかが告知されました。
小さなことです。
こんな曲知らないってダイヤル変えてる人もいるかもしれない。
でも、どこかで誰かが、かって僕がラジオから流れてきた音楽と出会って胸ときめかせたみたいに、西村さんの音楽と出会ってくれたなら、これ以上の喜びはない。
単なる公私混同だって怒られちゃうかな。
でも、嬉しかったんですよ、今日は。
でまぁ西村さん若干緊張気味でしたが、人柄が伝わるいい感じの放送で良かったなぁ。
その後、駅までお送りする間、子供話など(ちょうど子供同士が同学年だった)して。
いやぁ、グランドファーザーズ追っかけてた学生時代の自分に、自慢したい。
そんな気分。
自分はなんでこうして文章かいてるのかなって思う。
自己顕示欲?マスターベーション?確かにそうなのかもしれない。
でも、ちょっと大袈裟に言っちゃうと、これは「遺書」なんだ。
子供達の子供達の子供達へ。
ホント、大袈裟ですが。


2005-07-28「ウレシイノモト」
大体、夜寝る前に文章を書く。
部屋にこもってモニターに向かって。
そうして書いてるうちになんだか熱くなって、ついつい書きすぎる。
後から読むとなんだか恥ずかしいことを書いてたり、そりゃいくらなんでも書きすぎだろ、会社人として!とか、まずいでしょ、妻子持ちとして!とかってこともある。
でも、まぁ嘘はないからいいか・・と思い直したり。
昨日の日記はなんだか、ちょっと恥ずかしいんだけど。
しかし、今日も暑かったなぁ。
営業車クーラーがんがんにかけててもちっとも効かないや。
夜、紀伊国屋に寄ってしばし立ち読み。
タワーレコード特集の「TITLE」誌、結局買うことにする。
で今日もこうして寝る前にモニターに向かう。
いろんな人のブログを観て廻る。
これが楽しい。
どうしてこんなに楽しいのかなと考える。
そう今日、友達と話しててふと思った。
大好きな人が、大好きなコトやモノについて嬉々として喋ってる、その声や、そこから放たれるオーラに触れる時、とても嬉しく幸せな気分になる。
僕はそんな瞬間が大好きだ。
だから大好きな人たちが大好きな音楽なんかについて、嬉々として書いてる文章を読むと、こっちまで嬉しくなる。
実際、音楽誌に載ってる、おざなりな音楽評なんかより全然信用できるしね。
で「大好きな人たちが、大好きなコトやモノについて嬉々として喋ってる」って状況を守りたいって思う。
今日もまた大袈裟に言うと、僕が戦争に反対するのはそういうことだ。
僕は「親戚のおばちゃんみたい」と評されるような男だが、自分の中に「男の子」がいるとしたら、そこの部分だ。


2005-07-29「COME LIVE WITH ME ANGEL」
蝉の鳴き声で起こされる。
うるせーよ!と思いつつ、無かったら無かったでさびしいんだろうな。
昼、天下一品のこってりラーメン食べながら先輩と映画話。
「タッチ」の試写に行ってきたというんで「どうでしたか?」と問う。
「映画としては20点。でも、長澤まさみちゃんは100点!」とのこと。
妙に納得。
「タッチ」はもち中学時代、リアルタイムで読んでたしね。
もう、胸をキュンキュンさせてましたよ。
ま、その後「南ちゃんみたいな女の子はいない・・」という結論に達するんだけどね。
その「タッチ」を映画化するなんて、明らかに無茶だけど、犬童一心監督が「監督を引き受けたのは、南役が長澤まさみだから・・」と語ったという話を聞いて、わかってらっしゃると思ったね。
で仕事後、試写会に行く。
阪本順治監督「亡国のイージス」。
普通なら観ないとこだけど阪本監督ならどうにかするだろうと思って。
ま、中途半端な部分もあるんだけど、骨太な映画。
真田広之、佐藤浩一、寺尾聡、中井貴一、などなどまさに男祭り。
みんな揃って眉間に皺を寄せてましたよ。
でその中で敵役を演じる、ミスター横分け・中井貴一がなかなか良い。
だてにミキプルーン飲んでないな・・と思わせる演技。
あとは安藤政信の男前度が高かったな。
今日の通勤音楽はなぜかソウルミュージックが聴きたくなってMARVIN GAYE「I WANT YOU」。
一言で言えば「エロ」、二言で言えば「エロエロ」なまさにスィートソウルミュージック。
チキチキと刻まれるリズム、ギターがチャカポコチャカポコ鳴ってるとこに、もうメロウにも程があるストリングス。
そしてマーヴィン・ゲイの歌声に男も濡れるね。
R18指定間違いなし、鶴光も裸足で逃げ出すセクハラサウンド(なんだ、それ)。
僕ももう「おい、そこの中年!」と呼ばれれば振りかえるしかない年齢な訳ですよ。
やっぱ、いつまでも「永遠の中学二年」ってのもまずいので男のフェロモンを得とくしていきたい。
「亡国のイージス」しかり、マーヴィン・ゲイしかり、あんな風に「男汁」ほとばしらせて、もう婦女子メロメロみたいな感じに。
なんなら「ちょいモテ親父」を目指していきたい。
意味無く胸はだけてみたり、とりあえず眉間に皺寄せてみたりしてね。
「長澤まさみちゃん、かわいーなー」とか言いながらシュークリームとか食べてる場合じゃないね。


2005-07-30「夏なんです」
蝉に起され8時起床。
妻と娘は出かけていったので、一人でTSUTAYAへ。
車中、細野さんの歌声聴きたくて「HOSONO BOX」のDISC1・HARRY SINGING聴きながら。
71年作「ありがとう」(小坂忠への提供曲)の時点で既に完成されてるもんなぁ。
この詞もまた素晴らしいのだ。
単純でありふれた言葉、広がっていくイメージ。
シニカルな視線の先に、穏やかな人間愛。
いいねぇ。
でいつもは覗くだけのTSUTAYAだが、1000円で5枚レンタルできるとかでひっさびさに借りる。
aiko、スガシカオ、エゴ・ラッピン、キリンジ、覚和歌子とメジャー処中心に。
ついでに本屋で向田和子「向田邦子の恋文」購入。
昼はそば湯がいて、ざるそば。
あちぃーなぁーとか言いつつビデオチェックしてたらそのままウトウト。
昼寝で寝汗。
それから、帰ってきた娘とパルコ覗きに行ったり、フィギュア屋で「ぷちスーパー」物色したり。
夜は、近所の商店街の夜市へ。
ビール片手にウロウロ。
夏でんなぁ。


2005-07-31「まっぴらロック」
6時50分起床。
今日は娘のリクエストもあって、大阪城公園でやってる毎日放送のイベント「オーサカキング」へ行く。
朝一で「吉本スーパーサーカス新喜劇」観る。
前半40分ほどがサーカスで、後半がサーカスを舞台にし、途中でサーカスを交えた吉本新喜劇という内容。
間近で観る池乃めだか師匠は本当に小さかったなぁ。
土曜の「吉本新喜劇」「バク天」を楽しみにしてる娘は「ハードゲイ住谷」に大喜び。
しかし「ハードゲイって何?」と子供に聞かれて困ってるお父さん、お母さんも多いだろうな。
マイク水野を例に具体的に説明するわけにもいかないし。
でも子供心に「なんとなく聞かないほうがいい感じのことなんだろうな」とうちの娘はあえて聞いてこないが。
ま、住谷が出てきて眉をしかめるどころか、いっしょになって大笑いしてるような親だし。
基本お笑い番組しか我が家のテレビからは流れてないもんね。
それにしてもサーカス小屋ってのはいかにも異空間って感じで面白い。
十分堪能。
でサーカス小屋から出ると雨。
溢れる人、降りしきる雨でもうたまらない状態に。
ま、「オーサカキング」ってのも何があるってわけでもないんだ。
しょぼいアトラクションと屋台がいっぱいってだけで、雨とかなると最悪。
屋台の列に並びながらイライラ度120%。
でもまぁお父さんとしてはそこは堪えるしかないのである。
で夕方やっと帰宅。
さすがにへとへとです。


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今あなたがご覧になっているHPは「OFF! 音楽と笑いの日々」です。
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